FANUC 0i MODEL-Fにおける、送り速度関係のパラメータ一覧です。
下記の表からパラメータシンボルを選ぶと、対象のパラメータ説明へジャンプします。
パラメータNo. | #7 | #6 | #5 | #4 | #3 | #2 | #1 | #0 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1401 | RDR | TDR | RF0 | JZR | LRP | RPD | ||
1402 | JRV | OV2 | JOV | NPC | ||||
1403 | RTV | HTG | ROC | |||||
1404 | FC0 | FM3 | DLF | |||||
1405 | EDR | HFR | PCL | FR3 | ||||
1406 | F1O | EX3 | EX2 | |||||
1408 | IRCx | RFDx | ||||||
1490 | PGF | LMV |
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1410 | ドライラン速度 |
1411 | 切削送り速度 |
1414 | 逆行時の切削送り速度 |
1415 | 手動直線・円弧補間連続送りにおけるオーバライド100%時の手動同期送り速度 |
1420 | 各軸の早送り速度 |
1421 | 軸ごとの早送りオーバライドのF0速度 |
1423 | 軸ごとのジョグ送り速度 |
1424 | 軸ごとの手動早送り速度 |
1425 | 軸ごとの手動レファレンス点復帰のFL速度 |
1426 | 切削送り時の外部減速速度 |
1427 | 軸ごとの早送り時の外部減速速度 |
1428 | 各軸のレファレンス点復帰速度 |
1430 | 軸ごとの最大切削送り速度 |
1432 | 補間前加減速モード中の軸ごとの最大切削送り速度 |
1434 | 軸ごとの手動ハンドル送りの最大送り速度 |
1440 | 切削送り時の外部減速速度 設定2 |
1441 | 軸ごとの早送り時の外部減速速度 設定2 |
1442 | 軸ごとの手動ハンドル送りの最大送り速度 設定2 |
1443 | 切削送り時の外部減速速度 設定3 |
1444 | 軸ごとの早送り時の外部減速速度 設定3 |
1445 | 軸ごとの手動ハンドル送りの最大送り速度 設定3 |
1450 | F1桁送りの手動パルス発生器ひとメモリあたりの送り速度の変化量 |
1451~1459 | F1の送り速度~F9の送り速度 |
1460 | F1 ~ F4の送り速度上限値 |
1461 | F5 ~ F9の送り速度上限値 |
1465 | 回転軸の仮想円上速度指令における仮想円の半径 |
1466 | ねじ切りサイクルG92、G76、G76.7の逃げ動作時の送り速度 |
1495 | トーチ旋回速度 |
パラメータNo.1401
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
電源投入後レファレンス点復帰完了までの間、手動早送りを
├ 0:つかわずにジョグ送りとする
└ 1:利用する
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
位置決め(G00)は
├ 0:非直線補間形位置決め(各軸独立に早送りで移動)
└ 1:直線補間形位置決め(工具通路は直線)
注意
3次元座標変換を使用するときは1を設定してください。
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
ジョグ送り速度により手動レファレンス点復帰を
├ 0:つかわない
└ 1:利用する
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
早送りのとき、切削送り速度オーバライドが0%になると停止
├ 0:しない
└ 1:する
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
ねじ切りおよびタッピング中(タッピングサイクル G74,G84、リジッドタップ)にドライランを
├ 0:設定できるようにする
└ 1:つかわない
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
早送り指令に対してドライランを
├ 0:つかわない
└ 1:設定できます
パラメータNo.1402
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
電源投入後ポジションコーダレス毎回転送り(毎回転送りモード(G95)で毎回転送りFを、毎分送りFに変換
する機能)を
├ 0:つかわない
└ 1:利用する
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
ジョグオーバライドを
├ 0:利用する
└ 1:つかわない ※常時オーバライド100%
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
第2送り速度オーバライドを指定するPMC信号は
├ 0:*AFV0~*AFV7(1%きざみ)
└ 1:*APF00~*APF15(0.01%きざみ)
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
ジョグ送りおよびインクレメンタル送りは
├ 0:毎分送り
└ 1:毎回転送り
注意
- パラメータ(No.1423)に送り速度を設定してください
- マシニングセンタ系の場合は、ネジ切り/同期送りのオプションをインストールしてください
パラメータNo.1403
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
ねじ切りサイクルG92(T系),G76(T系),G76.7(M系)において、ねじの切上げ後の逃げ動作に早送りオーバライドを
├ 0:利用する
└ 1:つかわない ※常時オーバライド100%
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
ヘリカル補間の速度指令は
├ 0:円弧の接線速度で指定
└ 1:直線軸も含めた接線速度で指定
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
ねじ切りサイクルリトラクト中に早送りオーバライドを
├ 0:設定できます
└ 1:つかわない
パラメータNo.1404
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
レファレンス点確立後の手動レファレンス点復帰における速度は
├ 0:早送り速度(パラメータ(No.1420))
└ 1:手動早送り速度(パラメータ(No.1424))
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
毎分送り時の小数点無しF指令の設定単位は
├ 0:1 mm/min(インチ入力時は0.01 inch/min)
└ 1:0.001 mm/min(インチ入力時は0.00001 inch/min)
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
自動運転において、送り速度の指令(F指令)が0の切削送りのブロック(G01,G02,G03など)が指令された時
├ 0:アラーム(PS0011)『切削送り速度の指定がありません』を発生させる
└ 1:送り速度0でそのブロックを実行する ※アラーム無効
注意
- インバースタイム送り(G93)モード中はアラーム(PS1202)『G93にF指令がない』が発生します
- パラメータを1から0にする場合は、パラメータCLR(No.3402#6)が 1の時、リセットしします
CLRが0の時は、電源を再投入してください
パラメータNo.1405
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
毎回転送り時の小数点無しF指令の設定単位は
├ 0:0.01mm/rev(インチ入力時は0.0001inch/rev)
└ 1:0.001mm/rev(インチ入力時は0.00001inch/rev)
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
ポジションコーダレス周速一定制御機能を
├ 0:つかわない
└ 1:利用する
注意
- 周速一定制御のオプションをインストールしてください
- PMCによる主軸出力制御には無効です
- 1に設定した場合、PMCによる主軸出力制御で毎回転送りは使用できません
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
早送りでの速度指令は
├ 0:パラメータ設定値に従う
└ 1:ハンドル同期送り機能により手動ハンドルの回転に同期させる
注意
ハンドル同期送り機能を有効にしてください
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
直線補間形位置決め時の外部減速速度は
├ 0:切削送り時の外部減速速度を使用する
└ 1:第1系統・第1軸目の早送り時の外部減速速度の第1軸目を使用する
参考
EDRが0のとき-パラメータ(No.1426)を外部減速1の外部減速速度とする
EDRが1のとき-パラメータ(No.1427)における第1軸目の外部減速1を外部減速速度とする
パラメータNo.1406
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
外部減速機能設定2を
├ 0:つかわない
└ 1:利用する
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
外部減速機能設定3を
├ 0:つかわない
└ 1:利用する
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット系統形
F1桁送り(F1~F9)の切削送り速度に対して、送り速度オーバライド、第2送り速度オーバライド、オーバライドキャンセルを
├ 0:つかわない
└ 1:利用する
注意
F0の送り速度に対しては、常に早送りオーバライドが有効です
パラメータNo.1408
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット軸形
回転軸の送り速度制御は
├ 0:従来方式
└ 1:回転軸の仮想円上速度指令方式
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ ビット軸形
切削送りの最大速度パラメータ(No.1430/No.1432)の設定単位を
├ 0:10倍としません
└ 1:10倍にする
注意
下記の機能による動作を有効とする場合に、本パラメータを設定してください。
- サーボモータによる主軸制御を行う回転軸
- ポリゴン加工機能の工具回転軸
設定単位を10倍としたとき、1000(1/min)(=360000(deg/min))の回転速度を有効にするならパラメータ(No.1430/No.1432)へ36000.0を設定します
パラメータNo.1410
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1410 | ドライラン速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
ジョグ送り速度指定ダイヤルの 100%の位置のドライラン速度を設定します
データ単位は基準軸の設定単位に従い、0に設定した場合はアラーム(PS5009)『送り速度’0′(ドライラン)』が発生します
パラメータNo.1411
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(入力単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
加工中に切削送り速度の変更が不要な機械向けに、切削送り速度をパラメータから指定できます
これによリNC指令データ中で切削送り速度(Fコード)の指令が不要です
パラメータNo.1414
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
逆行時の切削送り速度を設定します
0のときプログラムで指令された送り速度で逆行します
パラメータNo.1415
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1415 | 手動直線・円弧補間連続送りにおけるオーバライド100%時の手動同期送り速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
注意
パラメータ JRV(No.1402#4)=1(手動毎回転送りが有効)の場合に有効です
手動毎回転送りが無効のとき、手動直線・円弧補間連続送り速度はドライラン速度(パラメータ(No.1410))に従います
マシンニングセンタ系では、ネジ切り/同期送りのオプション指定がない場合にパラメータJRV(No.1402#4)=1と設定しても、手動直線・円弧補間連続送り速度はドライラン速度(パラメータ(No.1410))(毎分送り)を優先します
パラメータNo.1420
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1420 | 各軸の早送り速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
早送りオーバライドが 100%の時の早送り速度を軸ごとに設定します
パラメータNo.1421
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1421 | 軸ごとの早送りオーバライドのF0速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
早送りオーバライドの F0速度を軸ごとに設定します
パラメータNo.1423
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1423 | 軸ごとのジョグ送り速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
- パラメータJRV(No.1402#4)=0(毎分送り)の場合、手動送り速度オーバライドが100%の時のジョグ送り速度(毎分当りの送り量)を軸ごとに設定します
- パラメータJRV(No.1402#4)=1(毎回転送り)の場合、手動送り速度オーバライドが100%の時のジョグ送り速度(主軸 1回転当りの送り量)を軸ごとに設定します
注意
軸ごとの手動早送り速度(パラメータ(No.1424))でクランプされます
パラメータNo.1424
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1424 | 軸ごとの手動早送り速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
- パラメータJRV(No.1402#4)=0(毎分送り)の場合、手動送り速度オーバライドが100%の時のジョグ送り速度(毎分当りの送り量)を軸ごとに設定します
- パラメータJRV(No.1402#4)=1(毎回転送り)の場合、手動送り速度オーバライドが100%の時のジョグ送り速度(主軸 1回転当りの送り量)を軸ごとに設定します
注意
- 設定値が0の場合、パラメータ(No.1420)(各軸の早送り速度)と同じとみなします
- 手動早送りが選択されている時(パラメータRPD(No.1401#0=1))、パラメータJRV(No.1402#4)に関わらず本パラメータで設定された速度により動作します
パラメータNo.1425
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1425 | 軸ごとの手動レファレンス点復帰のFL速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
レファレンス点復帰時の減速後の送り速度(FL速度)を軸ごとに設定する
パラメータNo.1426
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1426 | 切削送り時の外部減速速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
切削送りまたは直線補間形位置決め(G00)時の外部減速速度を設定する
パラメータNo.1427
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1427 | 軸ごとの早送り時の外部減速速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
早送り時の外部減速速度を軸ごとに設定する
パラメータNo.1428
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1428 | 各軸のレファレンス点復帰速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
減速ドグを用いたレファレンス点復帰の場合、あるいはレファレンス点が確立していない状態でのレファレンス点復帰の場合の早送り速度を設定する
レファレンス点確立前の自動運転の早送り指令(G00)のときに送り速度として使用される
注意
- この速度に対しては、設定値を100%として早送りオーバライド(F0,25,50,100%)が働きます
- レファレンス点復帰が完了し、機械の座標系が確立された以後の自動復帰速度は、通常の早送り速度に従います
- レファレンス点復帰で機械の座標系が確立される以前の手動による早送り速度は、パラメータ RPD(No.1401#0)でジョグ送り速度か手動早送り速度を選択できます
座標系確立以前 | 座標系確立以後 | |
---|---|---|
自動レファレンス点復帰(G28) | No.1428 | No.1420 |
自動早送り(G00) | No.1428 | No.1420 |
手動レファレンス点復帰 *1 | No.1428 | No.1428 *3 |
手動早送り | No.1423 *2 | No.1424 |
- パラメータ(No.1428)の設定値が0の場合、それぞれの速度は以下のパラメータです
座標系確立以前 | 座標系確立以後 | |
---|---|---|
自動レファレンス点復帰(G28) | No.1420 | No.1420 |
自動早送り(G00) | No.1420 | No.1420 |
手動レファレンス点復帰 *1 | No.1424 | No.1424 *3 |
手動早送り | No.1423 *2 | No.1424 |
- 1420:早送り速度
- 1423:ジョグ送り速度
- 1424:手動早送り速度
*1 :パラメータ JZR(No.1401#2)により、手動レファレンス点復帰時の速度を常にジョグ送り速度にできます
*2 :パラメータ RPD(No.1401#0)が 1の場合、パラメータ(No.1424)の設定値を参照します
*3 :ドグ無しレファレンス点復帰、またはレファレンス点が確立した後の手動レファレンス点復帰を減速ドグに無関係に早送りで行う場合は、これらの機能による手動レファレンス点復帰速度になります(パラメータ DLF(No.1404#1)に従う)
パラメータNo.1430
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1430 | 軸ごとの最大切削送り速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
最大切削送り速度を軸ごとに設定する
パラメータNo.1432
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1432 | 補間前加減速モード中の軸ごとの最大切削送り速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
AI輪郭制御など補間前加減速モード中の最大切削送り速度を軸ごとに設定する
0の場合、または補間前加減速モード中でない場合には、パラメータ(No.1430)に設定されているクランプが有効です
パラメータNo.1434
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1434 | 軸ごとの手動ハンドル送りの最大送り速度 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数軸形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
手動ハンドル送り速度切換え信号HNDLF<Gn023.3>=”1”のとき、手動ハンドル送りの最大送り速度を軸ごとに設定する
パラメータNo.1440
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1440 | 切削送り時の外部減速速度 設定2 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
切削送りまたは直線補間形位置決め(G00)時の外部減速速度2を設定する
パラメータNo.1441
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1441 | 軸ごとの早送り時の外部減速速度 設定2 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
早送り時の外部減速速度2を軸ごとに設定します
パラメータNo.1442
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1442 | 軸ごとの手動ハンドル送りの最大送り速度 設定2 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
手動ハンドル送りの最大送り速度2を軸ごとに設定します
パラメータNo.1443
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1443 | 切削送り時の外部減速速度 設定3 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
切削送りまたは直線補間形位置決め(G00)時の外部減速速度3を設定する
パラメータNo.1444
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1444 | 軸ごとの早送り時の外部減速速度 設定3 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
早送り時の外部減速速度3を軸ごとに設定する
パラメータNo.1445
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1445 | 軸ごとの手動ハンドル送りの最大送り速度 設定3 |
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ 実数系統形 - データ単位
└ mm/min、inch/min(機械単位) - データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う - データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
手動ハンドル送りの最大送り速度3を軸ごとに設定する
パラメータNo.1450
- 入力区分
└ パラメータ入力 - データ形式
└ バイト系統形 - データ範囲
└ 1~ 127
F1桁送りのとき、手動パルス発生器をひと目盛り回転したときの送り速度の変化量を決める定数を設定する
上式のn、すなわち手動パルス発生器を何回転させたときに送り速度をFmax i にするか設定する
上式中のFmax iはF1桁指令の送り速度の上限値で、パラメータ(No.1460, No.1461)で変更します
Fmax1 : F1~F4の送り速度の上限値(パラメータ(No.1460))
Fmax2 : F5~F9の送り速度の上限値(パラメータ(No.1461))
パラメータNo.1451~No.1459
入力区分
└ パラメータ入力
データ形式
└ 実数系統形
データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位)
データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う
データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
F1桁指令のF1~F9に対する送り速度を設定します
F1桁指令の時、手動パルス発生器を回して送り速度を変化させると、このパラメータの値も変化します
パラメータNo.1460、No.1461
入力区分
└ パラメータ入力
データ形式
└ 実数系統形
データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位)
データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う
データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
F1桁指令の送り速度の上限値を設定します
手動パルス発生器により速度を増加させると、F1~F4のF1桁指令である場合はパラメータ(No.1460)の上限値、F5~F9のF1桁指令である場合はパラメータ(No.1461)の上限値で送り速度がクランプされます
パラメータNo.1465
パラメータNo. | 詳細 |
---|---|
1465 | 回転軸の仮想円上速度指令における仮想円の半径 |
入力区分
└ パラメータ入力
データ形式
└ 実数軸形
データ単位
└ mm/min、inch/min(入力単位)
データ最小単位
└ 該当軸の設定単位に従う
データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(B)参照
回転軸の仮想円上速度指令方式における仮想円の半径を設定します
0を設定した場合、その回転軸は速度計算から除外されます
入力単位がインチ入力のときは、インチで入力してください
ただしデータの表示はミリに変換されます
パラメータNo.1466
入力区分
└ パラメータ入力
データ形式
└ 実数軸形
データ単位
└ mm/min、inch/min(入力単位)
データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う
データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
ねじの切上げ後に逃げ動作をおこなう、ねじ切りサイクルG92,G76,G76.7における逃げ動作送り速度を設定します
パラメータNo.1490
- データ形式
└ ビット系統形
回主軸速度変更時、Z軸のねじ切り開始位置の補正量は
├ 0:主軸の分解能での単位(リード/4096)
└ 1:Z 軸の最小移動単位
- データ形式
└ ビット系統形
高速プログラムチェックモード中の円弧補間の指令速度は
├ 0:ドライラン速度 ※手動送り速度オーバライド信号*JV0 .. *JV15が有効
└ 1:CNCの最高指令速度
注意
1のとき円弧補間の速度クランプおよびオーバライド、ドライランは無効です
ストロークリミット付近の移動指令があった場合、ストロークリミットチェックに失敗することがあります
パラメータNo.1495
入力区分
└ パラメータ入力
データ形式
└ 実数系統形
データ単位
└ mm/min、inch/min、度/min(機械単位)
データ最小単位
└ 基準軸の設定単位に従う
データ範囲
└ 標準パラメータ設定表(C)参照 ※IS-Bの場合0.0~+999000.0
トーチ制御軸の旋回速度を設定します
参考資料
FANUC Series 0i-MODEL F パラメータ説明書 B-64610JA/01
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