CNCに関する次のアラームを扱います。
- プログラム操作に関するアラーム(PSアラーム)
- バックグラウンド編集に関するアラーム(BGアラーム)
- 通信関係のアラーム(SRアラーム)
アラーム番号は共通の番号です。
アラームの状態により、アラーム番号の先頭にPS,BG,SRが付与されます。
アラーム一覧表 PS,BG,SR 0001~0099
アラーム番号0001~0009
番号 | メッセージ | 内容 |
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0001 | THパリティアラーム | 入力機器からの読み込みでTHエラーを検出しました。 THエラーを起こした読み込みコードとブロックから何文字目であったかは、診断画面から確認できます。 |
0002 | TVパリティアラーム | 1ブロック目のTVチェックにてエラーを検出しました。 TVチェックはパラメータTVC(No.0000#0)=0で無効に変更可能。 |
0003 | データが許容範囲を 超えました | NC指令のワードの許容桁数よりも多く指令されています。 この許容量は機能とアドレスによって異なります。 |
0004 | ブロックの先頭に アドレスがありません | NC文のアドレス+数値のワード形式でないものがあります。 またはカスタムマクロにおいて予約語にないもの、あるいは構文に当てはまらない場合にもこのアラームとなります。 |
0005 | アドレスの後に データがありません | NC文のアドレス+数値のワード形式でないものがあります。 またはカスタムマクロにおいて予約語にないもの、あるいは構文に当てはまらない場合にもこのアラームとなります。 |
0006 | 符号入力に誤りが あります | NC指令のワード、システム変数にマイナス符号を指令しています。 |
0007 | 小数点入力に誤りが あります | 小数点が許されないアドレスに小数点を指令しています。 また、小数点が2個以上指令されています。 |
0009 | アドレス入力に誤りがあります | NC文中に指令できないアドレスが指定されています。 またはパラメータNo.1020が設定されていません。 |
アラーム番号0010~0019
番号 | メッセージ | 内容 |
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0010 | 使用できないGコードを指令しました | 使用できないGコードが指令されています。 |
0011 | 切削送り速度の指定がありません | 切削送り速度の指令Fコードが0になっています。 |
0015 | 同時制御軸数を超えました | 同時制御可能な軸数よりも多い移動軸指令を行いました。 同時制御軸拡張のオプションを付加するか、プログラム指令の移動軸を2ブロックに分割してください |
アラーム番号0020~0029
番号 | メッセージ | 内容 |
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0020 | 円弧半径差過大 | 始点側と終点側での半径値の差がパラメータNo.3410の設定値よりも大きい円弧半径指令がされました。 プログラムの円弧中心指令I,J,Kをチェックしてください。 パラメータNo.3410の値を大きくした場合の移動通路は、螺旋形状になります。 |
0021 | 平面指定以外の軸指令はできません | 平面選択G17~G19に誤りがあります。 同じ基本3軸の平行軸を同時に指令していないかプログラムを見直してください。 円弧補間などの場合は平面選択以外の軸指令が含まれていると、このアラームになります。 3軸以上の指令を可能とするにはそれぞれに対応するヘリカル補完オプションが必要です。 |
0022 | 円弧半径の指定がありません | 円弧補間において、円弧の半径R、または始点から中心までの距離I,J,Kが指定されていません。 |
0025 | G02/G03でF0は指令できません | 円弧補間モード(G02,G03)でF0(F1桁送りまたはインバース送りの早送り)が指令されました |
0028 | 平面選択指令に誤りがあります | 平面選択G17~G19に誤りがあります。 同じ基本3軸の平行軸を同時に指令していないかプログラムを見直してください。 円弧補間などの場合は平面選択以外の軸指令が含まれていると、このアラームになります。 3軸以上の指令を可能とするにはそれぞれに対応するヘリカル補完オプションが必要です。 |
0029 | オフセット量の値が範囲外です | オフセット番号が正しくありません。 |
アラーム番号0031~0039
番号 | メッセージ | 内容 |
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0030 | オフセット番号が範囲外です | 指令できないオフセット番号を指令しています。 |
0031 | G10でPの指令に誤りがあります | G10のL番号で該当のデータ入力または対応するオプションがありません。 データ設定アドレスP,Rなどの指令がありません。 データ設定と関係のないアドレス指定がされました。 L番号によりどのアドレスを指令するかそれぞれで異なります。 指令アドレスの値の符号,小数点,範囲について誤りがあります。 |
0032 | G10でオフセット量が範囲外です | オフセット量プログラム入力(G10)、またはシステム変数によるオフセット量の書き込みにおいて、オフセット量の指定が大きすぎます。 |
0033 | 工具形・刃先R補正で交点が求まりません | 工具径・刃先R補正の交点計算で交点が求まりません。 プログラムを修正してください。 |
0034 | G02/G03中にスタート/キャンセルをしました | 工具径・刃先R補正において、G02/G03モード中にスタートアップ、またはキャンセルを行おうとしています。 プログラムを修正してください。 |
0035 | G31は指令できません | ・G31が指令できない状態です。グループ07のGコード(工具径・刃先R補正など)が、キャンセルでないときこのアラームが発生します。
・トルクリミットスキップ指令(G31P98/P99)でトルクリミット指令がされていません。 |
0037 | 補正平面の切り換えはできません | 工具径・刃先R補正中に補正平面G17/G18/G19が切り換えられました。 プログラムを修正してください。 |
0038 | 円弧で切り込み過ぎを生じます | 工具径・刃先R補正において、円弧の始点または終点と中心が一致しているため切り込み過ぎを生じる可能性があります。 プログラムを修正してください。 |
アラーム番号0041~0049
番号 | メッセージ | 内容 |
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0041 | 工具径・刃先R補正で切り込み過ぎが発生 | 工具径・刃先R補正において、切り込み過ぎを生じる恐れがあります。 プログラムを修正してください。 |
0042 | 工具位置補正は指定できません | 工具径補正モード、または3次元工具補正モード中に工具位置補正(G45~G48)が指定されました。 プログラムを修正してください。 |
0043 | Tコードの指定に誤りがあります | DRILL-MATE ATC付きのシステムでTコードと同一ブロックにM06が指令されていません。 または、Tコードが範囲外です。 |
0046 | 第2,3,4レファレンス点復帰指令に誤り | 第2,3,4レファレンス点復帰指令に誤りがあります。 (アドレスP指定に間違いがあります) 第3,4レファレンス点復帰指令オプションが設定されていない状態で、アドレスPに3,4を指令しました。 |
アラーム番号0060~0069
番号 | メッセージ | 内容 |
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0060 | シーケンス番号が見つかりません | [外部データ入出力] プログラム番号、シーケンス番号サーチで指定された番号がありません。 工具データのポット番号・オフセット量入出力要求があったが、電源投入語一度も工具番号入力が行われていません。 入力された工具番号に対応する工具データがありません。 [外部ワーク番号サーチ] 指定したワーク番号に対応するプログラムがみつかりません。 [プログラム再開] プログラム再開シーケンス番号指定について、指定されたシーケンス番号がみつかりません。 再開するブロックを再度確認してください。 |
アラーム番号0070~0079
番号 | メッセージ | 内容 |
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0070 | メモリの記憶容量が足りません | メモリの記憶領域が足りません。不要なプログラムを削除し、再度登録してください。 |
0071 | サーチするデータが見つかりません。 | ・サーチするアドレスデータが見つかりません。 ・プログラム番号サーチについて、指定されたプログラム番号がみつかりません。 ・プログラム再開ブロック番号指定において、指定されたブロック番号がみつかりません。 上記3点に対してサーチするデータを再度確認してください。 |
0072 | プログラム本数がオーバしました | 登録したプログラムの数が63個(ベーシック)または、125個、200個、400個、1000個(オプション)を超えました。 不要なプログラムを削除して再度登録してください。 |
0073 | 選択されているプログラム番号です | すでに登録されているプログラム番号と同じプログラム番号を登録しようとしています。 プログラム番号を変更するか、不要なプログラム番号を削除して、再度登録をしてください。 |
0074 | プログラム番号が範囲外です | プログラム番号が1~9999以外になっています。 プログラム番号を修正してください。 |
0075 | プロテクトがかかっています | プロテクトのかかっている番号のプログラムを登録しようとしました。 プログラムの照合において、暗号化されたプログラムのパスワードが異なります。 バックグラウンド編集中のプログラムをメインプログラムに選択しようとしました。 バックグラウンド編集中のプログラムを、サププログラム呼び出ししようとしました。 |
0076 | アドレスPが設定されていません | サブプログラム呼出し/マクロ呼出し/図形コピーに指定されたプログラムがありません。 M98,G65,G66,G66.1,割込形カスタムマクロのP指定以外でもM/G/T/Sコード,第2補助機能コードでもプログラムが呼出されます。 これらの呼び出しでプログラムがない場合もこのアラームが発生します。 |
0077 | サブプログラム呼び出しのエラーです | サブプログラム呼出しとカスタムマクロ呼出しの合計の多重度が最大を超えました。 外部メモリ・サブプログラム呼出し中に更にまたサププログラム呼出しが指令されました。 |
0078 | 指定された番号が見つかりません | シーケンス番号サーチにおいて指定されたシーケンス番号が見つかりません。 GOTO–,M99P–で指定されたジャンプ先のシーケンス番号が見つかりません。 |
0079 | メモリとプログラムが一致しません | 読み込もうとしたプログラムとメモリ内のプログラム照合がとれません。 パラメータNPE(No.3201#6)=1に設定している場合は、複数プログラムの連続照合はできません。 パラメータNPE(No.3201#6)=0に変更してから照合を行ってください。 |
アラーム番号0080~0089
番号 | メッセージ | 内容 |
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0080 | 測定位置到達信号がONしません | ・マシニングセンタ系の場合 工具長自動測定機能(G37)において、パラメータ(No.6254 εの値)で指定された領域の手前で測定位置到達信号が”1″になりました。 あるいは最後まで”1″になりませんでした。・旋盤系の場合 工具長自動測定機能(G37)において、パラメータ(No.6254,No.6255のεの値)で設定された領域内で設定位置到達信号(XAE1,XAE2)が”1″になりません。 |
0081 | G37でHコードがありません | ・マシニングセンタ系の場合 工具長自動測定機能において、Hコードが指令されずに工具長自動補正(G37)が指令されました。 プログラムを修正してください。・旋盤系の場合 自動工具補正機能において、Tコードと自動工具補正(G36,G37)が同一ブロックで指令されました。 プログラムを修正してください。 |
0082 | G37とHコードが同一ブロックに指令 | ・マシニングセンタ系の場合 工具長自動測定機能において、Hコードと工具長自動補正(G37)が同一ブロックで指令されました。 プログラムを修正してください。・旋盤系の場合 自動工具補正機能において、Tコードが指令されずに自動工具補正(G36,G37)が指令されました。 プログラムを修正してください。 |
0083 | G37で軸指定に誤りがあります | ・マシニングセンタ系の場合 工具長自動測定機能(G37)において、軸指定が間違って指定されています。または、移動指令がインクレメンタル指令になっています。 プログラムを修正してください。・旋盤系の場合 自動工具補正機能(G36,G37)において、軸指定が間違って指定されています。 または、指令がインクレメンタル指令になっています。 プログラムを修正してください。 |
0085 | 通信エラーです | RS232Cインタフェース1に接続している入出力機器から受信された文字が読み取られる前に、次の文字が受信されました。 RS232Cインタフェース1による読込みで、オーバラン、パリティまたは、フレーミングエラーが発生しました。 入力されたデータのビット数が合わないか、ボーレートの設定、I/O機器仕様番号が正しくありません。 |
0086 | 動作準備信号がOFFです | RS232Cインタフェース1によるデータの入出力で、I/O機器の動作準備信号(DR)がOFFです。 I/O機器の電源が入っていないか、ケーブルの断線またはプリント板の不良が考えられます。 |
0087 | バッファオーバーフローです | RS232Cインタフェース1によるデータ読込で、読込停止をしているのに10キャラクタを超えても入力が止まりません。 I/O機器かプリント板の不良です。 |
アラーム番号0090~0099
番号 | メッセージ | 内容 |
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0090 | レファレンス点復帰ができません | ・レファレンス点復帰において、開始点がレファレンス点に近すぎるか、速度が遅すぎるためにレファレンス点復帰が正常に実行できません。開始点をレファレンス点から十分離した位置から行うか、あるいは開始する速度を上げて、レファレンス点復帰をしてください。
・原点確立が不可能な状態で、レファレンス点復帰による絶対位置検出器の原点復帰を行おうとしました。モータを手動運転で1回転以上回転させ、CNCとサーボアンプの電源を一旦オフオンを行ってから絶対位置検出器の原点設定を行ってください。 |
0091 | 自動運転休止中には、手動レファレンス点復帰ができません | 自動運転休止中には、手動レファレンス点復帰はできません。 手動のレファレンス復帰は自動運転停止状態またはリセット状態で行ってください。 |
0092 | レファレンス点に戻っていません | G27指令された軸が原点に戻っていません。 原点に戻るよう、作成したプログラムを見直してください。 |
0094 | 中断後座標系設定がされました | プログラム再開でPタイプは指令できません。 (自動運転中断後、座標系設定の操作がされました) ユーザーズマニュアルに従い、再度正しい操作をしてください。 |
0095 | 中断後外部ワークオフセット量が変更 | プログラム再開でPタイプは指令できません。 (自動運転中断後、外部ワークオフセット量が変わりました) ユーザーズマニュアルに従い、再度正しい操作をしてください。 |
0096 | 中断後ワークオフセット量が変わりました | プログラム再開でPタイプは指令できません。 (自動運転中断後、ワークオフセット量が変わりました) ユーザーズマニュアルに従い、再度正しい操作をしてください。 |
0097 | 電源投入後自動運転していません | プログラム再開でPタイプは指令できません。 (電源投入後、非常停止後、あるいはアラーム094~097のリセット後に一度も自動運転を行っていません) 自動運転を行ってください。 |
0098 | サーチ中G28が見つかりました | 電源投入後、あるいは非常停止後に、レファレンス点復帰を一度も行わないでプログラム再開を指令し、サーチ中G28が見つかりました。 レファレンス点復帰を行ってください。 |
0099 | サーチ後MDIで移動指令しました | プログラム再開でサーチ終了後、MDIで移動命令を行いました。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 0100~0199
アラーム番号0100~0109
番号 | メッセージ | 内容 |
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0109 | サーチMDIで移動指令をしました | プログラム再開でサーチ終了後、MDIで移動指令を行いました。 |
アラーム番号0110~0119
番号 | メッセージ | 内容 |
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0110 | G08のフォーマットに誤りがあります | G08のあとのPの値が0,1以外か、司令せされていません。 |
0111 | 演算結果が許容範囲を超えました | 演算の過程で少数値(浮動小数点形式データ)が許容範囲を超えました。 |
0112 | 除数が0になっています | カスタムマクロ文の割り算にて除数が0の指令をしています。 |
0114 | マクロにフォーマットエラーがあります | カスタムマクロ文の式の記述に誤りがあります。 パラメータプログラムのフォーマットに誤りがあります。 |
0115 | 変数番号に誤りがあります | カスタムマクロのローカル変数、コモン変数またはシステム変数で使用できない番号を指令しています。 EGB軸スキップ機能または、フレキシブル同期制御スキップ機能(G31.8)において、存在しないカスタムマクロ変数の番号が指令されている。 もしくはスキップ位置を格納するカスタムマクロ変数が不足しています。 |
0116 | 代入禁止の変数番号を使用しました | カスタムマクロ文の式の右辺でしか使用できない変数を、 式の左辺で使用しています。 |
0118 | かっこの多重度がオーバフローしました | カスタムマクロ文の括弧[ ]の多重度が許容範囲を超えています。 [ ]の多重度は関数の[ ]を含めて5重までです。 |
0119 | 引数指定に誤りがあります | カスタムマクロの関数の引数の値が許容範囲を超えています。 |
アラーム番号0120~0129
番号 | メッセージ | 内容 |
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0122 | マクロ呼び出しの最大多重度超過 | カスタムマクロ呼出しの多重度が許容範囲を超えました。 |
0123 | DNC中にマクロ指令は使えません | DNCモードのメインプログラムにGOTO文またはWHILE-DO文があります。 |
0124 | DO~ENDが対応していません | カスタムマクロ文のDO指令に対応するEND指令が見つかりません。 |
0125 | 式のフォーマットに誤りがあります | カスタムマクロ文のフォーマットに誤りがあります。 |
0126 | DO文の誤りです | カスタムマクロのDO文とEND文の番号に誤りがあるか、 許容範囲(1~3)を越えています。 |
0127 | NCとマクロ指令が混在しています | NC文とマクロ文が同一ブロックに指令されています。 |
0128 | マクロのシーケンス番号の誤りです | シーケンス番号サーチにおいて指定されたシーケンス番号が見つかりません。 GOTO–,M99P–で指定されたジャンプ先のシーケンス番号が見つかりません。 |
0129 | 引数指定アドレスの誤りです | マクロ呼出しの引数に指令できないアドレスを使用しています。 そのマクロ呼出しにおいて、指令可能なアドレスか否かを確認して下さい。 拡張軸名称の軸アドレスを引数として指令している場合はパラメータ(No.11647)の設定を確認して下さい。 |
アラーム番号0130~0139
番号 | メッセージ | 内容 |
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0130 | NCとPMCの軸指令が競合しました | NC指令とPMC軸制御指令が競合しました。 プログラムまたはラダーを修正して下さい。 |
0136 | 他の軸を同時に指令できません | 主軸位置決め軸と他の軸が同一ブロックに指令されました。 |
0137 | 主軸割り出しMと軸移動を同時指令 | 主軸位置決め軸と他の軸が同一ブロックに指令されました。 |
0139 | PMC軸の軸選択はできません | PMC軸制御中の軸に対してPMC軸の選択をしました。 |
アラーム番号0140~0149
番号 | メッセージ | 内容 |
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0140 | 選択されているプログラム番号です | フォアグランドで選択中のプログラムをバックグラウンドで選択、 または削除しようとしました。 バックグラウンド編集の正しい操作をして下さい。 |
0142 | スケーリング倍率に誤りがあります | スケーリング倍率が0倍または10000倍以上となっています。 スケーリングの倍率の設定値を修正して下さい。 (G51P_…またはG51I_J_K_…またはパラメータ(No.5411,No.5421)) |
0143 | 最大指令値を越えました | CNC内部データの記憶長にオーバフローが発生しました。 スケーリング,座標回転,円筒補間などで内部の計算結果が データ記憶長をオーバフローしたような場合にこのアラームになります。 また手動介入量の取り込みにおいても発生します。 |
0144 | 円弧または平面がちがいます | 座標回転平面と円弧または工具径・刃先R補正の平面は、一致していなければなりません。プログラムを修正して下さい。 |
0145 | 極座標補間に誤りがあります | 極座標補間モードの平面選択パラメータ(No.5460)(直線軸)、パラメータ (No.5461)(回転軸)の軸番号が1~制御軸数の範囲外です。 |
0146 | 指令できないGコードがあります | 極座標補間モードになる時またはモードをキャンセルする時のモーダルGコードグループに許されないGコードがあります。 下記のGコードでなければいません。 G40,G50.1,G69.1すでに極座標補間モード中であれば、指令できないGコードを指令しています 下記のGコードは指令できません。 G27,G28,G30,G31~G31.4,G37~G37.3,G52,G92,G 53,G17~G19,G81~G89,G6801グループはG01,G02,G03以外のGコードは指令で きません。 |
0149 | G10L3のフォーマットに誤りがあります | 工具寿命管理データの登録(G10L3~G11)において、Q1,Q2,P1,P2以外また使用できないアドレスが指令されています。 |
アラーム番号0150~0159
番号 | メッセージ | 内容 |
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0150 | 工具グループ番号が範囲外です | 工具グループ番号が許される最大値を越えています。工具グループ番号(G10 L3;指令後のP)か、加工プログラム中の工具寿命管理用Tコード指令で与えるグループ番号が最大値を越えています。 |
0151 | 工具グループが設定されていません | 加工プログラムの中で指令された工具グループが、工具寿命管理データに設定されていません。 |
0152 | 工具本数が最大値を越えました | 1グループ内の登録工具本数が、登録可能な最大本数を越えました。 |
0153 | Tコードが見つかりません | 工具寿命データの登録時において、Tコードを指定すべきブロックに、Tコードが指定されていません。または、工具交換方式DにおいてM06が単独で指令されました。 プログラムを修正して下さい。 |
0154 | グループ指令をしていません | ・工具管理指令の場合主軸位置に工具管理データ番号が割り当てられていない状態で H99もしくはD99が指令されました。プログラムを修正して下さい。 ・工具寿命管理指令場合グループに属する工具が使用されていない時に、H99指令、D99指令、またはパラメータ(No13265,13266)設定されたH/Dコードが指令されました。 |
0155 | Tコードがグループに対応していません | 加工プログラム中でM06と同一ブロックのTコードが現在使用中のグループに対応していません。 プログラムを修正して下さい。 |
0156 | 工具グループ設定のP/L指令が不在 | 工具グループを設定するプログラムの先頭に、P,L指令がされていません。 プログラムを修正して下さい。 |
0157 | 工具グループ数が最大を越えました | 工具寿命管理データの登録で、P(グループ番号)、L(工具の寿命)のグループ設定指令ブロック数が最大グループ個数を越えました。 |
0158 | 工具寿命値が範囲外です | 設定しようとする寿命の値が大き過ぎます。 設定値を変更して下さい。 |
0159 | 工具寿命データ不正 | 工具寿命管理データが何らかの理由により破損しています。 G10L3;またはMDI入力で工具グループ、グループ内の工具データの再登録を行って下さい。 |
アラーム番号0160~0169
番号 | メッセージ | 内容 |
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0160 | 待ち合せMコードが違います | 待ち合せMコードが違います ①P指令なしの待ち合せMコードとして系統1と系統2で、異なったMコードを指定した場合 ②同じP指令であるにもかかわらず、待ち合せMコードが一致していない場合 ③待ち合せMコードは一致しているが、P指令が一致していない場合(P指令がバイナリ値指定の場合に発生します) ④待ち合せMコードは一致しているのにお互いのP指令の組合せ番号中に、異なった番号がある場合(P指令が系統番号の組合せで指定する場合に発生します) ⑤P指令なしの待ち合せMコード(2系統待ち合せ)とP指令付きの待ち合せMコード(3系統以上待ち合せ)が同時に指令された場合 ⑥3系統以上でP指令なし待ち合せMコードが指令された場合 ⑦スタート位置待合せとP指令なしの待合せMコードが同時に指令された場合 ⑧周辺軸制御で、パラメータ(No.8110,No.8111)に設定した待合せMコードが指令された場合 |
0161 | 待ち合せMコードのPが不正です | 待ち合せMコードのPが不正です ①アドレスPの値が負の場合 ②システム構成と矛盾する値のPが指令された場合 ③3系統システム以上でP指令なし待ち合せMコード(2系統待ち合せ)が指令されました ④P7とL0が同時に指令された場合 |
0163 | G68/G69不正指令 | バランスカットにおいて、G68/G69が単独で指令されていません。 バランスカット組合せ指定(アドレスP)の値が不正です。 |
0169 | 工具形状データが不適切です | 干渉チェックにおいて、工具形状のデータが正しくありません。 データを正しく設定します。または、正しい工具形状を選択します。 |
アラーム番号0170~0179
番号 | メッセージ | 内容 |
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0175 | 円筒補間に誤りがあります | 円筒補間ができない軸を指令しました。 G07.1のブロックで2軸以上指令しています。 円筒補間キャンセル時に円筒補間モードでない軸を指令しました。 円筒補間軸は回転軸(パラメータROT(No.1006#0)=1とNo.1260を設定)ありで円弧指令する場合、パラメータ(No.1022)には、0でなく平行軸指定である5,6,7のいずれかの値を設定します。 |
0176 | 指令できないGコードがあります | 円筒補間モード中に使用できないGコードが指令されました。 01グループのGコードがG00モードであるかG00を指令した場合、このアラームになります。G00は円筒補間モードを解除してから指令して下さい。 |
0177 | チェックサムエラー(G05モード) | チェックサムエラーが発生しました。 |
0178 | G05が指令できない状態で指令されました | このアラームになるのは下記の場合です。 ①パラメータ(No.7501#4~#6)の設定が不正です。 ②下記のモード中にG05が指令されました。 ・円筒補間(G07.1) ・極座標補間(G12.1) ・極座標指令(G16) ・主軸速度変動検出(G26) ・工具径・刃先R補正(G41/G42) ・法線方向制御(G41.1/G42.1) ・スケーリング(G51) ・プログラマブルミラーイメージ(G51.1) ・座標回転(G68) ・固定サイクル(G81~G89) ・周速一定(G96) ・マクロ割り込み(M96) ③サーボ無効化機能と磁極位置検出とを併用した軸でG05が指令されました。 |
アラーム番号0190~0199
番号 | メッセージ | 内容 |
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0190 | 軸指定に誤りがあります | G96のブロックで指令されたPの値またはパラメータ(No.3770)の値に誤りがあります。 マルチスピンドルのアドレスPによる主軸選択、または拡張スピンドル名称による主軸選択が有効な場合、周速一定制御における計算基準となる軸の選択指令(G96 P_;)はできません。 |
0194 | 同期軸に主軸指令はできません | 主軸同期制御モード・主軸簡易同期制御モード中にCs輪郭制御モード、主軸位置決め指令もしくは、リジッドタップモード指令をしています。 |
0197 | CONが0で移動指令はできません | Cs輪郭制御切換え信号がOFF時にプログラムからCs軸に対して移動指令が行なわれました。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 0200~0299
アラーム番号0200~0210
番号 | メッセージ | 内容 |
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0200 | 主軸回転指令が範囲外です | リジッドタップでSの値が範囲外か指令されていません。 パラメータ(No.5241~5243)の設定値がリジッドタップで指令可能なSの値になります。 パラメータ設定を見直すか、プログラムを修正して下さい。 |
0201 | 送り速度指令がありません | 切削送り速度の指令Fコードが0になっています。 リジッドタップ指令の時は、S指令に対しF指令が非常に小さい場合、 プログラム指令されたリードでは切れないのでこのアラームになります。 |
0202 | 主軸の分配量が多すぎます | リジッドタップで主軸の分配量が多すぎます。 (システムエラー) |
0203 | リジッドタップ指令に誤りがあります | リジッドタップでリジッドMコード(M29)あるいはSの指令位置が不正です。 プログラムを修正して下さい。 |
0204 | リジッドMコードとG84の間に軸移動 | リジッドタップでリジッドMコード(M29)とG84(G74)ブロックの間に 軸移動が指令されています。プログラムを修正して下さい。 |
0205 | リジッドモードDIがOFFです | リジッドタップでリジッドMコード(M29)が指令されているのに、 G84(G74)のブロック実行時にリジッドモードDI信号がONになっていません。 DI信号がオンにならない理由をPMCラダー図から調査して下さい。 |
0206 | リジッドモード中は平面切り換え不可 | リジッドモード中に平面切り換えが指令されました。 プログラムを修正して下さい |
0207 | RIGID DATA MISMATCH | リジッドタップでリードが短過ぎ、または長過ぎます。 |
アラーム番号0210~0219
番号 | メッセージ | 内容 |
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0210 | M198/M99は実行できません | 1)スケジュール運転中にM198、M99を実行しました。 または、DNC運転中にM198を実行しました。プログラムを修正して下さい。 2)複合形固定サイクルのポケット加工中に割り込みマクロが指令され、 M99を実行しました。 |
0213 | 同期軸に移動指令がありました | 送り軸同期制御で、同期運転中に以下の異常が発生しました。 ①スレーブ軸に対して、プログラムで移動指令が行われました。 ②スレーブ軸に対して、手動運転(ジョグ送り、インクレメンタル送り)が行われました。 ③電源投入後、手動レファレンス点復帰を行わないで自動レファレンス点復帰を指令しました。 |
0214 | 座標系設定、工具補正はできません | 同期制御中に座標系設定、または、シフトタイプの工具補正が実行されました。 プログラムを修正して下さい。 |
0217 | G51.2が2度指令されました | G51.2のポリゴンモード中に、更にG51.2が指令されました。 プログラムを修正して下さい。 |
0218 | P/Qが指定されていません | G51.2のブロックでPまたはQが指定されていないか、範囲外の値が指定されています。プログラムを修正して下さい。 主軸間ポリゴン加工の場合、本アラーム発生要因の詳細が、診断データ(No. 0471)中に表示されます。 |
0219 | 単独ブロックではありません | G51.2、G50.2が他の指令と同一ブロックで指令されています。 別ブロックにプログラムを修正して下さい。 |
アラーム番号0220~0229
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0220 | 同期軸に軸移動令がありました | 同期運転中にNCプログラムまたはPMC軸制御により同期軸に対して移動指令がされました。プログラムの修正またはPMCラダーを調査して下さい。 |
0221 | 不正な同期軸指がありました | ポリゴン加工同期運転とCs輪郭制御またはバランスカットを同時に行おうとしました。プログラムを修正して下さい。 |
0224 | レファレンス点帰をして下さい | 自動運転の開始前にレファレンス復帰をしていません。 (パラメータZRNx(No.1005#0)が0のときのみ)レファレンス点復帰操作をして下さい。 |
アラーム番号0230~0239
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0230 | 切り込み量Rが指定されていません | G161のブロックに切り込み量Rが指令されていません。 または、Rの指令値が負となっています。 プログラムを修正してください。 |
0231 | G10 L52のフォーマットに誤りがあります | プログラマブルパラメータ入力で指令フォーマットに誤りがあります |
0232 | ヘリカル軸の指令が多すぎます | ヘリカル補間でヘリカル軸として3軸以上指令しています。 |
0233 | 装置使用中 | RS-232-Cなどの装置を使用しようとしたとき、他のユーザが使用中です。 |
アラーム番号0240~0249
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0245 | Tコードが指令できません。 | Tコードと同一ブロックに指令できないGコード (G50,G10,G04,G28,G28.2,G29,G30,G30.2,G53)が指令されました。 |
0247 | データの出力コードに誤りがあります | 暗号化するプログラムの出力において、出力コードがEIA指定になっています。ISO指定にして出力して下さい。 |
アラーム番号0250~0259
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0250 | 工具交換Z軸指令不正 | M06指令と同じブロックにZ軸の移動指令が行われました。 |
0251 | 工具交換Tコード不正 | M06T□□で使用できないTコードを指令しています。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 0300~0399
アラーム番号0300~0309
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0300 | スケーリング中に不正指令 | スケーリング中に指令できないGコードを指令しています。プログラムを修正して下さい。 T系の場合、スケーリング中に下記の機能を指令すると本アラームになります。 ・仕上げサイクル(G70,G72) ・外径荒削サイクル(G71,G73) ・端面荒削サイクル(G72,G74) ・閉ループ切削サイクル(G73,G75) ・端面突切りサイクル(G74,G76) ・外径、内径突切りサイクル(G75,G77) ・複合形ねじ切りサイクル(G76,G78) ・正面ドリルサイクル(G83,G83) ・正面タップサイクル(G84,G84) ・正面ボーリングサイクル(G85,G85) ・側面ドリルサイクル(G87,G87) ・側面タップサイクル(G88,G88) ・側面ボーリングサイクル(G89,G89) ・外径、内径施削サイクル(G77,G20) ・ねじ切りサイクル(G78,G21) ・端面施削サイクル(G79,G24) (Gコードは体系B,Cの順) |
0301 | レファレンス点再設定禁止する設定です | ドグ無しレファレンス点復帰で、レファレンス点再設定を禁止する パラメータIDGx(No.1012#0)が1に設定されている場合に 手動レファレンス点復帰を行おうとしました。 |
0302 | ドグ無しレファレンス復帰ができません | ドグ無しレファレンス点復帰で、レファレンス点設定ができません。 以下の原因が考えられます。 ・ジョグ送りでレファレンス点復帰方向に軸を動かしていません。 ・手動レファレンス点復帰方向と逆に動かしました。 ・位置検出器の1回転信号を捉えていないため、 手動レファレンス点復帰用グリッドが確立していません。 (診断データ(No.0201#6)が1となっている必要があります。) |
0303 | レファレンス点復帰ができません | Cs輪郭制御任意位置レファレンス点設定が有効(パラメータ CRF(No.3700#0)=1) の場合で、シリアルスピンドルをCs輪郭制御モードに切換えた後、一度もレファレンス点復帰を行わずにCs輪郭制御軸に対してG00指令が行なわれました。 G28指令によるレファレンス点復帰を行ってからG00指令を行って下さい。 |
0304 | レファレンス点が確立していない時に、G28を指令しました | レファレンス点が確立していない時に、自動レファレンス点復帰(G28)が指令されました。 |
0305 | レファレンス点の中間点が指令されていません | 電源投入後、一度もG28(自動レファレンス点復帰)、G30(第2,3,4レファレンス点復帰)をしない状態で、G29(レファレンス点復帰からの復帰)を指令しました。 |
0306 | 面取り/コーナRの指令不正 | 面取りを指令したブロックで、移動軸とI,J,K指令の対応が不適切です。 |
0307 | 突き当て式レファレンス点設定が開始できません | ドグ無しレファレンス点設定機能を使用する軸に対して、突き当て式レファレンス点設定を行おうとしています。 |
0308 | G72.1ネスティングエラー | G72.1回転コピー中にG72.1が再度指令されました。 |
0309 | G72.2ネスティングエラー | G72.2平行コピー中にG72.2が再度指令されました。 |
アラーム番号0310~0319
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0310 | 指定のファイルが見つかりません | サブプログラム/マクロ呼出しにおいて、指定されたファイルが見つかりません。 |
0311 | ファイル名称による呼び出しフォーマット不正 | ファイル名称によるサブプログラム/マクロ呼出しのフォーマットが不正です。 |
0312 | 図面寸法直接入力の指令に誤りがあります | 図面寸法直接入力の指令フォーマットに誤りがあります。 図面寸法直接入力で指令できないGコードが指定されました。 連続する図面寸法直接入力の指令で、移動の無いブロックが2つ以上存在します。 図面寸法直接入力で、カンマ”,”を指定しない方法(パラメータ CCR(No.3405#4)=1)でカンマ”,”が指定されました。 |
0313 | リードが範囲外です | 可変リードねじ切りにおいて、アドレスKで指令されたリードの増減値が最大指令値を越えています。 または、リードが負の値となる指令をしています。 |
0314 | ポリゴン加工設定不正 | ポリゴン加工の軸設定が不正です。 ◯ポリゴン加工の場合 工具回転軸が指定されていません。(パラメータ(No.7610)) ・主軸間ポリゴン加工の場合 ◯有効な主軸が設定されていません。(パラメータ(No.7640~7643)) ・シリアルスピンドル以外の主軸を指定しています。 ・主軸が接続されていません。 ◯ポリゴン加工と主軸間ポリゴン加工同時使用の場合 ・ポリゴン加工モード中に、ポリゴン加工のタイプを選択するパラメータ(No.7605)を変更しました。 ・ポリゴン加工で使用する主軸と主軸間ポリゴン加工で使用する主軸が重複しています。 |
0315 | ねじ切りサイクル指令で刃先の角度が不正です | 複合形固定サイクルのねじ切りサイクル(G76)で刃先の角度が使用できない値です。 |
0316 | ねじ切りサイクル指令で最小切込み量が不正です | 複合形固定サイクルのねじ切りサイクル(G76)で最小切り込み量がねじ山の高さより大きな値です。 |
0317 | ねじ切りサイクル指令でねじ山指令が不正です | 複合形固定サイクルのねじ切りサイクル(G76)でねじの山の高さまたは切込み量が0または負です。 |
0318 | 突っ切りサイクル指令で逃げ量が不正です | 複合形固定サイクルの突っ切りサイクル(G74,75)で逃げの方向が定まっているにもかかわらずΔdが負です。 |
0319 | 突っ切りサイクル指令で終点指令が不正です | 複合形固定サイクルの突っ切りサイクル(G74,75)でΔiまたはΔkの移動量が0にもかかわらず、UまたはWが0以外です。 |
アラーム番号0320~0329
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0320 | 突っ切りサイクル指令で移動量/切込み量が不正です | 複合形固定サイクルの突っ切りサイクル(G74,75)で、 ΔiまたはΔk(移動量/切込み量)が負です。 |
0321 | 閉ループサイクル指令で繰返し回数が不正です | 複合形固定サイクルの閉ループサイクル(G73)で繰返し回数が0または負です。 |
0322 | 仕上げ形状が開始点を越えています | 複合形固定サイクルの荒削りサイクル(G71,G72)の形状プログラムにサイクル開始点を越える形状が指令されています。 |
0323 | 形状プログラムの先頭ブロックがタイプⅡの指令です | 複合形固定サイクルの荒削りサイクル(G71,G72)のPで指令した形状プログラムの先頭ブロックにタイプⅡの指令がされています。 G71であればZ(W)指令。G72であればX(U)指令。 |
0324 | 複合形サイクル中に割込み形マクロが行われました | 複合形固定サイクル(G70,G71,G72,G73)中に割込み形マクロが行われました。 |
0325 | 形状プログラムで使用できない指令です | 1)複合形固定サイクル(G70,G71,G72,G73)の形状プログラムに使用できない指令が行われました。 2)複合形旋削用固定サイクル(G70)の仕上げサイクルの形状プログラムで刃先R補正が指令可能なとき(パラメータNT2(No.5106#3)=1)、形状プログラムの開始ブロック以外でG41、G42が指令されて います。 |
0326 | 形状プログラムの最終ブロックが図面寸法直接入力指令 | 複合形固定サイクル(G70,G71,G72,G73)の形状プログラムの 最終ブロックの指令が図面寸法直接入力指令の途中となっています。 |
0327 | 複合形サイクルが指令できないモーダル状態です | 複合形固定サイクル(G70,G71,G72,G73)が指令できないモーダル状態で 指令されました。 |
0328 | 刃先R補正の素材側指定に誤りがあります | 複合形固定サイクル(G71,G72)の素材側に対して刃先R補正の素材側指定 (G41,G42)が不適当です。 |
0329 | 仕上げ形状が単調変化でありません(平面第2軸) | 複合形固定サイクルの荒削りサイクル(G71,G72)の形状プログラムで 平面第2軸の指令が単調増加または単調減少でありません。 |
アラーム番号0330~0339
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0330 | 単一形サイクルで不正な軸指令があります | 単一形固定サイクル(G90,G92,G94)において、 平面以外の軸の指令がされています。 |
0331 | AX[]の軸番号に誤りがあります | AX[ ]の軸番号に不正な値が指令されています。 |
0332 | AXNUM[]の軸アドレスに誤りがあります | AXNUM[ ]に不正な軸アドレスが指令されています。 |
0334 | 有効設定範囲外 | 有効設定範囲外のオフセットデータが指令されました。(誤操作防止機能) |
0335 | 複数のMコードが指令 | Mコードによる周辺機器との待合せ機能において、 待合せMコードのブロックに他のMコードが同時に指令されています。 |
0336 | 工具長補正が2軸以上指令されました | 工具長補正Cでオフセットをキャンセルせずに他の軸にオフセットをかけようとしています。または工具長補正CでG43/G44のブロックに複数の軸指定があります。 |
0337 | 最大インクレメンタル量を越えました | 指令値が最大インクレメンタル量を越えました。(誤操作防止機能) |
アラーム番号0340~0349
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0340 | ナノスムージング運転再開誤り | マニュアルアブソリュートオンの状態で手動介入を行った後、 ナノスムージングで運転を再開しようとしました。 |
0341 | 連続指令可能ブロック数オーバ (ナノスムージング) | ナノスムージングモード中の連続指令可能ブロック数をオーバしました。 |
0342 | ナノスムージングで カスタムマクロ割込みが有効です | ナノスムージングモード中にカスタムマクロ割込みが有効になりました。 また、カスタムマクロ割込みが有効な状態で、ナノスムージングモードが指令されました。 |
0343 | ナノスムージングで 不正コマンド | ナノスムージング中にG43,G44,G49が指令されました。 |
0344 | ナノスムージング 続行不可能 | ナノスムージングの続行が不可能になるような指令、 または操作を行いました。 |
0345 | 工具交換Z軸位置不正 | 工具交換Z軸位置不正 |
0346 | 工具交換工具番号不正 | 工具交換工具位置未確立 |
0347 | 工具交換同時指令不正 | 工具交換同時指令不正 |
0348 | 工具交換Z軸位置未確立 | 工具交換Z軸位置未確立 |
0349 | 工具交換主軸停止未完了 | 工具交換主軸停止未完了 |
アラーム番号0350~0399
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0350 | 同期制御軸番号パラメータ設定エラー | 同期制御軸番号(パラメータ(No.8180))の設定が不正です。 |
0351 | 同期制御対象軸が移動中の為、制御開始/解除ができません。 | 同期制御対象軸が移動中の時に、同期制御軸選択信号にて同期制御を開始もしくは解除しようとした。 |
0352 | 同期制御軸構成エラー | 1)すでに同期・混合・重畳中の軸に対して同期制御を行なおうとした場合 2)親子孫関係に対し更にひ孫を同期させようとした場合 3)親子孫の関係が成立しない設定で動作させようとした場合 |
0353 | 移動指令を行なえない軸に対し、移動指令がありました。 | ・同期の場合 1)パラメータNUMx(No.8163#7)=1となっている軸に対し、移動指令を行なった場合 ・スレーブ軸に対し、移動指令を行なった場合・混合の場合 1)パラメータNUMx(No.8163#7)=1と設定している軸に対し、移動指令を行なった場合 2)パラメータMUMx(No.8162#7)=1と設定している軸に対し、移動指令を行なった場合に発生します。 |
0354 | 同期制御中にレファレンス点が未確立状態で自動レファレンス点復帰が指令されました | 同期制御中にパーキング中のマスタ軸に対しG28が指令された時スレーブ軸のレファレンス点が確立されていない場合に発生します。 |
0355 | 混合制御軸番号パラメータ設定エラー | 混合制御軸番号(パラメータ(No.8183))の設定が不正です。 |
0356 | 混合制御対象軸が移動中の為、制御開始/解除ができません。 | 混合制御対象軸が移動中の時に、混合制御軸選択信号にて混合制御を開始もしくは解除しようとした。 |
0357 | 混合制御軸構成エラー | すでに同期・混合・重畳中の軸に対して混合制御を行なおうとした場合に発生します。 |
0359 | 混合制御中にレファレンス点が未確立状態で自動レファレンス点復帰が指令されました | 混合制御中に混合軸に対しG28が指令された時、混合相手のレファレンス点が確立されていない場合に発生します。 |
アラーム番号0360~0369
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0360 | 重畳制御軸番号パラメータ設定エラー | 重畳制御軸番号(パラメータ(No.8186))の設定が不正です。 |
0361 | 重畳制御対象軸が移動中の為、制御開始/解除ができません。 | 重畳制御対象軸が移動中の時に、重畳制御軸選択信号にて重畳制御を開始もしくは解除しようとした。 |
0362 | 重畳制御軸構成エラー | 1)すでに同期・混合・重畳中の軸に対して重畳制御を行なおうとした場合 2)親子孫関係に対し更にひ孫を同期させようとした場合に発生します。 |
0363 | 重畳制御スレーブ軸に対し、自動レファレンス点復帰(G28、G30)が指令されました。 | 重畳制御中の重畳制御スレーブ軸に対し、G28が指令された場合に発生します。 |
0364 | 重畳制御スレーブ軸に対し、機械座標系選択(G53)が指令されました | 重畳制御中のマスタ軸が移動中に、スレーブ軸に対しG53が指令された場合に発生します。 |
0365 | 系統内最大SV/SP軸数オーバー | 一つの系統内で使用できる最大制御軸数または最大制御主軸数を越えました。 (ローダ系統の場合、1系統あたり軸数を5軸以上に設定すると、本アラームとなります。) |
0366 | タレット方式で使用できないGコードを指令しました | タレット方式の工具交換方式が選択されている(パラメータ TCT(No.5040#3)=0)とき、G43,G43.7が指令されました。 |
0367 | 同期制御中に、パラメータ PKUx(NO.8162#2)が0で、3次元座標変換が指令されました。 | 同期制御中に、パラメータPKUx(No.8162#2)が0で、3次元座標変換が指令されました。 |
0368 | 工具補正がキャンセルされていません | ・ATC方式の工具交換方式が選択されている(パラメータ TCT(No.5040#3)=1)とき、G43モード中にG43.7が指令されました。または、G43.7モード中にG43が指令されました。 ・工具オフセットが残った状態でパラメータTCT(No.5040#3)を変更後、工具オフセットが指令されました。 |
0369 | G31フォーマット誤り | ・トルクリミットスキップ指令(G31P98/P99)において、軸指令がされていません、もしくは2軸以上の軸指令がされています。 ・トルクリミットスキップ指令において、アドレスQの指令値が範囲外です。アドレスQの指令範囲は1~254です。 ・連続高速スキップのオプションがありません。 |
アラーム番号0370~0379
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0370 | G31P/G04Q 不正 | 1)G31のアドレスPの指令値が範囲外です。アドレスPの範囲は多段スキップ機能では、1から4です。 2)G04のアドレスQの指令値が範囲外です。アドレスQの範囲は多段スキップ機能では、1から4です。 3)多段スキップ機能のオプションがないのに、G31でP1-4,G04でQ1-4が指令されました。 4)<T系>G72またはG74のアドレスPの指令値が範囲外です。アドレスPの範囲は多段スキップ機能では、1から4です。または、多段スキップ機能のオプションがないのに、G72またはG74でP1-4が指令されました。 |
0371 | G10L50のフォーマットに誤りがあります | プログラマブルパラメータ入力の指令フォーマットにて、「鍵とプログラムの暗号化機能」である暗号(No.3220)、鍵(No.3221)、保護範囲(No.3222、No.3223)のパラメータを変更しようとしました。 プログラムを修正して下さい。 |
0372 | レファレンス点復帰ができません | 傾斜軸制御中の手動レファレンス点復帰、および電源投入後一度もレファレンス点復帰が行われていない状態での自動レファレンス点復帰において、傾斜軸のレファレンス点復帰が完了していない状態で、直交軸のレファレンス点復帰が行われようとしました。 傾斜軸のレファレンス点復帰を完了させた状態で、直交軸のレファレンス点復帰を行って下さい。 |
0373 | 高速スキップ信号選択不正 | 各スキップ指令(G31,G31P1~G31P4)およびドウェル指令(G04,G04Q1~G04Q4)において、同じ高速スキップ信号が、異なる系統で選択されています。 |
0374 | 工具管理データ登録不正(G10) | 以下の操作、動作中にG10L75/L76のデータ登録を行いました。 ・PMCウィンドウからのデータ登録 ・FOCAS2からのデータ登録 ・他の系統におけるG10L75/L76によるデータ登録上記の処理の終了後、再度G10L75/L76 を指令してください。 |
0375 | 傾斜軸制御できません(同期:混合: 重畳) | 傾斜軸制御ができない軸構成です。 1)傾斜軸制御の関係軸すべてが同期制御モードになっていない時、 または、傾斜軸は傾斜軸と直交軸は直交軸との同期制御になっていない時。 2)傾斜軸制御の関係軸すべてが混合制御モードになっていない時、 または、傾斜軸は傾斜軸と直交軸は直交軸との混合制御になっていない時。 3)傾斜軸制御の関係軸を重畳制御モードにした時。 |
0376 | 原点付スケール:パラメータ不正 | ①別置形パルスコーダのパラメータOPTx(No.1815#1)が有効の時、パラメータ (No.2002#3)が無効です。 ②絶対位置検出器のパラメータAPCx(No.1815#5)が有効です。 |
アラーム番号0380~0389
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0387 | DI/DO変数の指定が誤っています | 指定した信号アドレス(アルファベット、数字)を持つDI/DO変数が存在しない。 |
0389 | DI/DO変数のビット指定が誤っています | DI/DO信号で0~7以外のビットは指定できません。 |
アラーム番号0390~0399
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0390 | マクロ変数をサポートしていません | リアルタイムカスタムマクロでサポートしていないマクロ変数を使用しました。 |
0391 | 制御子による分岐数を超えました | リアルタイムカスタムマクロでサポートしている分岐数を超えました。 |
0392 | 制御子を多数使用しました | リアルタイムマクロ指令内にRTMを制御する予約語 (ZONCE,ZEDGE,ZWHILE,ZDO,ZEND,G65,M99)を多数使用しました。 |
0393 | 代入すべきデータがありません | リアルタイムマクロ指令において、代入すべきデータがありません。 |
0394 | 制御子の関係が適切でありません | RTMを制御する予約語(ZONCE,ZEDGE,ZWHILE,ZDO,ZEND,G65,M99)の対応が誤っています。 |
0395 | G65,M99が正しく記述されていません | サブプログラム呼出し、あるいはサブプログラムからの戻り制御子のG65、M99が正しく記述されていません。 |
0396 | RTM以外でRTM制御子を記述しました | リアルタイムマクロ指令以外でRTMを制御する予約語 (ZONCE,ZEDGE,ZWHILE,ZDO,ZEND)のいずれかを使用しています。 |
0397 | RTMの使用可能バッファ数を超えました | リアルタイムマクロ指令のバッファの空きがありません。バッファリングされているリアルタイムマクロ指令がトリガーとする先読みブロックの数が多すぎます。 |
0398 | IDがオーバーしました | 先読みブロック中に、同一IDを持つリアルタイムマクロ指令が多すぎます。 |
0399 | 同時に同一のIDを開始しました | 同一のIDを持つリアルタイムマクロ指令を同一のNC文をトリガーにして実行しようとしました。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 0400~0499
アラーム番号0400~0409
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0400 | ワンショット指令の個数オーバです | ワンショットリアルタイムマクロ指令数が多すぎます。 |
0401 | 同時に実行可能な個数を超えました | 同時に実行できるリアルタイムマクロ指令の個数を超えました。 |
0402 | サポート外のトークンを使用しました | リアルタイムカスタムマクロでサポートしていないトークン、変数もしくは関数を検出しました。 |
0403 | プロテクト変数にアクセスしました | プロテクトがかかっている変数にアクセスしようとしました。 |
0404 | リアルタイムマクロ指令エラーです | リアルタイムマクロ指令に関するエラーが発生しました。 |
0406 | コード領域が不足しています | リアルタイムマクロ領域の記憶容量不足です。 |
0407 | RTM指令中に//を指令しないでください | コンパイルモード中に、さらにコンパイルモードにしようとしました。 |
0408 | アブソリュート指令はできません | アブソリュート指令はできません。 |
0409 | 軸番号が不正です | 軸番号が不正です。 |
アラーム番号0410~0419
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0410 | G28の中間点の指定が0以外です | G28の中間点の指定が0以外です。 |
0411 | 最大同時制御軸数を超えました | 最大同時制御軸数をオーバーしました。 |
0412 | 使用できないGコードを使用しました | 使用できないGコードを使用しました。 |
0413 | 使用できないアドレスを使用しました | 使用できないアドレスを使用しました。 |
0415 | 指定した軸が属する群は使用中です | 指定した軸が属する群は使用中です。 |
0416 | 指定した軸は使用できません | 指定した軸は使用できません。 |
0417 | 指定した軸は動作不可の状態です | 指定した軸は動作不可の状態です。 |
0418 | 送り速度の設定が誤っています | 送り速度の設定が誤っています。 |
0419 | 移動量のデータが範囲外です | 移動量のデータが範囲外です。 |
アラーム番号0420~0429
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0420 | サブプログラム指定を定数で指令してません | サブプログラム指定を定数で指令してません。 |
0421 | G65に不正な引数を使用しています | G65に不正な引数Lを使用しています。 |
0422 | G65に不正な引数を使用しています | G65に不正な引数を使用しています。 |
0424 | 複数の軸で1つの群を使用しています | 複数の軸で1つの群を使用しています。 |
0429 | G10.6指令誤り | ねじ切りのブロックでリトラクトを起動した時、ねじきりの長軸方向に対してリトラクト指令がなされていました。 |
アラーム番号0430~0439
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0430 | 工具寿命管理組数ゼロ | 工具寿命管理組数パラメータ(No.6813)が0になっています。 |
0431 | 工具寿命 T/Rデータ不正 | 任意グループ番号(T)または残量設定値(R)が不正です。 |
0438 | 工具方向補正時の パラメータ不正 | パラメータが正しくありません。 工具先端点保持形工具軸方向制御(G53.6)を行う時 ・補間前加減速が無効となっています。パラメータ(No.1660)を設定して下さい。 ・早送り補間前加減速が無効となっています。パラメータ(No.1401#1,No.19501#5, No.1671)を設定して下さい。 ・機械を構成するパラメータ(No.19680~No.19714)が正しくありません。 ・パラメータ(No.19681,No.19686)で設定した軸が回転軸ではありません。 ・パラメータ(No.1022)に基本3軸が設定されていません。 |
アラーム番号0440~0449
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0445 | 軸移動指令不正 | 回転制御モード中に位置決め指令がされました。 SV回転制御モード中信号を確認して下さい。 |
0446 | 単独ブロックではありません | G96.1,G96.2,G96.3,G96.4が他の指令と同一ブロックで指令されています。 プログラムを修正して下さい。 |
0447 | 設定に誤りがあります | 回転工具軸の設定が正しくありません。 サーボモータによる主軸制御機能のパラメータを確認して下さい。 |
アラーム番号0450~0459
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0451 | 補助機能テーブル指令が不正です | 補助機能テーブルでMコードを出力しようとした時、PMCラダーシーケンスが以前のMコードの完了処理を実行していません。 |
0455 | 研削用固定サイクルで指令に誤り | 研削用固定サイクルにおいて 1)<M系>I,J,K指令の符号が一致していません。 2)<M系/T系>研削軸の移動量が指定されていません。 |
0456 | 研削用固定サイクルでパラメータ設定に誤り | 研削用固定サイクル関係のパラメータの設定に誤りがあります。 以下のような原因が考えられます。 1)<M系/T系>研削軸の軸番号の設定(パラメータ(No.5176~5179))に誤りがある。 2)<M系>ドレッシング軸の軸番号の設定(パラメータ(No.5180~5183))に誤りがある。 3)<M系/T系>切込み軸,研削軸,ドレッシング軸(M系のみ)の軸番号が重なっている。 |
0459 | 全軸パーキング | 自動運転にて指令された軸が全軸パーキング中です。 |
アラーム番号0460~0469
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0460 | トーチ制御軸番号不正 | パラメータ(No.5490)(トーチ制御軸)に設定されている軸番号の値が制御軸数を越えています。 |
0461 | トーチ旋回軸の 回転軸設定不正 | トーチ旋回軸が回転軸のパラメータ設定(No.1006#0=1)ではありません。 |
アラーム番号0490~0499
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0492 | 干渉チェック形状不正:[対象物名称] | CNC内蔵形3次元干渉チェックで指定されている[対象物名称]の形状データが不正です。 |
0493 | 干渉チェック移動軸不正:[ 対象物名称] | CNC内蔵形3次元干渉チェックで指定されている[対象物名称]の移動軸データが不正です。 |
0494 | 3次元干渉チェック機能無効 | パラメータICE(No.10930#0)によってCNC内蔵形3次元干渉チェック機能が無効にされています。 |
0495 | 干渉チェックを行う図形が多すぎます | 工具を除く全干渉チェック対象物に含まれる直方体の合計数が23を超えています。 |
0496 | G22.2でP,Q指令に誤りがあります | G22.2指令でP,Q指令が範囲外か、指令されていません。 プログラムを修正して下さい。 |
0497 | 工具管理機能による干渉チェック工具形状作成不 可 | パラメータICT(No.10930#2)の設定で工具管理機能による工具形状自動作成となっているにもかかわらず、工具管理機能のオプションがありません。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 0500~0599
アラーム番号0500~0509
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0501 | 指令されたM コードは実行できません | パラメータ(No.11631~No.11646)で設定されたMコードが、実行マクロ、マクロ割り込み、G/Mコードによるマクロ呼出し、またはT/S/第2補助機能コードによるサブプログラム呼出し以外で指令されました。 |
0502 | 指令できない Gコード | 1)系統間フレキシブル同期モードで使用できないGコードが指令されました。 2)重畳先行状態で使用できないGコードが指令されました。 |
0503 | 重畳できないモーダル状態です | 重畳できないGコードのモーダル状態です。 |
0509 | 工具位置補正は指令できません | ・ねじ切りと同一ブロックに工具位置補正(旋盤系)が指令されました。 ・スケーリング、座標回転、プログラマブルミラーイメージのモード中に工具位置補正(旋盤系)が指令されました。 |
アラーム番号0510~0519
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0511 | Cs輪郭制御高速切換えフォーマットエラー | Cs輪郭制御高速切換えのフォーマットが正しくありません。 |
0512 | Cs輪郭制御高速切換え指令不可 | Cs輪郭制御高速切換えでは、以下の指令はできません。 ・移動指令 ・同期 ・混合 ・重畳制御 ・主軸簡易同期制御 ・簡易スピンドル電子ギアボックス ・手動レファレンス点復帰 |
0513 | Cs輪郭制御高速切換え設定不正 | Cs輪郭制御高速切換えの設定が正しくありません。 以下のような原因が考えられます。 ・Cs輪郭制御高速切換えのMコードの値が、複数のCs輪郭制御軸で重複しています。 ・Cs輪郭制御高速切換え完了信号CSMCxが”1”とならずにCs輪郭制御高速切換えのMコードに対するFINを返しています。 |
0514 | 任意軸切換え指令不正 | 1)任意軸切換えにおいて、未解放な軸に対して取得指令を行いました。 2)G52.1,G52.2,G52.3で指令したP,Q,R,I,J,K,Lの値が不正です。 3)パラメータ(No.11560)の値が重複しています。 4)解放されている軸に対して、解放指令(G52.1)を行いました。 5)パラメータFAN(No.11562#1)の値が異なる軸同士で交換を行いました。 6)オフセットをキャンセルしないで任意軸切換えを行いました。 |
アラーム番号0520~0529
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0527 | ピッチ誤差補正データの入力不正 | パラメータの設定により、チェックが必要と判断されたピッチ誤差補正点において、隣接する補正点との差が-128~+127の範囲を越えるデータがあります。 ピッチ誤差補正データを修正するか、パラメータを変更して下さい。 |
0528 | ねじ切りフォーマットエラー | 任意速度ねじ切りのフォーマットが正しくありません。 |
0529 | ねじ切り指令不可 | 1)任意速度ねじ切りモードでは、以下の指令はできません。 ・ねじ切り(G32)、ねじ切りサイクル(G92)、複合形ねじ切りサイクル(G76,G76.7)以外のねじ切り指令 ・テーパ角度が前のブロックより小さいです。(連続ねじ切り)あるいは、切上げ角度がテーパ角度より小さいです。(ねじ切りサイクル) ・連続ねじ切りにおいて、自動計算された加速度で速度0に減速できない指令です。 ・同期 ・混合、重畳制御 ・手動レファレンス点復帰 ・主軸簡易同期制御 ・簡易スピンドル電子ギアボックス 2)Cs輪郭制御中に任意速度ねじ切りが指令されました。 3)スピンドルソフトが任意速度ねじ切りに対応していません。 4)任意速度ねじ切りモード中にリセットをして、Cs輪郭制御切換え信号を”0”にしていません。 |
アラーム番号0530~0539
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0530 | ねじ切り速度過大 | 任意速度ねじ切りで送り軸の速度が最大切削速度を越えました。 |
0531 | ねじ切りパラメータ不正 | 任意速度ねじ切りのパラメータ設定が正しくありません。 以下のような原因が考えられます。 ・任意速度ねじ切り開始のMコードの値が、複数のCs輪郭制御軸で重複しています。 ・任意速度ねじ切りキャンセルのMコードの値が、複数のCs輪郭制御軸で重複しています。 ・送り軸の加速度(パラメータ(No.11492))が主軸(Cs輪郭制御軸)の加速度(パラメータ(No.11030~No.11032,No.25710~No.25712))より小さいです。 |
0532 | ねじ切り再加工実行不可 | ねじ切り再加工が実行できません。以下のような原因が考えられます。 ・ねじ溝の測定が行われていません。 ・ねじ切り指令の座標値がねじ溝の測定データに対して適切ではありません。 ・平面第1軸、平面第2軸にミラーイメージがかけられています。 |
0538 | 刃先R補正が キャンセルされていません | 複合形旋削用固定サイクル(G70)の仕上げサイクルの形状プログラムで刃先R補正が指令可能なとき(パラメータNT2(No.5106#3)=1)、形状プログラムの最終ブロックでG40が指令されていません。 |
0539 | 主軸最高回転数クランプ指令不正 | 主軸最高回転数クランプ指令が不正です。 主軸最高回転数クランプ指令では、拡張スピンドル名称を指令できません。 |
アラーム番号0540~0549
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0542 | マニュアルアブソリュート経路不正 | マニュアルアブソリュートオンにより、補間経路が不正となる指令がされました。 G02/G03の前にアブソリュート指令を挿入して下さい。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 0600~0699
アラーム番号0600~0609
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
0601 | サーボモータ主軸に移指令がされました | サーボモータによる主軸制御の主軸専用サーボ軸に移動指令がされました。 プログラムを修正して下さい。 |
0602 | 指令主軸不正(サーボモータ主軸) | サーボモータによる主軸制御軸が正しく選択されていません。 -マルチスピンドル制御が有効な場合、選択した主軸がサーボモータ主軸か確認してください。 -マルチスピンドル制御が無効な場合、SV回転制御モード指令を行った系統の第1主軸がサーボモータ主軸か確認してください。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 1000~1099
アラーム番号1000~1099
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1001 | 軸制御モード不正 | 軸制御モードが不正です。 |
1013 | プログラム番号位置誤り | アドレスOまたはNが本来あってはならない場所(マクロ文の後など)に指令されています。 |
1014 | プログラム番号フォーマット誤り | アドレスOまたはNの後に番号がありません。 |
1016 | EOBがない | MDIモードで入力されたプログラムの最後のエンドオブブロック(EOB)がありません。 |
1059 | ブァッファリング状態で指令 | 自動運転中、先読みのブロックがある時に、手動介入量取り返し要求信号MIGETが”1″となりました。 手動介入量を自動運転中に取り込むには、バッファリングしないMコード指令で手動介入量取り返し要求信号MIGETを操作するシーケンスが必要です。 |
1077 | プログラム使用中 | バックグランドで編集中のプログラムがフォアグランドで実行するために呼出されました。編集中のプログラムは実行できませんから編集を終了させて運転を再開して下さい。 |
1079 | プログラムファイルが見つからない | 指定されたファイル番号のプログラムが外部機器に登録されていません。(外部機器サブプログラム呼出) |
1080 | 外部機器サブプログラム多重呼出 | 外部機器プログラム呼出で呼出されたサブプログラム以降のサブプログラムから、さらに外部機器サブプログラム呼出を行った。 |
1081 | 外部機器サブプログラム呼出モード誤り | 外部機器サブプログラム呼出を行うことができないモードです。 |
1090 | NCプログラム文にフォーマットエラーがあります | NCプログラム文の注釈部、プログラム名およびフォルダ名以外に、小文字のアルファベットが含まれています。 |
1091 | サブプログラム呼出し重複 | サブプログラム呼出し指令が同一ブロックに2回以上現われました。 |
1092 | マクロ呼出し重複 | マクロ呼出し指令が同一ブロックに2回以上現われました。 |
1093 | NCアドレス/M99重複 | マクロモーダル呼出状態でM99と同一ブロックにO,N,P,L以外のアドレスが指令されています。 |
1095 | タイプⅡ引数個数オーバ | カスタムマクロの引数指定Ⅱ(A,B,C,I,J,K,I,J,K,…)でI,J,Kが10組までなのに11組以上指令されました。 |
1096 | 変数名称が不正 | 使用できない変数名称が指令されました。 変数名称として指令できないコードが指令されました。[#_OFSxx]の指令が工具補正メモリのオプション構成と一致しません。 |
1097 | 変数名称が長過ぎ | 指令された変数名称は長過ぎます。 |
1098 | 変数名称が不在 | 指令された変数名称は未登録のため使用できません。 |
1099 | [ ]の添字が不正 | [ ]による添字が必要な変数名称に対して、添字が指令されていません。 [ ]による添字が不要な変数名称に対して、添字が指令されています。 指令された[ ]による添字の値は範囲外です。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 1100~1199
アラーム番号1100~1109
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1100 | キャンセルする呼出しがない | マクロモーダル呼出しモード(G66)でないのに、呼出しモードキャンセル(G67)が指令されています。 |
1101 | CNC文割り込み不可 | 移動指令を含むカスタムマクロ割り込みができない状態において、割り込みが行われました。 |
アラーム番号1110~1119
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1115 | 読出不可変数 | カスタムマクロ文の式の左辺でしか使用できない変数を、式の右辺で使用しています。 |
アラーム番号1120~1129
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1120 | 引数指定が不正 | 2引数の関数(ATAN,POW)において、引数指定に誤りがあります。 |
1124 | DOがない | カスタムマクロのEND指令に対応するDO指令が見つかりません。 |
1128 | シーケンス番号範囲外 | カスタムマクロ文のGOTO指令などの飛び先シーケンス番号が1~99999999の範囲外の値になっています。 |
アラーム番号1130~1139
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1131 | [がない | カスタムマクロ文で、”[“の個数が”]”の個数より少ないです。 |
1132 | ]がない | カスタムマクロ文にて”]”の個数が”[“の個数より少ないです。 |
1133 | =がない | カスタムマクロ文の演算指令において、=の代入指令が抜けています。 |
1137 | IF文フォーマット誤り | カスタムマクロのIF文のフォーマットに誤りがあります。 |
1138 | WHILE文フォーマット誤り | カスタムマクロのWHILE文のフォーマットに誤りがあります。 |
1139 | SETVN文フォーマット誤り | カスタムマクロのSETVN文のフォーマットに誤りがあります。 |
アラーム番号1140~1149
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1141 | 変数名の文字不正 | カスタムマクロのSETVN文で変数名に使用できない文字が使われています。 |
1142 | 変数名が長過ぎ(SETVN) | カスタムマクロのSETVN文で登録しようとした変数名の文字数が8文字を越えています。 |
1143 | プリント文フォーマット誤り | BPRNT文またはDPRNT文のフォーマットに誤りがあります。 |
1144 | G10フォーマット誤り | G10のL番号で該当のデータ入力または対応するオプションがありません。 データ設定アドレスP,Rなどの指令がない。 データ設定とは関係ないアドレス指令がある。 L番号によりどのアドレスを指令するかそれぞれで異なります。 指令アドレスの値の符号,小数点,範囲について誤りがあります。 |
1145 | G10.1タイムアウト | G10.1の指令に対するPMC側の応答が時間切れになりました。 |
1146 | G10.1フォーマットエラー | G10.1指令フォーマットに誤りがあります。 |
アラーム番号1150~1159
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1152 | G31.9/G31.8フォーマット誤り | 次のようにG31.9(連続高速スキップ)、またはG31.8(EGBスキップ/フレキシブル同期制御スキップ)ブロックのフォーマットに誤りがあります。 ・G31.9、またはG31.8のブロックにおいて軸アドレスが指令されていません。 ・G31.9、またはG31.8のブロックにおいて軸アドレスが複数指令されました。 ・G31.9、またはG31.8のブロックにおいてPが指令されていません。 ・フレキシブル同期モード中、スレーブ軸以外にG31.8を指令しました。 ・フレキシブル同期モード中、G31.8のブロックのQ指令が範囲外です。 |
1153 | G31.9指令不可 | G31.9が指令できないモーダルの状態です。グループ07のGコード(工具径補正など)が、キャンセルでないときに、G31.9が指令されるとこのアラームになります。 |
アラーム番号1160~1169
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1160 | 最大指令値を越えました | CNC内部の位置データにオーバフローが発生しました。また、座標変換・オフセット・手動介入量の取り込みなどの計算の結果、目標位置が最大ストロークを越えるような指令となった場合にも発生します。 |
アラーム番号1190~1199
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1196 | 穴あけ軸選択誤り | 穴あけ用固定サイクルの穴あけ軸の指令が正しくありません。固定サイクルのGコード指令ブロックで穴あけ軸のZ点指令がありません。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 1200~1299
アラーム番号1200~1299
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1200 | グリッド同期ミス | グリッド方式原点復帰で減速用ドッグから離れる前に1回転信号がこなかったためグリッド位置を求めることができませんでした。 あるいは、減速用のリミットスイッチを離れる(減速信号*DECが”1″に戻る)までに、一度もパラメータ(No.1841)に設定されたサーボエラー量を越えるような送り速度に達しない場合、このアラームとなります。 |
1202 | G93にF指令がない | インバースタイム指定モード(G93)中のFコードはモーダルとして扱われませんので毎ブロックごとに指令しなければいけません。 |
1223 | 主軸の選択誤り | 制御対象の主軸が正しく設定されていない状態で、主軸を使用する指令を実行しました。 |
アラーム番号1200~1299
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1298 | インチメトリック切り換え指令誤り | インチメトリック切り換え時にエラーが発生しました。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 1300~1399
アラーム番号1300~1309
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1300 | アドレス不正 | パラメータまたはピッチ誤差補正データの外部からの登録、またはG10パラメータ入力で、パラメータが軸形でないのに軸番号アドレスが指令されています。 ピッチ誤差補正データは軸番号を指令しません。 |
1301 | アドレスがない | パラメータまたはピッチ誤差補正データの外部からの登録、またはG10パラメータ入力で軸形であるのに軸番号が指令されていません。 または、データ番号アドレスN,設定データアドレスPまたはR指令がありません。 |
1302 | データ番号不正 | パラメータまたはピッチ誤差補正データの外部からの登録、またはG10パラメータ入力でデータ番号の指令が存在しない番号となっています。 加工条件選択機能または加工面品位レベル調整機能の指令において、アドレスRの値が不正です。その他ワードの数値が不正な場合にもこのアラームになります。 |
1303 | 軸番号不正 | パラメータの外部からの登録、またはG10パラメータ入力で軸番号アドレスの指令が最大制御軸数の範囲外となっています |
1304 | 桁数オーバ | パラメータまたはピッチ誤差補正データの外部からの登録でデータの桁数が許容値を越えています。 |
1305 | データ範囲外 | パラメータまたはピッチ誤差補正データの外部からの登録でデータが範囲外です。 G10によるデータ入力でLの番号に応じたそれぞれのデータ設定アドレスの値が範囲外となっています。 NC指令のワードでも指令範囲を持つものがありこの範囲を越えるとこのアラームになります。 |
1306 | 軸番号がない | パラメータの外部からの登録で軸番号(アドレスA)の指定が必要なパラメータにおいて、その指定がありません。 |
1307 | マイナスの使い方誤り | パラメータまたはピッチ誤差補正データの外部からの登録、またはG10でデータの符号の使い方に誤りがあります。 符号を使えないアドレスに指令しています。 |
1308 | データがない | パラメータまたはピッチ誤差補正データの外部からの登録でアドレスの次に数値が指令されていません。 |
アラーム番号1300~1399
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1332 | データ書き込み競合エラー | パラメータ、ピッチ誤差補正データ、ワーク座標系データの外部からの登録において、登録ができませんでした。 |
1333 | データ書き込みエラー | 各種データの外部からの登録において、データの書込みができませんでした。 |
アラーム番号1370~1379
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1370 | 3次元ハンドル送りパラメータ不正(1) | 3次元ハンドル送りのパラメータ設定において、範囲外のデータが設定されています。 |
1371 | 3次元ハンドル送りパラメータ不正(2) | 3次元ハンドル送りのパラメータ設定において、回転軸の設定が正しくありません。 |
1372 | 3次元ハンドル送りパラメータ不正(3) | 3次元ハンドル送りのパラメータ設定において、マスタ軸の設定が正しくありません。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 1400~1499
アラーム番号1470~1479
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1470 | G40.1-G42.1パラメータミス | 法線方向制御に関するパラメータ設定に誤りがあります。 パラメータ(No.5480)で法線方向制御軸の軸番号を設定しますが、軸番号が制御軸数の範囲内にありません。 法線方向制御軸とした軸が回転軸の設定(パラメータROTx(No.1006#0)=1,パラメータ(No.1022)=0)になっていません。 |
1471 | 法線方向制御で不正指令 | 法線方向制御モード中に、指令できないGコードが指令されました。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 1500~1599
アラーム番号1500~1509
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1508 | Mコード重複(B軸割出し回転方向反転) | このMコードと同じコードが設定されている機能があります。 (インデックステーブル割出し) |
1509 | Mコード重複(主軸位置決めオリエンテーション) | このMコードと同じコードが設定されている機能があります。 (主軸位置決めオリエンテーション) |
1510 | Mコード重複(主軸位置決め位置決め) | このMコードと同じコードが設定されている機能があります。 (主軸位置決め位置決め) |
アラーム番号1510~1519
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1511 | Mコード重複(主軸位置決めモード解除) | このMコードと同じコードが設定されている機能があります。 (主軸位置決めモード解除) |
アラーム番号1500~1599
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1537 | F指令オーバライドアンダーフロー | F指令にオーバライドをかけた速度が遅すぎます。 |
1538 | F指令オーバライドオーバフロー | F指令にオーバライドをかけた速度が速すぎます。 |
アラーム番号1540~1549
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1543 | ギア設定不正 | 主軸位置決め機能において、主軸とポジションコーダ間のギア比、 または、ポジションコーダのパルス数の設定が、不正です。 |
アラーム番号1560~1569
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1561 | 割り出し角度不正 | 指令された回転角度が最小割り出し角度の整数倍ではありません。 |
1564 | インデックステーブル割り出し軸-その他同時指令 | インデックステーブル割り出し軸と他の軸が同一ブロックに指令されました。 |
1567 | インデックステーブル割り出し軸軸指令重複 | 移動中またはインデックステーブル割り出しのシーケンスが終了していない軸に対してインデックステーブル割り出しの指令がされました。 |
アラーム番号1580~1589
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1580 | 機密保護アラーム(パスワード) | プログラム読込み時、暗号が0以外でプログラム上のパスワードと暗号が異なっています。 暗号化プログラム出力の時、暗号が1~99999999の範囲になっていません。 暗号のパラメータはNo.3220です。 |
1581 | 機密保護アラーム(パスワード) | 暗号化プログラム出力の時、出力コードがEIAコード指定になっています。 パラメータISO(No.0000#1)=1にして下さい。 プログラムの暗号化,機密保護において誤った操作がされました。 ロック状態で保護範囲のプログラム編集、削除、範囲指定出力を行おうとするとこのアラームになります。 また、アンロック状態の範囲指定出力で、保護範囲外のプログラムが指定されています。 保護範囲は、パラメータ(No.3222)に設定されたプログラム番号よりパラメータ(No.3223)に設定されたプログラム番号までです。 この両方が0の場合はO9000~O9999が保護範囲となります。 |
アラーム番号1590~1599
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1590 | THパリティアラーム | 入力機器からの読込みでTHエラーを検出しました。 THエラーを起こした読込みコードとブロックから何文字目であったかは、診断画面にて確認できます。 |
1591 | TVパリティアラーム | 1ブロックのTVチェックにてエラーを検出しました。 TVチェックはパラメータTVC(No.0000#0)で行わないようにできます。 |
1593 | EGBパラメータ設定ミス | EGBに関係するパラメータの設定ミス (1)パラメータSYN(No.2011#0)の設定が正しくありません。 (2)G81で指令されたスレーブ軸が回転軸の設定になっていません。(パラメータROT(No.1006#0)) (3)1回転あたりのパルス数(パラメータ(No.7772,No.7773)または、パラメータ(No.7782,No.7783))が設定されていません。 (4)ホブ盤互換の指令でパラメータ(No.7710)が設定されていません。 (5)信号によるサーボEGB同期の同期比(パラメータ(No.7784,7785))が設定されていません。 |
1594 | EGBフォーマットエラー | EGB指令のブロックのフォーマット誤り (1)G81のブロックでT(歯数)が指令されていません。 (2)G81のブロックでT,L,P,Qのいずれかで指令範囲外のデータが指令されました。 (3)G81のブロックでP,Qのいずれかのみが指令されました。 |
1595 | EGBモード時不正指令 | EGBによる同期中に指令してはならない指令がされました。 (1)G27,G28,G29,G30,G33,G53などによるスレーブ軸の指令 (2)G20,G21などによるインチ・ミリ変換の指令 (3)パラメータECN(No.7731#3)=0でG81による同期開始の指令 |
1596 | EGBオーバフロー | 同期係数の計算でオーバフローしました。 |
1597 | EGB自動位相合わせフォーマットエラー | EGB自動位相合わせでG80またはG81のブロックのフォーマット誤り (1)Rが指令範囲外のデータです。 |
1598 | EGB自動位相合わせパラメータ設定ミス | EGB自動位相合わせに関係するパラメータの設定ミス (1)加減速用のパラメータが正しくありません。 (2)自動位相合わせのパラメータが正しくありません。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 1800~1899
アラーム番号1800~1809
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1805 | 入出力I/F不正コマンド | [入出力機器] 入出力機器の入出力処理中に不正なコマンドを指令しようとしています。 [G30原点復帰] 第2~第4原点復帰を指令のPアドレス番号がそれぞれ2~4以外となっています。 [毎回転ドウェル] 毎回転ドウェル指令時に、主軸回転指令が0となっています。 |
1806 | 入出力I/F操作誤り | セッテングで選択されている入出力機器ではできないことが指令されました。 ファナックカセットでないのにファイルの頭出しを指令するとこのアラームになります。 |
1807 | 入出力I/Fハパラメータ誤り | オプションの付加されていない入出力インタフェースが指定されています。 外部入出力機器とのボーレート,ストップビット,プロトコル選択についてパラメータ設定に誤りがあります。 |
1808 | デバイス2重オープン | 入出力中のデバイスに対し、オープンが実行されました。 |
1809 | G41/G42で不正コマンド | 指定方向工具長補正関係のパラメータが正しくありません。 指定方向工具長補正モード中に回転軸の指令をしました。 |
アラーム番号1820~1829
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1820 | 信号状態不正 | 各軸ワーク座標系プリセット信号によるプリセットを行う軸を含む系統の軸が全軸停止していない、もしくは指令中の状態で、各軸ワーク座標系プリセット信号がオンされました。 各軸ワーク座標系プリセット信号によるプリセットを行うMコード指令時に、各軸ワーク座標系プリセット信号がオンされませんでした。 補助機能ロックが有効です。 パラメータPGS(No.3001#6)が0(高速プログラムチェックモード中、M,S,T,Bコードの出力を行わない)のとき、高速プログラムチェックモード中に各軸ワーク座標系プリセット信号オン用のMコード指令しました。 |
1823 | フレーミングエラー(1) | RS232Cインタフェース1に接続している入出力機器から受信された文字のストップビットが検出されませんでした。 |
アラーム番号1830~1839
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1830 | 動作準備信号がOFFです(2) | RS232Cインタフェース2によるデータの入出力で、I/O機器の動作準備信号(DR)がOFFです。 I/O機器の電源が入っていないか、ケーブルの断線またはプリント板の不良が考えられます。 |
1832 | 通信エラーです(2) | RS232Cインタフェース2による読込みで、オーバラン、パリティまたは、フレーミングエラーが発生しました。 入力されたデータのビット数が合わないか、ボーレートの設定、I/O機器仕様番号が正しくありません。 |
1833 | フレーミングエラー(2) | RS232Cインタフェース2に接続している入出力機器から受信された文字のストップビットが検出されませんでした。 |
1834 | バッファオバーフローです(2) | RS232Cインタフェース2によるデータの読込みで、読込み停止をしているのに、10キャラクタを越えても入力が止まりません。I/O機器かプリント板の不良です。 |
アラーム番号1880~1889
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1889 | G54.3で不正コマンド | G54.3ブロックの指令が誤っています。 (1)指令できないモードでG54.3が指令されました。 (2)単独ブロックで指令されていません。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 1900~1999
アラーム番号1900~1999
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1912 | 仮想デバイスドライバエラー(オープン) | デバイスドライバ制御でエラーが発生しました。 |
1919 | 回復不能なエラーです(USBメモリ) | USBファイルシステムに回復不能なエラーが発生しました。復旧させるためには一旦電源を落として下さい。 |
アラーム番号1900~1999
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1924 | 予期しないエラーです(USBメモリ) | USBファイルシステムに予期しないエラーが発生しました。 |
1925 | パス/ファイル名が不正です(USBメモリ) | パス/ファイル名の指定が正しくありません。 |
1926 | アクセスできませんでした(USBメモリ) | USBメモリにアクセスできませんでした。 |
1927 | フォーマット中です(USBメモリ) | USBメモリがフォーマット中です。 |
1928 | デバイスが見つかりません(USBメモリ) | USBメモリが挿入されていません。接続を確認して下さい。 |
アラーム番号1900~1999
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1930 | 再開後の指が不正 | 再開ブロックが以下のブロックではありません。 (1)アブソリュート指令のブロック (2)G00/G01指令のブロック再開ブロックとして、(1)(2)を満たすブロックを選択してください。 |
1931 | 再開後のモードが不正 | サプレスモーション禁止のモードで、サプレスモーションが指定されました。 再開ブロックとして、サプレスモーション可能なモードのブロックを選択してください。 |
1932 | デバイスが容量不足です(USBメモリ) | USBメモリが容量不足です。 |
1937 | デバイスが不良です(USBメモリ) | SBメモリのフォーマットが不正です。FATまたはFAT32でフォーマットを行い、それでも解決しなければUSBメモリを交換して下さい。 |
1938 | ファイルの終端です(USBメモリ) | EOR(%)を読込む前にファイルの終端を検出しました。ファイルが壊れている可能性があります。 |
1939 | 未定義エラー(USBメモリ) | 未定義のエラーが発生しました。 |
アラーム番号1900~1999
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1951 | デバイスがビジー状態です(USBメモリ) | USBメモリがビジー状態です。 |
1952 | オープンファイル数の超過です(USBメモリ) | オープン中のファイルが、同時にオープン可能な数を超えました。 |
1953 | アクセス中に抜かれました(USBメモリ) | USBメモリへです。1963カード書込禁止 (メモリカード)メモリカードが書込み禁止状態です。1964カード認識不良 (メモリカード)メモリカードが認識できません。1965ディレクトリ不足 (メモリカード)メモリカードのルートディレクトリィにファイルが作成できません。1966ファイルが見つかりません (メモリカード)メモリカード上に指定のファイルが見つかりません。1967ファイル書込禁止 (メモリカード)メモリカードが書込み禁止状態です。1968ファイル名不正 (メモリカード)メモリカードのファイル名が不正です。1969フォーマット不正 (メモリカード)ファイル名のチェックを行って下さい。1970品種不正 (メモリカード)取り扱いのできないメモリカードです。1971消去エラー (メモリカード)メモリカードの消去時にエラーが発生しました。1972バッテリ電圧不正 (メモリカード)メモリカードのバッテリが不足しています。1973同名ファイルが存在しますメモリカード上に同名ファイルがすでに存在します。 のアクセス中に、USBメモリが抜かれました。 |
1954 | パス/ファイルが既に存在します(USBメモリ) | 指定されたパス/ファイルは既に存在します。 |
1955 | パス/ファイルが見つかりません(USBメモリ) | 指定されたパス/ファイルが見つかりません。 |
1956 | 過電流発生(USBメモリ) | USBメモリに過電流が発生しました。USBメモリを交換して下さい。 |
1957 | パリティエラー発生 (USBメモリ) | USBメモリにパリティエラーが発生しました。CNCの電源を一旦落として下さい。 |
アラーム番号1900~1999
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1960 | アクセス不正(メモリカード) | メモリカードアクセス不正。読込み時に発生した場合は、 EORコードを検出することなくファイル最後まで読込みが行われた場合にもこのアラームが発生します。 |
1961 | 準備未完了(メモリカード) | メモリカードの準備ができていません。 |
1962 | 容量不足(メモリカード) | メモリカードが空き容量不足 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 2000~2099
アラーム番号2030~2039
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
2032 | 組込みイーサネット/データサーバエラー | 組込みイーサネット/データサーバ機能において、エラーが返されました。 詳細は組込みイーサネットまたはデータサーバのエラーメッセージ画面を確認してください。 |
2038 | 通信機能組合せ不正 | 通信機能のハードウェアまたはソフトウェアオプションの組合せが不正です。 診断番号No.4400,4401に不正な組合せの詳細が通知されます。 |
アラーム番号2050~2059
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
2052 | #500-#549P-CODEマクロコモン選択(SETVN指令不可) | 変数名称を入力できません。 P-CODEマクロコモン変数#500~#549に対してSETVN指令はできません。 |
2053 | #30000の個数が不一致です | システムに無いP-CODE専用変数を入力しようとしました。 |
2054 | #40000の個数が不一致です | システムに無い拡張P-CODE専用変数を入力しようとしました。 |
アラーム番号2070~2079
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
2070 | G02.1/G03.1フォーマット誤り | ・フォーマットに誤りがあります。 ・指令された円弧が補間可能な範囲を越えました。 |
アラーム番号2090~2099
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
2090 | 中断ブロックが見つかりません | 仮実行で求めた加工中断ブロックの終点座標と記憶した加工中断ブロックの終点座標が異なります。 原因として次のことが考えられます。 ・通常運転中にカウントしていた実行ブロック数と仮実行したブロック数が一致しません。 ・プログラムを中断した後に、中断ブロック以前のブロック数や移動量が変わるようなプログラムの編集をしたため中断ブロックの終点座標が変わりました。 ・オフセット量を変更しました。 ・座標系を変更しました。 |
2095 | 周辺軸制御プログラム登録不正 | 次の要因により、周辺軸制御プログラムが登録できません。 ・G101(またはG102,G103)指令の後、G100指令が無い状態でプログラムエンドが検出されました。 ・周辺軸制御プログラムの登録開始指令(G101,G102,G103)と同じブロックに、Q指令がありません。(ある系統の軸が、複数の周辺軸制御の周辺軸として割り当てられている場合のみ) |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 4000~4999
アラーム番号4000~4009
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4010 | 出力バッファの実数値不正: | 出力バッファの実数値の指定に誤りがあります。 |
アラーム番号4500~4509
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4500 | リポジショニング指令に誤りがあります | (1)ワーククランプMコード、またはワークアンクランプMコードが未設定の状態で、自動リポジショニング(G75)が指令されました。 (2)自動リポジショニング指令(G75)とMコード、またはTコードが同時に指令されました。 (3)円弧補間(G02/G03)指令中にワーククランプMコードが指令されました。または、ワーククランプMコード指令後に、円弧補間が指令されました。 (4)座標回転モード(G84)中にワーククランプMコードが指令されました。または、ワーククランプMコード指令後に、座標回転が指令されました。 (5)工具径補正モード(G41/G42)中にワーククランプMコードが指令されました。または、ワーククランプMコード指令後に、工具径補正が指令されました。 |
4502 | ボルトホールサークル指令誤りです | 次の状態で、ボルトホールサークル(G26)指令を実行しました。 ・I,J,K指令のいずれかが指令されていない ・I指令値(r)≦0 ・K指令値(n)=0 |
4503 | ラインアットアングル指令誤りです | 次の状態で、ラインアットアングル(G76)指令を実行しました。 ・I,J,K指令のいずれかが指令されていない ・K指令値(n)≦0である |
4504 | アーク指令誤りです | 次の状態で、アーク(G77)指令を実行しました。 ・I,J,P,K指令のいずれかが指令されていない ・I指令値(r)≦0 ・K指令値(n)≦0 |
4505 | グリッド指令誤りです | 次の状態で、グリッド(G78,G79)指令を実行しました。 ・I,J,P,K指令のいずれかが指令されていない ・P指令値(nx)≦0 ・K指令値(ny)≦0 |
4506 | シェアグループ指令誤りです | 次の状態で、シェアプルーフ(G86)指令を実行しました。 ・I,J,P指令のいずれかが指令されていない ・パラメータAIP(No.16202#0)=0の場合|I指令値(l)|<1.5×|P指令値(w1)| ・パラメータAIP(No.16202#0)=1の場合|I指令値(l)|<|P指令値(w1)| ・P指令値(w1)=0 |
4507 | スクウェア指令誤りです | 次の状態で、スクウェア(G87)指令を実行しました。 ・I,J,P指令のいずれかが指令されていない ・P指令値(w1)≦0 ・Q指令値(w2)≦0 ・|I指令値(lx)|<3×|P指令値(w1)| ・|J指令値(ly)|<3×|Q指令値(w2)| |
4508 | ラディウス指令誤りです | 次の状態で、ラディウス(G88)指令を実行しました。 ・I,J,K,P,Q指令のいずれかが指令されていない ・I指令値(r)≦0 ・Q指令値(p)≦0 ・円弧内側指定(d<0)で工具直径(|d|)が指令円弧直径(2r)以上の場合 ・指令上の円弧長(2p×r×|Dq|/360)<Q指令値(p) |
4509 | カットアットアングル指令誤りです | 次の状態で、カットアットアングル(G89)指令を実行しました。 ・I,J,P,Q指令のいずれかが指令されていない ・Q指令値(p)≦0 ・I指令値(l)<Q指令値(p) |
アラーム番号4510~4519
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4510 | 直線パンチング指令誤りです | 次の状態で、直線パンチング(G45)指令を実行しました。 ・X,Y,P指令のいずれかが指令されていない ・打ち抜き距離<1.5×P指令値(w1) ・P指令値(w1)≦0 ・Q指令値(w2)≦0 |
4511 | 円弧パンチング指令誤りです | 次の状態で、円弧パンチング(G46,G47)指令を実行しました。 ・R,Q指令のいずれかが指令されていない ・R指令値(r)=0 ・Q指令値(p)≦0 ・始点=終点 ・円弧長<Q指令値(p) |
アラーム番号4520~4529
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4520 | ニブリングモード中で指令できません | M機能によるニブリング中に、 T,M G04,G05,G05.1,G08,G28,G30.1,G32,G70,G75が指令されました。 |
4521 | にブリングモードでのX,Y軸ピッチオーバ | M機能によるニブリング中に、 X,Y軸の移動量が最大ピッチ(パラメータNo.16188~16192)を越えました。 |
4522 | ニブリングでのC軸ピッチオーバ | ニブリング中に、C軸の移動量が最大ピッチ(パラメータNo.16194)を越えました。 |
4523 | 円弧にブリング指令誤りです | 次の状態で、円弧ニブリング(G68)指令を実行しました。 ・I,J,K,P,Q指令のいずれかが指令されていない ・I,J,K,P,Q指令のいずれかが範囲外である ・円弧内側指定(P<0)で|P|≧2I ・Q>最大ピッチ(パラメータNo.16186) |
4524 | 直線にブリング指令誤りです | 次の状態で、直線ニブリング(G69)指令を実行しました。 ・I,J,P,Q指令のいずれかが指令されていない ・I,J,P,Q指令のいずれかが範囲外である ・Q>最大ピッチ(パラメータNo.16186) |
アラーム番号4530~4539
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4530 | A/Bマクロ指令に誤りがあります | ・A/Bマクロ指令で使用できないマクロ番号(1~5以外)を指令しました。 ・記憶するキャラクタ数が200キャラクタを超えました。 ・記憶していない番号のA/Bマクロが呼び出されました。 ・A/Bマクロの記憶中にアドレスBが指令されました。 ・アドレスAがブロック先頭で指令されませんでした。 |
4531 | U/Vマクロ指令に誤りがあります | U/Vマクロ指令で、1つのマクロ記憶中に別のマクロを記憶させようとしました。 マクロ記憶中でないのにVが指令されました。 UとVのマクロ番号の対応が一致しません。 |
4532 | 使用できないU,V番号指令あり | U/Vマクロ指令で、使用できないマクロ番号を指令しました。 |
4533 | U/Vマクロ記憶容量がオーバしました | U/Vマクロ指令で、マクロ記憶容量以上にマクロを記憶させようとしています。 |
4534 | 記憶されていないマクロ番号あり | U/Vマクロ指令で、記憶されていないマクロ番号Wが指令されています。 |
4536 | 多数個取り指令にW,Q指令がない | 多数個取り指令(G73,G74)にWまたはQが指令されていません。 |
4537 | 多数個取り指令(G73,G74)にWまたはQが指令されていません。 | 多数個取り指令(G73,G74)で、Qの指令値が、1~4以外です。 |
4538 | 多数個取り指令の記憶マクロがない | 多数個取り指令(G73,G74)で、記憶されていないマクロ番号Wが指令されています。 |
4539 | 多数個取り設定が0です | 多数個取りの設定 (パラメータNo.16206または信号MLP1,MLP2<Gn231.0,.1>) が0であるにもかかわらず多数個取り指令(G73,G74)をしました。 |
アラーム番号4540~4549
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4540 | マクロ記憶中に多数個取り指令あり | U/Vマクロの記憶中に多数個取り指令(G73,G74)がされています。 |
4542 | 多数個取り指令誤りです | G98 P0と指令されたにもかかわらずG73が指令されました。G98 K0と指令されたにもかかわらずG74が指令されました。 |
4543 | 多数個取りQ指令の誤りです | G98 P0と指令されたにもかかわらずG74指令でQが1または3でない。 G98 K0と指令されたにもかかわらずG73指令でQが1または2でない。 |
4544 | 多数個取りP/R指令の誤りです | (1)多数個取り再開指令で、再開位置(P)が1~総加工数の範囲外です。 (2)多数個取り終了位置指令で、終了位置(R)が1~総加工数の範囲外です。 (3)多数個取り終了位置指令で、終了位置(R)が再開位置(P)よりも小さい値を指令しました。 |
アラーム番号4600~4609
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4600 | 補間モード中にT,C指令されました | 直線補間(G01)または円弧補間(G02,G03)モード中にT指令あるいはC軸指令されています。 |
4601 | T,M指令されました | G10,G22,G23,G52,G53,G72,G73,G74,G75,G92,G98のブロックにT指令あるいはM指令されています。 |
4602 | 指令できないT指令があります | 工具登録画面に登録されていないT指令をしています。 |
4604 | 軸制御指令の誤りです | マルチツール用Tコード指令と同一ブロックにC軸指令があります。 |
4606 | T指令されました | 法線方向制御中にT軸指令が無効なブロックで指令されました。 |
アラーム番号4630~4639
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4630 | レーザモードでの指令誤りです | レーザモードで、ニブリング指令あるいはパターン指令を指令しています。 |
アラーム番号4650~4659
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4650 | オフセットモード中使用できないG指令あり | 工具径補正モード中、使用できないGコードを指令しています。 |
4751 | C軸の指令はできません | C軸指令が無効なブロックでC軸指令されました。 |
アラーム番号4870~4879
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
4872 | 自動設定指令誤りです | セーフティゾーン自動設定指令(G32)と同時にM,S,T指令があります。 ニブリングモード中に自動設定指令されました。 工具径補正、座標回転、スケーリングモード中に自動設定指令されました。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 5000~5099
アラーム番号5000~5009
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5006 | ワード数オーバー | 1ブロック内のワード数が許容範囲を越えています。 機種により異なりますが、通常最大35ワードです。 指令ワードを2ブロックに分割して下さい。 |
5007 | 移動量が最大指令値を越えました | 補正,交点計算,補間のための計算などにより移動量が最大指令値を越えました。 プログラム指令の座標,補正量などを確認ください。 |
5009 | 送り速度,0,(ドライラン) | ドライラン速度のパラメータ(No.1410)または各軸の最大切削送り速度パラメータ(No.1430)が0になっています。 |
アラーム番号5010~5019
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5010 | プログラム終了 | ブロックの途中にEOR(エンドオブレコード)コードが指令されています。 NCプログラムの最後にあるパーセントを読込んだ時もこのアラームになります。 |
5011 | 送り速度0(切削送り最大) | 最大切削送り速度のパラメータ(No.1430)の設定値が0となっています。 |
5016 | Mコードの組合せが不適当です | 同じブロック内に同一グループのMコードが組合わされて指令されています。または、単一指令Mコードを含んで指令されています。 |
5018 | ポリゴン主軸の速度指令が不適切です | G51.2モード中、主軸またはポリゴン同期軸の速度がクランプ値を超えるか、小さすぎて、指令値の回転数比を維持できません。 主軸間ポリゴン加工の場合本アラーム発生要因の詳細が、診断データ(No.0471)中に表示されます。 |
アラーム番号5020~5029
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5020 | 再開用パラメータ不当 | ドライランで加工再開位置に移動する軸の順番を指定するパラメータ(No.7310)の設定値が不正です。 設定範囲は1~制御軸数です。 |
アラーム番号5030~5039
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5030 | 登録開始指令がなくて終了が指令 | 登録開始指令(G101,G102,G103)がない状態で、終了(G100)が指令されました。 (周辺軸制御) |
5031 | 登録指令中に再度登録開始指令 | 登録開始指令中に再度登録開始指令(G101,G102,G103)が指令されました。 (周辺軸制御) |
5032 | 周辺軸制御中に新たな動作指令を登録 | 周辺軸制御中に新たな動作指令を登録しようとしました。 |
5033 | メモリ不足で周辺軸制御プログラムが登録できません | プログラムメモリ不足のため、周辺軸制御プログラムの登録ができません。 |
5034 | G110で複数の動作が指令されました | G110で複数の動作が指令されました。(周辺軸制御) |
5038 | 周辺軸制御開始指令Mコードが6個以上 | 周辺軸制御開始指令Mコードが6個以上指令されました。 |
5039 | 未登録の周辺軸制御プログラムを実行 | 未登録の周辺軸制御プログラムを実行しようとしました。 |
アラーム番号5040~5049
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5040 | 周辺軸制御を指令できません | 次の要因により、周辺軸制御が指令できません。 ・パラメータ(No.11884~11891)の設定不正のため、周辺軸制御を実行できません。 ・パラメータ(No.11884~11891)の設定変更後、消去が必要なデータを消去していません。 ・パラメータ(No.3040~3042)に設定した系統とは異なる系統から、周辺軸制御を起動するとき、周辺軸制御を起動する系統のシステムが、パラメータ(No.3040~3042)に設定した系統のパラメータ(No.0983)の設定と異なっています。 |
5043 | G68ネスティングオーバ | 3次元座標変換指令が3回以上指令されました。 新たな座標変換を行う場合は一度キャンセルしてから指令します。 |
5044 | G68フォーマットエラー | 3次元座標変換指令ブロックに下記の誤りがあります。 (1)3次元座標変換指令ブロックでI,J,K指令が全て0となっている。 (2)3次元座標変換指令ブロックで回転角度Rの指令がない。 |
アラーム番号5050~5059
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5050 | チョッピングで不正指令がありました。 | オシレーション動作中の軸に対して、移動指令が行なわれました。 |
5058 | G35/G36フォーマット誤り | 円弧ねじ切りにおいて長軸が切り換わるような指令がされました。 または、長軸の長さが0になるような指令がされました。 |
アラーム番号5060~5069
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5065 | 同一群に設定単位の異なる軸を設定 | PMCによる軸制御において、同一のDI/DO群に設定単位の異なる軸を設定しています。 パラメータ(No.8010)を変更して下さい。 |
5068 | G31P90のフォーマットに誤りがあります | 移動軸が指令されていません。 移動軸が2軸以上指令されました。 |
アラーム番号5070~5079
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5073 | 小数点がありません | 小数点付きで指令すべきアドレスの指令に、小数点が入力されていません。 |
5074 | アドレス指令が重複しています | 同一ブロック内に同じアドレスが2つ以上存在します。 または、同じグループのGコードが2つ以上指令されています。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 5100~5199
アラーム番号5110~5119
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5110 | 指令できないGコード(AICCモード) | AI先行制御(M系)/AI輪郭制御モード中に指令できないGコードが指令されました。 |
アラーム番号5130~5139
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5130 | NCとPMCの軸指令が競合しました(重畳) | PMC軸制御の重畳において、NC指令とPMC軸制御指令が競合しました。プログラムまたはラダーを修正して下さい。 |
5131 | PMC軸制御と同時指令できないNC指令 | PMC軸制御と3次元座標変換変換、または極座標補間を同時に指令しました。プログラムまたはラダーを修正して下さい。 |
5132 | PMC軸の重畳の軸選択はできません | PMC軸制御の重畳中の軸に対して、重畳軸の選択をしました。 |
アラーム番号5190~5199
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5195 | 方向判別ができません | 工具補正測定値直接入力B機能において、測定操作が不正です。 [1接点入力の場合] 1.記憶されたパルスの方向が一定ではありません。 ・オフセット書込みモードの間、停止しています。 ・サーボオフ中です。 ・方向がばらついています。 2.工具が2軸(X軸とZ軸)同時に移動中です。 [移動方向判別仕様の場合] 1.記憶されたパルスの方向が一定ではありません。 ・オフセット書込みモードの間、停止しています。 ・サーボオフ中です。 ・方向がばらついています。 2.工具が2軸(X軸とZ軸)同時に移動中です。 3.工具補正量書込み信号の示す方向と、軸の移動方向が一致しません。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 5200~5299
アラーム番号5210~5219
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5211 | 軸移動指令不正 | サーボ主軸同期モード中に、CNCからサーボ軸の指令が行われました。 プログラムを修正してください。 |
5219 | 復帰できません | 3次元座標変換、傾斜面加工指令中に手動介入・復帰はできません。 |
アラーム番号5220~5229
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5220 | レファレンス点調整モードです | レファレンス点位置を自動設定するパラメータDATx(No.1819#2)=1が設定されています。 手動運転で機械をレファレンス点に位置決めして、手動レファレンス点復帰を実行して下さい。 |
アラーム番号5240~5249
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5242 | 軸番号不正 | 自動運転中に、フレキシブル同期制御モードをオフからオンにした時、マスタ軸番号/スレーブ軸番号が正しく設定されていませんでした。 系統間フレキシブル同期制御では以下のいずれかの条件で発生します。 (系統間フレキシブル同期制御開始時に発生します。) 1.マスタかスレーブ軸の軸番号が正しくありません。 2.マスタとスレーブ軸の関係がループしています。 |
5243 | データ範囲外 | 自動運転中に、フレキシブル同期制御モードをオフからオンにした場合、ギア比が正しく設定されていません。 |
5244 | 信号状態不正 | ・自動運転中にフレキシブル同期制御状態が変更される場合、Mコードを実行した後、選択信号がONまたはOFFになりませんでした。 ・軸を停止せず、フレキシブル同期制御をON/OFFしました。 (フレキシブル同期制御自動位相合わせ使用時以外) ・以下の機能モード中にフレキシブル同期制御をOFFしました。 ・傾斜面加工指令 |
5245 | 他の制御軸の同時指令 | ・PMC軸、サーボモータによる主軸制御軸をマスタ軸としたフレキシブル同期制御のグループを、自動運転以外で同期モードをオンにしました。 ・PMC軸、サーボモータによる主軸制御軸以外の通常軸をマスタ軸とするフレキシブル同期制御のグループが存在する時に、PMC軸、サーボモータによる主軸制御軸をマスタ軸とした同期のグループをオンしようとしました。 ・同期軸のマスタ軸およびスレーブ軸がEGBダミー軸と重なりました。 ・同期軸のマスタ軸およびスレーブ軸がオシレーション軸と重なりました。 ・同期軸のマスタ軸およびスレーブ軸が傾斜軸制御の関係軸と重なりました。 ・同期軸のマスタ軸およびスレーブ軸が混合制御関係軸と重なりました。 ・同期軸のマスタ軸およびスレーブ軸が重畳制御関係軸と重なりました。 ・同期軸のスレーブ軸が同期制御の関係軸と重なりました。 ・原点復帰モードになりました(でした)。 ・系統間フレキシブル同期制御を行っている系統で、サーボアラームが発生しました。 ・系統間フレキシブル同期制御を行っている別の系統が、非常停止状態となりました。 ・異なる系統間のフレキシブル同期を自動運転で行う時、系統間フレキシブル同期モードが有効になっていませんでした。 |
アラーム番号5250~5259
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5253 | 指令モードの切換えができません。 | 指令モード切換えMコードが指令されましたが、モードを切換えることができません。 ・指令モード切換えMコードを指令したとき、Gコードモーダルがキャンセルされていません。 ・パラメータ(No.13020)とパラメータ(No.13021)の値が同じです。 ・高速プログラムチェック機能においてチェック中です。 ・プログラム再開機能においてサーチ中です。 ・割込み形カスタムマクロにおいて割込み中です。 |
5257 | MDIモードでG41/G42は指令できません | MDIモードで工具径・刃先R補正を指令しました。 (パラメータMCR(No.5008#4)の設定による) |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 5300~5399
アラーム番号5300~5309
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5303 | タッチパネルエラー | タッチパネルの接続が正しくない、または、電源投入時にタッチパネルの初期化ができません。 原因を取り除き、電源を入れ直して下さい。 |
5305 | 主軸選択P指令に誤りがあります | マルチスピンドル制御でのアドレスPによる主軸選択機能において、 (1)アドレスPが指令されていない。 (2)パラメータ(No.3781)が選択する主軸に設定されていない。 (3)S_P_;指令と共に指令できないGコードが指令された。 (4)マルチスピンドルがパラメータEMS(No.3702#1)が1のため有効でない。 (5)パラメータ(No.3717)に、各主軸のスピンドルアンプ番号が設定されていない。 (6)禁止されている主軸への指令が行われた(パラメータ(No.11090))。 (7)パラメータ(No.11090)で不正な値が設定されている。 |
アラーム番号5310~5319
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5312 | G10L75/L76/L77指令に誤りがあります | G10L75/L76/L77からG11までの指令でフォーマットに誤りがあるか、指令値がデータ範囲を越えています。 プログラムを修正してください。 |
5316 | 工具種類番号が見つかりません | 指令された工具種類番号を持つ工具がありません。 プログラムを修正するか、工具の登録を行って下さい。 |
5317 | 全工具の寿命が尽きています | 指定された工具種類番号を持つ全工具の寿命が尽きています。 工具の交換を行って下さい。 |
アラーム番号5320~5329
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5320 | 直径/半径モード切換えはできません | 以下の状態にて、直径/半径指定の切り換えを行ないました。 (1)バッファリングしているプログラムを実行中 (2)軸が移動中 (3)パラメータTMDx(No.10730#0)=1の軸に対して、直径/半径ダイナミック切換え機能が指令された |
5324 | レファレンス点復帰ができません | 3次元座標変換、傾斜面加工指令中に、手動レファレンス点復帰はできません。 |
5329 | 固定サイクル中M98とNC指令を同時指令 | 固定サイクルモード中に単独ブロックでないサブプログラム呼出しを指令しました。 プログラムを修正して下さい。 |
アラーム番号5330~5339
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5330 | G50.9フォーマット誤り | ・G50.9ブロックに座標値指定がありません。 ・G50.9ブロックにMコード、Bコード指令がありません。 ・G50.9を固定サイクルモード中に指令しました。 ・G50.9ブロックが連続で3ブロック指令されています。 |
5331 | 指令座標が不正です | 指令された絶対座標値まで到達しませんでした。G50.9ブロックで指令した座標値か、移動指令が誤りです。 |
5339 | プログラム指令による同期・混合・重畳制御の指令フォーマットに誤りがあります | (1)G51.4/G50.4/G51.5/G50.5/G51.6/G50.6で指令したP,Q,Lの値が不正です。 (2)パラメータ(No.12600)の値が重複しています。 |
アラーム番号5340~5349
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5346 | レファレンス点復帰をして下さい | Cs輪郭制御軸の座標確立が行われません。 手動レファレンス点復帰を行なって下さい。 (1)Cs軸原点確立状態信号CSPENx=0のCs軸に対して、Cs軸座標確立を行なった場合。 (2)スピンドルアンプから位置情報が転送されてこなかった場合。 (3)Cs軸座標確立開始時にサーボオフ状態 (4)Cs軸が同期制御中、または重畳制御中。 (5)座標確立中に非常停止状態になった。 (6)座標確立中のCs軸に対し、混合制御を解除しようとした場合。 (7)座標確立中のCs軸に対し、同期・混合・重畳制御を開始しようとした場合。 |
アラーム番号5350~5359
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5355 | G96指令でSが指令されていません | 周速一定制御指令G96において周速Sが指令されていません。 G96のブロックでSを指令してください。 |
5356 | 指令できないGコードがあります | 仮想指令モードまたは、実軸指令モード中に指令できないGコードが指令されました。 |
5357 | 軸指定に誤りがあります | 仮想平面内の実軸が、仮想指令モード中に指令されました。 または、仮想軸が実軸指令モード中に指令されました。 |
5359 | モード切換えエラー | 以下の場合に発生します。 (1)自動運転中に、バッファリングしないMコードを使用しないで、モード切換えを行いました。 (2)仮想平面内の1軸でもレファレンス点が確立していない状態で仮想指令モードへのモード切換えを行いました。 (3)仮想指令モード中に、仮想平面内の何れかの軸がレファレンス点確立状態でなくなりました。 (4)非直線補間形位置決め(パラメータLRP(No.1401#1)=0)の場合に、モード切換えを行いました。 (5)モード切換えを下記のモード中に行いました。 -工具径補正モード -工具長補正モード -工具位置オフセットモード -スケーリングモード -プログラマブルミラーイメージモード -座標回転モード -固定サイクルモード (6)仮想平面内の実軸が移動中にモード切換えを行いました。 |
アラーム番号5360~5369
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5360 | 工具干渉チェックエラー | G10データ入力、ファイル入力のデータ変更により、他の工具と干渉する場合、または、マガジンに登録されている工具の工具形状データを変更しようとした場合に発生します。 |
5361 | マガジンデータ不整合 | マガジンに格納されている工具同士が干渉しています。 マガジンに工具を登録し直すか、もしくは、工具管理データ、工具形状データを変更してください。 本アラーム発生時は、マガジン管理テーブルへの工具登録時に工具干渉チェックされません。 また、空ポットサーチも正常に動作しません。 本アラームが発生すると、一度電源をOFFする必要があります。 |
5362 | 原点でINCH/MM切換を行って下さい | レファレンス点以外でインチ/メトリック切換を行いました。レファレンス点位置に移動してからインチ/メトリック切換を行って下さい。 |
5364 | プログラムチェック中に不正指令 | (1)高速プログラムチェックモード中に指令できないGコードを指令しました。 (2)傾斜軸制御が有効です。 (3)以下の動作を行ないました。 ・高速プログラムチェックモード中に高精度オシレーション動作 ・高精度オシレーション動作中に高速プログラムチェックモードの開始 ・高速プログラムチェックモード中にレファレンス点が確立していない軸のレファレンス点復帰 (4)高速プログラムチェックモード中にPMC軸選択信号EAX*<G0136>が切り替わりました。 (5)高速プログラムチェックモード中にパラメータPGR(No.3454#3)に対してG10が指令されました。 (6)高速プログラムチェックモード中にパラメータPGS(No.3001#6)に対してG10が指令されました。 |
5365 | プログラムチェックモード切換不可 | プログラムが実行中に高速プログラムチェック入力信号 PGCK<Gn290.5>が切り替わりました。 |
アラーム番号5370~5379
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5372 | 指令できないモーダルGコード(G53.2) | G53.2が指令されたブロックでG00、G01以外の01グループのGコードが指令されました。 または、01グループのモーダルGコードがG00、G01以外の状態でG53.2が指令されました。 |
5373 | マクロ呼出し引数変換エラー | プログラム再開のMDIプログラム出力において、マクロ呼出しの引数を9桁の数字に変換できません。 |
5374 | フレキシブル同期モード不一致 | 現在のフレキシブル同期モードと、プログラム再開ブロックにおけるプログラム指令上のフレキシブル同期モードが一致していません。 |
5375 | フレキシブル同期モードは変更できません | プログラム再開実行中に、フレキシブル同期モードを変更しました。 |
5376 | スレーブ軸に指令できません | フレキシブル同期中に、スレーブ軸に対する指令がありました。 |
5377 | フレキシブル同期キャンセル後に不正指令 | フレキシブル同期解除後に、スレーブ軸であった軸に対して、アブソリュート指令の前にインクレメンタル指令がありました。 |
5378 | 再開ブロック指定が正しくありません | 再開ブロックとして、フレキシブル同期解除後のブロックを指定する場合、スレーブ軸であった軸に対する絶対指令より後のブロックが指定されませんでした。 |
5379 | スレーブ軸への書き込み禁止 | 送り軸同期制御のスレーブ軸のパラメータを直接設定することは出来ません。 |
アラーム番号5380~5389
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5381 | フレキシブル同期制御中は指令不可 | 以下の指令がありました。 ・フレキシブル同期制御のマスタ軸のレファレンス点が確立していない時に、マスタ軸に対してG28指令を行った時。 ・スレーブ軸に対してG27/G28/G29/G30/G53指令を行った時。 |
5384 | リジッドタップ戻しができません | G30指令によるリジッドタップ戻しにおいて、リジッドタップ中断時とリジッドタップ戻し時の座標系モードが異なっています。 |
アラーム番号5390~5399
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5391 | G92指令不可 | ワーク座標系設定G92(旋盤系Gコード体系Aの場合G50)が指令できない状態です。 (1)工具長補正シフトタイプで工具長補正が変化した後、アブソリュート指令がない状態でG92を指令しています。 (2)G49と同じブロックでG92が指令されました。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 5400~5499
アラーム番号5400~5409
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5406 | G41.3/G40でフォーマット誤り | (1)G41.3,G40のブロックに移動指令があります (2)G41.3のブロックにバッファリングが抑制されるGコードまたはMコードが指令されています。 |
アラーム番号5430~5439
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5435 | パラメータ(TLAC)が設定範囲外です | パラメータ設定が正しくありません。(設定された値の範囲) パラメータ(No.19655,19656,19657,1022)を確認してください。 |
5436 | 回転軸のパラメータ設定誤り | パラメータ設定が正しくありません。(回転軸の設定) |
5437 | マスタ回転軸のパラメータ設定誤り | パラメータ設定が正しくありません。(マスタ回転軸の設定) |
アラーム番号5440~5449
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5445 | G39で移動は指令できません | 工具径・刃先R補正のコーナ円弧補間(G39)が、単独指令ではなく移動指令とともに指令されています。 プログラムを修正して下さい。 |
5446 | G41/G42の干渉回避ができません | 工具径・刃先R補正の干渉チェック回避機能において、干渉回避ベクトルが存在しないため、干渉の回避ができません。 |
5447 | G41/G42で干渉回避すると危険です | 工具径・刃先R補正の干渉チェック回避機能において、回避動作を行なうと危険と判断されました。 |
5448 | G41/G42で回避動作に干渉しました | 工具径・刃先R補正の干渉チェック回避機能において、すでに作成済みの干渉回避ベクトルに対してさらに干渉が生じました。 |
アラーム番号5450~5459
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5456 | G68.2モード中にG68.2 が再度指令されました | 傾斜面加工指令G68.2が2回以上指令されました。 新たな座標変換を行う場合は一度キャンセルしてから指令します。 |
5457 | G68.2フォーマットエラー | G68.2フォーマットエラーです。 |
5458 | G53.1/G53.6の使い方誤り | ・G68.2指令以前にG53.1/G53.6が指令されました。 ・G53.1/G53.6が単独で指令されていません。 ・工具軸方向をフィーチャ座標系の+Z軸方向に制御する回転軸の角度解が存在しません。 ・G53.6の指令に工具が指定されていません。 |
5459 | 機械を構成するパラメータが正しくありません | ・機械を構成するパラメータ(No.19665~No.19667およびNo.19680~ No.19714およびNo.12321)が正しくありません。 ・パラメータ(No.19681,No.19686)で設定した軸が回転軸ではありません。 ・パラメータ(No.1022)に基本3軸が設定されていません。 ・傾斜面加工指令においてNCが回転軸の終点を求めた結果、パラメータ (No.19741~No.19744)に指定された範囲内に終点が存在しませんでした。 |
アラーム番号5460~5469
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5462 | 指令に誤りがあります(G68.2/G69) | (1)G68.2/G69を指令する際のモーダルに誤りがあります。 (2)G68.2モード中に指令できないGコードが指令されました。 (3)G68.2/G69を指令する際に工具径・刃先R補正のオフセットベクトルがキャンセルされていません。 |
アラーム一覧表 PS,BG,SR 5500~5599
アラーム番号5520~5529
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5523 | オプション認証待ち状態 | オプション設定状態がオプション認証待ち状態となっています。 ・本アラームは、有効期限内(アラーム発生後30日以内)であればリセット操作でクリア可能です。 ・有効期限内に弊社サービスに認証作業を依頼下さい。 ・有効期限内に認証作業が行われない場合アラームPS5524が発生しリセット操作でアラームのクリアができなくなります。 |
5524 | オプション認証待ち(期限切れ)状態 | オプション認証待ち状態の有効期限が切れました。 ・本アラームは、リセット操作ではクリアできません。 ・本アラームを解除するには、弊社サービスに認証作業を依頼下さい。 |
アラーム番号5550~5559
番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
5557 | 主軸最高回転数クランプ指令がない | 周速一定制御指令(G96S_)開始前に、主軸最高回転数クランプ指令(M系:G92S_;T系:G50S_;)が行われていません。 主軸最高回転数クランプ指令を行って下さい。 |
5559 | 軸移動指令不正(座標系) | マシンロック状態の移動指令によりワーク座標系が機械座標系からシフトされている状態で、軸移動指令が行われました。 レファレンス点復帰やワーク座標系プリセットなどの操作を行って下さい。 本アラームはパラメータMSC(No.11501#2)=1のとき有効となります。 |
パラメータ一覧
[入力区分]セッティング入力
[データ形式]ビット系統形
[機能]TVチェックを
0:行わない
1:行う
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット軸形
[機能]
電源投入後一度もレファレンス点復帰が行われていない状態で自動運転により G28 以外の移動をと もなう指令がされた時
0:アラーム (PS0224) “レファレンス点復帰をして下さい”にする。
1:アラームとせずに運転を実行する。
1 レファレンス点が確立していない状態とは以下のとおりです。
- 絶対位置検出器付きでない場合で、電源投入後1度もレファレンス点復帰が行われていない状態
- 絶対位置検出器付きの場合で、機械位置と絶対位置検出器との位置の対応づけが未完了の状態(パラメータ APZx(No.1815#4) の説明参照)
2 Cs軸座標確立を行う場合、本パラメータを0にする。
3 Cs輪郭制御軸など、G28以外の指令でレファレンス点の確立と移動を行う機能を利用する場合は、本パラメータを1にする。
No.1006#1 <ROSx>
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット軸形
[機能]直線軸か回転軸かを設定する。
ROSx | ROTx | 意 味 |
---|---|---|
0 | 0 | 直線軸 ①インチ/メトリック変換を行います。 ②すべての座標値は直線軸タイプです。(0~360°で丸めません) ③記憶形ピッチ誤差補正は直線軸タイプです。(パラメータ(No.3624)を参照してください) |
0 | 1 | 回転軸(Aタイプ) ①インチ/メトリック変換を行いません。 ②機械座標値は0~360°で丸めます。絶対座標値、相対座標値はパラメータ ROAx,RRLx(No.1008#0,#2)により丸める/丸めないを選択可能です。 ③記憶形ピッチ誤差補正は回転軸タイプです。(パラメータ(No.3624)を参照してください) ④自動レファレンス点復帰(G28,G30)はレファレンス点復帰方向から行われ、移動量は 1回転を越えません。 |
1 | 1 | 回転軸(Bタイプ) ①インチ/メトリック変換を行いません。 ②機械座標値、絶対座標値、相対座標値は直線軸タイプです。(0~360°で丸めません) ③記憶形ピッチ誤差補正は直線軸タイプです。(パラメータ(No.3624)を参照してください) ④回転軸のロールオーバ機能、インデックステーブル割出し機能(M系)とは併用できません。 |
上記以外 | 設定無効(使用禁止) |
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット軸形
[機能]
ドグ無しレファレンス点設定によるレファレンス点の再設定を
0:禁止しない
1:禁止する(アラーム (PS0301) ” レファレンス点再設定を禁止する設定です ” が発生)
パラメータ IDG(No.1002#7) が1のときに有効になります。
ドグ無しレファレンス点設定機能を使用する場合、何らかの原因により絶対位置検出での レファレンス点を失った場合、電源再投入時にアラーム (DS0300)”APC アラーム:レファレンス点復帰をして下さい”が発生します。
その時、オペレータが通常のレファレンス点復帰と誤解して、レファレンス点復帰の操作 を行うと、誤ったレファレンス点が設定される可能性があります。 このような誤操作を防止するために、ドグ無しレファレンス点の再設定を禁止するパラメ ータを設けてあります。
(1) パラメータIDG(No.1002#7)が1のとき、ドグ無しレファレンス点設定によるレファレ ンス点設定時に、ドグ無しレファレンス点の再設定を禁止するパラメータIDGx(No.1012#0)が自動的に1に設定される。
(2)ドグ無しレファレンス点の再設定が禁止された軸では、ドグ無しレファレンス点設定 による、レファレンス点の設定操作を行うとするとアラーム (PS0301) が発生する。
(3) ドグ無しレファレンス点設定によって、レファレンス点の再設定を行う場合には、 IDGx(No.1012#0) を 0 に設定した後、レファレンス点設定の操作を行う。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト軸形
[データ範囲]65~67,85~90
軸名称は次の表の通り設定可能です。
軸名称 | X | Y | Z | A | B | C | U | V | W |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
設定値 | 88 | 89 | 90 | 65 | 66 | 67 | 85 | 86 | 87 |
[備考]
・旋盤系でGコード体系Aの場合”U’,’V’,’W’は設定不可
・データ範囲外の値を設定した場合、軸名称として認識しません
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト軸形
[データ範囲]0~7
[備考]
円弧補間、工具径・刃先R補正などの平面
G17 : Xp - Yp 平面
G18 : Zp - Xp 平面
G19 : Yp - Zp 平面
を決めるために、各制御軸が基本座標系の基本3軸X,Y,Zのどれか、またその平行軸かを設定する。
基本3軸X,Y,Zの設定はどれか1つの制御軸に対してのみ可能。
2つ以上の制御軸を同じ基本軸の平行軸として設定できる。
設定値 |
意 味 |
---|---|
0 | 回転軸(基本3軸でも平行軸でもない) |
1 | 基本3軸のX軸 |
2 | 基本3軸のY軸 |
3 | 基本3軸のZ軸 |
5 | X軸の平行軸 |
6 | Y軸の平行軸 |
7 | Z軸の平行軸 |
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]実数軸形
[データ単位]度
[データ最小単位]該当軸の設定単位に従います。
[データ範囲]0または正の最小設定単位の9桁分(標準パラメータ設定表 (B) 参照)
[備考]
回転軸に対して 1 回転当りの移動量を設定します。
円筒補間を行う回転軸については標準設定値を設定ください。
このパラメータを設定した場合には一旦電源を切断する必要があります。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット系統形
[機能]
位置決め(G00)は
0:非直線補間形位置決め(各軸独立に早送りで移動する)
1:直線補間形位置決め(工具経路は直線に移動する)
3次元座標変換を使用するときは1を設定してください。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]実数軸形
[データ単位]mm/sec^2,inch/sec^2,度/sec^2(機械単位)
[データ最小単位]該当軸の設定単位に従います。
[データ範囲]標準パラメータ設定表(D)参照(ミリ系の場合、0.0~+100000.0、インチ系の場合、0.0~+10000.0)
[備考]
補間前加減速における各軸の許容最大加速度を設定します。
100000.0以上の値が設定された場合は、100000.0でクランプされます。
0が設定された場合は、100000.0が設定されたものとみなされます。
ただし、全軸に0が設定された場合には、補間前加減速を行いません。
軸ごとの許容加速度の設定値が軸間で2倍以上異なっている場合に、移動方向が急に変化するコーナ部では、速度が一時的に低くなることがあります。
本パラメータはファナック推奨設定パラメータ(初期化タイプ)です。
詳細については結合説明書(機能編)(B-64603JA-1)の付録「ファナック推奨設定パラメータ」を参照してください。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット軸形
[機能]
別置位置検出器を
0:使用しない(セミクローズ)
1:使用する(フルクローズ)
このパラメータを設定した場合には一旦電源を切断する必要があります。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット軸形
[機能]
位置検出器は
0:絶対位置検出器以外
1:絶対位置検出器(アブソリュートパルスコーダ)
[備考]
ファナック製アブソリュートパルスコーダを絶対位置検出器と使用して、かつ回転軸にお いて機械座標値を0°~360°に丸める設定[回転軸(Aタイプ)]とした場合、パラメータ RONx(No.1815#6)=0と設定してください。正しく設定されていない場合、電源投入時に 機械座標は正しく確立されません。他社製ロータリエンコーダで回転数データを持たない検出器を使用して、絶対位置検出を行う場合には、結合説明書(機能編)(B-64603JA-1)の「回転数データのないロータリスケールの絶対位置検出対応」を参照して検出器に応じた適切な設定を行ってください。
正しく設定されていない場合、電源投入時に機械座標は正しく確立されません。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット軸形
[機能]
別置位置検出器を
0:使用しない
1:使用する
30i Series, 0i SeriesではNo.1815#1(OPT)=1にすると自動設定されます。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット系統形
[機能]プログラム登録時、M02、M30またはM99のブロックにて
0:登録終了とみなす
1:登録終了とみなさない
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]2ワード形
[データ範囲]0~99999999
[備考]
シーケンス番号の自動挿入を行う場合(パラメータSEQ(No.0000#5)が1)の各ブロックのシーケンス番号の増分値を設定します。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]2ワード形
[データ範囲]0~99999999
[備考]
ここに暗号(PSW)と同じ値を設定すると、鍵をあけた状態(アンロック状態)になります。設定した値は表示されません。
本パラメータの値は、電源投入時に自動的に0に初期化されます。
したがって、アンロック状態のまま電源を落とし、再度電源を投入した場合、自動的にロック状態となります。
No.3223 [プログラム保護の範囲 最大値(PMAX)]
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]2ワード形
[データ範囲]0~9999
[備考]
ここで設定された範囲のプログラムに対して、ロック状態とすることができます。設定する範囲のプログラム番号の最小値、最大値をそれぞれ設定します。
PMAX>PMINとなるように値を設定してください。
暗号(PSW)=0すなわちノーマル状態、または暗号(PSW)=鍵(KEY)すなわちアンロック状態の時、設定可能です。
例)
パラメータNo.3222=7000
パラメータNo.3223=8499
の時、O7000~O8499のプログラムに対してロック状態とすることができます。
なお、PMIN=0の時はPMIM=9000、PMAX=0の時はPMAX=9999とみなされます。
したがって、これらのパラメータがデフォルト状態の時、O9000~O9999のプログラムに対してロック状態とすることができます。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット系統形
[機能]
面取りの指令において、使用するアドレスは
0:”I”または”J”または”K”を使用する。
また、図形寸法直接入力では”C”, “R”,”A”にコンマを付けた”,C”,”,R”,”,A”を使用する。
1:”C”を使用します。
また、図形寸法直接入力では、コンマを付けない”C”,”R”,”A”を使用します。
本ビットCCRを”0″とした場合、工具径・刃先 R 補正モード中のG01ブロックにI,J,K指令をして補正方向を変更する機能は使用できなくなります。
また、アドレスCを軸名称として使用している時に本ビットCCRを”1″とした場合、面取り機能は使用できなくなります。
[入力区分]セッティング入力
[データ形式]実数系統形
[データ単位]mm,inch(入力単位)
[データ最小単位]基準軸の設定単位に従う
[データ範囲]0または正の最小設定単位の9桁分(標準パラメータ設定表(B)参照)
円弧補間の指令で、始点での半径値と終点での半径値の差として許容できる限界値を設定する。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット系統形
[データ範囲]0 ~制御軸数
[機能]
Cs 輪郭制御任意位置レファレンス点設定を
0:使用しない
1:使用する
本機能を使用している場合、パラメータNRF(No.3700#1)=0の設定であっても、シリア ルスピンドルをCs輪郭制御モードに切換えた後、一度もレファレンス点復帰を行わずにCs輪郭制御軸に対してG00指令を行うと、アラーム(PS0303)”レファレンス点復帰ができません”が発生します。必ずG28指令によるレファレンス点復帰が必要です。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト系統形
[データ範囲]0 ~制御軸数
[備考]
周速一定制御における計算基準となる軸を設定する。
パラメータ (No.3770) の設定値が0の場合は常に X 軸で周速一定制御を行います。
この場合、G96のブロックで指定されたPの値は周速一定制御に関しては意味をもちません。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット系統形
[機能]
工具交換方式は
0:タレット回転により行う。(T指令のみで工具交換を行う)
T指令では補助機能と工具位置補正の動作が行われる。
1:自動工具交換装置(ATC)により行う。(M指令(M06など)で工具交換を行う)
T指令では補助機能の動作のみが行われます。本パラメータは、旋盤系のみ有効。
本パラメータの設定値を変更する場合は、オフセットがキャンセルされた状態で変更して ください。
オフセットがかかったまま変更された場合、その後のオフセットの動作が正し くない、またはアラーム(PS0368)となる場合があります。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット系統形
[機能]
複合形固定サイクルのG70(Gコード体系Aの場合)における仕上げ形状プログラム内に刃先R補正の G40/G41/G42が指令されている場合
0:アラーム(PS0325)にします。
1:アラームにしません。また、仕上げ形状プログラム内の刃先R補正指令は有効となります。
このパラメータを設定した場合には一旦電源を切断する必要があります。
仕上げ形状プログラム内で刃先R補正を指令することで、G70(仕上げサイクル)で刃先R 補正を有効とするためには、以下のようにプログラムする必要があります。
- G70(仕上げサイクル)指令時のモーダルはG40(刃先R補正キャンセル)
- 仕上げ形状終了ブロック(アドレスQで指定したブロック)以外でG41/G42を指令
- 仕上げ形状終了ブロック(アドレスQで指令したブロック)でG40を指令
No.5242[リジットタップにおける主軸最高回転数(ギア2段目)]
No.5243[リジットタップにおける主軸最高回転数(ギア3段目)]
No.5244[リジットタップにおける主軸最高回転数(ギア4段目)]
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]2ワードスピンドル形
[データ単位] min-1
[データ範囲]0~9999
[機能]
リジッドタップにおける各ギアの主軸最高回転数を設定する。
ギア1段のシステムでは、パラメータ(No.5241)と同じ値をパラメータ(No.5243)に設定すること。
ギア2段のシステムでは、パラメータ(No.5242)と同じ値をパラメータ(No.5243)に設定すること。
設定しないとアラーム(PS0200)”主軸回転指令が範囲外です”が発生する。
これらはM系に適用される。
主軸 |
ポジションコーダギア比 |
---|---|
1:1 | 0 ~ 7400 |
1:2 | 0 ~ 9999 |
1:4 | 0 ~ 9999 |
1:8 | 0 ~ 9999 |
[入力区分]セッティング入力
[データ形式]2ワード系統形
[データ単位]0.001倍、または0.00001倍(パラメータSCR(No.5400#7)による)
[データ範囲]1~999999999
軸別スケーリングが無効(パラメータXSC(No.5400#6)が0)の場合のスケーリング倍率を設定する。
プログラムでスケーリングの倍率(P)が指令されない場合に、この設定値はスケーリングの倍率として用いられる。
[入力区分]セッティング入力
[データ形式]2ワード系統形
[データ単位]0.001倍、または0.00001倍(パラメータSCR(No.5400#7)による)
[データ範囲]-999999999~-1、1~999999999
軸別スケーリングが無効(パラメータXSC(No.5400#6)が0)の場合のスケーリング倍率を設定する。
第1軸~第3軸(X軸~Z軸)に、プログラムでスケーリングの倍率(I,J,K)が指令されない場合、この設定値はスケーリングの倍率として用いる。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト系統形
[データ範囲1~制御軸数
極座標補間を行うための直線軸の制御軸番号を設定する。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト系統形
[データ範囲1~制御軸数
極座標補間を行うための回転軸の制御軸番号を設定する。
[自動工具補正(T系)におけるX軸のεの値]
[工具長自動測定(M系)のεの値(XAE1,GAE1 信号用)]
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]2ワード系統形
[データ単位]mm,inch,度(機械単位)
[データ最小単位]該当軸の設定単位に従う
[データ範囲]最小設定単位の9桁分(標準パラメータ設定表(A)参照)
順に自動工具補正機能(T系)または工具長自動測定(M系)におけるεの値を設定する。
[自動工具補正(T系)におけるZ軸のεの値]
[工具長自動測定(M系)のεの値(XAE2,GAE2 信号用)]
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]2ワード系統形
[データ単位]mm,inch,度(機械単位)
[データ最小単位]該当軸の設定単位に従う
[データ範囲]最小設定単位の9桁分(標準パラメータ設定表(A)参照)
順に自動工具補正機能(T系)または工具長自動測定(M系)におけるεの値を設定する。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ワード系統形
[データ単位]
[データ範囲]0,8,16~256
[備考]
系統ごとに使用する最大組数を設定します。
最大組数は8の倍数となるように設定してください。
工具寿命管理機能を使用しない場合は0を設定します。
全系統の合計がシステム全体の総組数(256組)を越えないように設定してください。
電源を投入すると工具寿命管理ファイルの全データが初期化されます。
工具寿命管理を使用する系統全てにおいて寿命管理データを設定する必要があります。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト系統形
[データ範囲0,1
[機能]
主軸間ポリゴン加工とポリゴン加工の両機能が有効な場合、本パラメータにより、どちらのポリゴ ン加工を行うかを選択できます。設定値と選択されるポリゴン加工の関係は以下の通りです。
0:主軸間ポリゴン加工
1:ポリゴン加工
0, 1 以外の値が設定された場合は、 0 が設定されたものとみなします。
PMCウィンドウ機能やG10指令を使用して本パラメータを書換える場合には、ポリゴン 加工キャンセル(G50.2)の状態で行ってください。
また、PMCウィンドウ機能を使用して 本パラメータを書換える場合には、バッファリングしないMコードを使用してください。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト系統形
[データ範囲1~制御軸数
[備考]
ポリゴン加工用の工具回転軸の制御軸番号を設定する。
ただし、0を設定して、G51.2指令を実行するとアラーム(PS0314)”ポリゴン加工設定不正”が発生し、 運転が停止する。
このパラメータを設定した場合には一旦電源を切断する必要があります。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト系統形
[データ範囲]0~最大制御主軸数(系統内)
[備考]
主軸間ポリゴン加工におけるマスタ軸を設定します。
1 主軸間ポリゴン加工はシリアルスピンドルのみ有効です。
2 パラメータ(No.7642,No.7643)のいずれか一方でも設定値が0でかつ、パラメータ (No.7640,No.7641)のいずれか一方でも設定値が0の場合は、
そのパラメータの属する系 統内の第1主軸(マスタ 軸)と第2主軸(ポリゴン同期軸)によるポリゴン加工となりま す。
3 第1シリアルスピンドル以外をマスタ軸とする場合、マスタ軸にS指令を行うためにはマ ルチスピンドル制御を有効(パラメータMSP(No.8133#3)=1)にしてください。
4 PMCウィンドウ機能やG10指令を使用して本パラメータを書き換える場合には、主軸間 ポリゴン指令G51.2よりも前のブロックで書き換えを行ってください。
PMCウィンドウ機能を使ってG51.2の直前のブロックで書き換えるような場合には、パラメータ書き換えを指令するMコードをバッファリングしないMコード(パラメータ(No.3411~))と
してください。
5 本パラメータを使用する場合、パラメータ(No.7642,No.7643)は0を設定してください。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト系統形
[データ範囲]0~最大制御主軸数(系統内)
[備考]
主軸間ポリゴン加工におけるポリゴン同期軸(スレーブ軸)を設定します。
1 主軸間ポリゴン加工はシリアルスピンドルのみ有効です。
2 パラメータ(No.7642,No.7643)のいずれか一方でも設定値が0でかつ、パラメータ (No.7640,No.7641)のいずれか一方でも設定値が0の場合は、
そのパラメータの属する系 統内の第1主軸(マスタ軸)と第2主軸(ポリゴン同期軸)によるポリゴン加工となります。
3 第1シリアルスピンドル以外をマスタ軸とする場合、マスタ軸にS指令を行うためにはマルチスピンドル制御を有効(パラメータMSP(No.8133#3)=1)にしてください。
4 PMCウィンドウ機能やG10指令を使用して本パラメータを書き換える場合には、主軸間 ポリゴン指令G51.2よりも前のブロックで書き換えを行ってください。
PMCウィンドウ機能を使ってG51.2の直前のブロックで書き換えるような場合には、パラメータ書き換えを指令するMコードをバッファリングしないMコード(パラメータ(No.3411~))と
してください。
5 本パラメータを使用する場合、パラメータ(No.7642,No.7643)は0を設定してください。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト系統形
[データ範囲]0~最大制御主軸数(システム共通)
[備考]
主軸間ポリゴン加工におけるマスタ軸を設定します。
1 主軸間ポリゴン加工はシリアルスピンドルのみ有効です。
2 パラメータ(No.7642,No.7643)のいずれか一方でも設定値が0の場合は、本パラメータは 無効となります。この場合、パラメータ(No.7640,No.7641)の設定が有効となります。
3 第1シリアルスピンドル以外をマスタ軸とする場合、マスタ軸にS指令を行うためにはマ ルチスピンドル制御を有効(パラメータMSP(No.8133#3)=1)にしてください。
4 PMCウィンドウ機能やG10指令を使用して本パラメータを書き換える場合には、主軸間 ポリゴン指令G51.2よりも前のブロックで書き換えを行ってください。
PMCウィンドウ機能を使ってG51.2の直前のブロックで書き換えるような場合には、パラメータ書き換えを指令するMコードをバッファリングしないMコード(パラメータ(No.3411~))と
してください。
5 本パラメータで設定する主軸番号は、システム共通の主軸番号です。本パラメータを使用する場合、パラメータ(No.7640,No.7641)は0を設定してください。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト系統形
[データ範囲]0~最大制御主軸数(システム共通)
[備考]
主軸間ポリゴン加工におけるポリゴン同期軸(スレーブ軸)を設定します。
1 主軸間ポリゴン加工はシリアルスピンドルのみ有効です。
2 パラメータ(No.7642,No.7643)のいずれか一方でも設定値が0の場合は、本パラメータは 無効となります。この場合、パラメータ(No.7640,No.7641)の設定が有効となります。
3 第1シリアルスピンドル以外をマスタ軸とする場合、マスタ軸にS指令を行うためにはマ ルチスピンドル制御を有効(パラメータMSP(No.8133#3)=1)にしてください。
4 PMCウィンドウ機能やG10指令を使用して本パラメータを書き換える場合には、主軸間 ポリゴン指令G51.2よりも前のブロックで書き換えを行ってください。
PMCウィンドウ機能を使ってG51.2の直前のブロックで書き換えるような場合には、パラメータ書き換えを指令するMコードをバッファリングしないMコード(パラメータ(No.3411~))と
してください。
5 本パラメータで設定する主軸番号は、システム共通の主軸番号です。本パラメータを使用する場合、パラメータ(No.7640,No.7641)は0を設定してください。
No.8111[待合せMコードの範囲(最大値)]
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]2ワード形
[データ範囲]0,100~99999999
[機能]待ち合わせMコードの最小値(パラメータ(No.8110))および、最大値(パラメータ(No.8111))を設定することにより、待合せMコードの範囲を指定する。
パラメータNo.8110≦待合せMコード≦パラメータNo.81111
待合せMコード使用しない場合は0を設定します。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット軸形
[機能]
パーキング時に絶対座標,相対座標、および機械座標を
0:更新しない
1:絶対座標および相対座標を更新し機械座標は更新しない極座標補間を指令される軸に関しては、本パラメータを1に設定してください。
設定値が0であると、極座標補間モードでシングルブロック停止やフィードホールドを行うと座標値がずれることがあります。
ある1つの軸を同時に同期マスタ軸と同期スレーブ軸にする(パラメータ SYWx(No.8167#1))軸に関しては、本パラメータを1に設定して下さい。
3次元座標変換モード中に、指令される軸に関しては、本パラメータを1に設定して下さい。
設定値が0であると、アラーム(PS0367)”同期制御中に、パラメータPKUx(NO.8162#2) が0で、3次元座標変換が指令されました。”になります。
マスタパーキング中にG53指令を行う場合は、本パラメータを1に設定して下さい。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット軸形
[機能]
同期・混合制御中でない時にこの軸に対する移動指令を
0:禁止しない
1:禁止する
同期・混合制御中でない時にNUMxが1の軸に対して移動指令を行うとアラーム(PS0353)” 移動指令を行えない軸に対し、移動指令がありました。”が発生します。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ワード軸形
[データ範囲]101,102,103,…,系統番号*100+系統内相対軸番号(101,102,103,…,201,202,203,…,1001,1002,1003,…)
[備考]
各軸が同期するマスタ軸の系統番号および系統内相対軸番号を設定します。
0が設定されている軸は他の軸に同期して動くスレーブ軸にはなりません。
同一番号を2つ以上のパラメータに設定し、マスタ1軸、スレーブ複数軸とすることもできます。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ワード軸形
[データ範囲]101,102,103,…,系統番号*100+系統内相対軸番号(101,102,103,…,201,202,203,…,1001,1002,1003,…)
[備考]
各軸についてどの軸と混合制御を行うかを設定します。
0が設定されている場合は混合制御で制御を入換える軸にはなりません。
同一番号を2つ以上のパラメータに設定できますが、同時に混合状態にはできません。
2系統インタフェースを使用する場合(パラメータMIX(No.8166#1)=1)は系統2側に設定してください。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ワード軸形
[データ範囲]101,102,103,…,系統番号*100+系統内相対軸番号(101,102,103,…,201,202,203,…,1001,1002,1003,…)
[備考]
重畳制御を行う時の各軸に対する重畳マスタ軸の系統番号および系統内相対軸番号を設定します。
0が設定されている軸は他の軸の移動パルスを重畳する重畳スレーブ軸にはなりません。
同一番号を2つ以上のパラメータに設定し、同時に重畳制御を行うこともできます。
つまり、マスタ1軸、スレーブ複数軸という重畳制御もできます。
あるスレーブ軸をある軸のマスタ軸にして、親(マスタ軸)-子(スレーブ軸/マスタ軸)-孫(スレーブ軸)までの3世代の重畳制御も可能です。
この場合、子は自分自身の移動量+親の移動量で移動し、孫は自分自身の移動量+子の移動量+親の移動量で移動します。親(系統1のX1)-子(系統2のX2)-孫(系統3のX3)の関係の例
X1の移動量をX2に重畳させ、さらにX1とX2の移動量をX3に重畳させる場合
・系統2側のNo.8186(X軸)=101
・系統3側のNo.8186(X軸)=201
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No.10079 [工具オフセットの上限値2 No.20]
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]実数系統形
[データ単位]mm,inch,度(入力単位)
[データ最小単位]該当軸の設定単位に従う
[データ範囲]最小設定単位の9桁分(標準パラメータ設定表(A)参照)
[機能]下記のオフセット上限値を設定します。
– T系、工具形状/摩耗オフセットなし、Z軸のオフセット
– T系、工具形状/摩耗オフセットあり、Z軸、形状のオフセット
– M系、工具補正メモリC、形状、半径のオフセット
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト軸形
[データ単位]無単位
[データ範囲]0~33
[備考]
マクロ呼出しの引数として指令された軸アドレスを任意のローカル変数に割当てる。
本設定により、拡張軸名称の軸アドレスを引数として指令することが可能となる。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]2ワード系統形
[データ範囲]0~9999
主軸位置に取り付けられている工具のデータに登録されている補正番号を選択するH/Dコードを設定する。
※設定値が0の場合、通常使用されるH99/D99などが使用される。
設定値が0以外の場合、H99/D99などに特別な意味がなくなるため、H99/D99を指令すると補正番号99を指令したことになります。
※T系の場合、アドレスDのみで工具番号と補正番号を指令するため、指令の桁数に成約があります。このためパラメータの設定範囲は補正番号の桁数により変化します。
・補正番号の桁数が1桁の場合:~9
・補正番号の桁数が2桁の場合:~99
・補正番号の桁数が3桁の場合:~999
※パラメータ(No.5028)が設定されている場合は、補正番号の桁数に関わらず次の設定範囲となります。
・パラメータ(No.5028)が1の場合:~9
・パラメータ(No.5028)が2の場合:~99
・パラメータ(No.5028)が3の場合:~999
・パラメータ(No.5028)が4の場合:~9999
※パラメータ(No.5028)が設定されている場合は、補正番号の桁数に関わらず次の設定範囲となります。
・パラメータ(No.5028)が1の場合:~9
・パラメータ(No.5028)が2の場合:~99
・パラメータ(No.5028)が3の場合:~999
・パラメータ(No.5028)が4の場合:~9999
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]2ワード系統形
[データ範囲]0~9999
通常はD99を指令することで現在使用している工具のDコードで工具径補正が有効となる。それを、本パラメータにDコードを設定することでD99ではなく、任意のDコードとすることが可能。
※0が設定されている場合はH99とみなします。
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