【FANUC】イーサネット/データサーバ機能関係のパラメータ

FANUC 0i MODEL-Fにおける、RS232Cイーサネット/データサーバ機能関係のパラメータ一覧です。

下記の表からパラメータシンボルを選ぶと、対象のパラメータ説明へジャンプします。

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パラメータNo.#7#6#5#4#3#2#1#0
0901EFT
0904LCHDHCDNSUNMBWT
0905UNSDSFPCHDNE
0906FSPEXPSCMPSVOVW
0907TIP
0908ISO
0909HDS
ビット形式の入力パラメータ
パラメータNo.詳細
0921ホストコンピュータ1の接続先OS
0922ホストコンピュータ2の接続先OS
0923ホストコンピュータ3の接続先OS
0924FOCAS2/Ethernetの待ち時間設定
0929FTPサーバ動作時のファイル属性指定
0930データサーバのメモリカードに登録可能な最大ファイル数および登録可能な1ファイルあたりの最大サイズ
バイト、ワード形式の入力パラメータ
目次
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パラメータNo.0901

パラメータNo.#7#6#5#4#3#2#1#0
0901EFT
0901#1 EFT
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット系統形

イーサネット機能による FTPファイル転送機能を
 ├ 0:しない
 └ 1:使用する

注意

多系統システムの場合、系統1の設定に従います

パラメータNo.0904

パラメータNo.#7#6#5#4#3#2#1#0
0904LCHDHCDNSUNMBWT
0904#0 BWT
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

データサーバ機能におけるバッファモード中のDNC運転で、FTP通信が間に合わないとき
 ├ 0:エラーを発生させる
 └ 1:FTP通信の完了を待ってDNC運転を継続する ※エラー無効

0904#4 UNM
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

CNC主導メッセージ通知機能を
 ├ 0:つかわない
 └ 1:利用する

0904#5 DNS
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

DNSクライアント機能を
 ├ 0:つかわない
 └ 1:利用する

この値はイーサネット設定画面[ボード]共通画面(詳細)の”DNSクライアント”からも設定できます

0904#6 DHC
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

DHCPクライアント機能を
 ├ 0:つかわない
 └ 1:利用する

この値はイーサネット設定画面[ボード]共通画面(基本)の”DHCPクライアント”からも設定できます

0904#7 LCH
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

データサーバ機能の List-Getサービスにおいて、リストファイル内に 1025ファイル以上のファイルが指定されている場合、重複したファイル名指定が存在するか
 ├ 0:チェックする
 └ 1:確認しない

パラメータNo.0905

パラメータNo.#7#6#5#4#3#2#1#0
0905UNSDSFPCHDNE
0905#0 DNE
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

FOCAS2/Ethernet機能の DNC運転において、DNC運転の終了を
 ├ 0:待つ
 └ 1:待たない(FOCAS2/HSSB互換仕様)

0905#1 PCH
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

データサーバ機能、FTPファイル転送機能または機械リモート診断機能で、通信開始時にPINGによるサーバ存在確認を
 ├ 0:する
 └ 1:しない

注意

通常は0を設定してください

1を設定してPINGによるサーバの存在確認をしないとき、サーバがネットワークにないとエラーを認識するまでに数十秒かかります

主にセキュリティの問題からPINGコマンドに応答しないようにパソコン側を設定する場合、1を設定してください

0905#3 DSF
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

NCプログラムをデータサーバのメモリカードに登録する時
 ├ 0:ファイル名を優先する
 └ 1:NCプログラム中のプログラム名を優先する

注意

CNC側の操作でパソコン側のファイルをデータサーバのメモリカードへ登録するときのみ有効です

0905#4 UNS
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

CNC主導メッセージ通知機能で、接続中のCNC主導メッセージ・サーバ以外からCNC主導メッセージ通知機能終了が指示された時に終了を
 ├ 0:拒否する
 └ 1:受け入れる

パラメータNo.0906

パラメータNo.#7#6#5#4#3#2#1#0
0906FSPEXPSCMPSVOVW
0906#2 OVW
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

データサーバ機能が FTPサーバとして動作する際、データサーバ内の既存ファイルと同名ファイルが FTPクライアントから転送された場合に
 ├ 0:エラーとする
 └ 1:既存ファイルを上書きする ※エラー無効

注意

データサーバ エクスプローラ接続機能オプションが必要です

0906#3 PSV
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

データサーバ機能またはFTPファイル転送機能のFTPクライアントにおける動作設定は
 ├ 0:アクティブモード
 └ 1:パッシブモード

注意

このパラメータを変更した際は電源の遮断が必要です

0906#5 SCM
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

データサーバのメモリカードへのアクセス方式は
 ├ 0:自動判別
 └ 1:PIOモード2

注意

このパラメータを変更した際は電源の遮断が必要です

0906#6 EXP
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

データデータサーバ機能がFTPサーバとして動作する際、FTPクライアントからバイナリモードでテキストファイルのGET操作が行われた場合のEOB(エンド オブ ブロック)を
 ├ 0:パラメータCRF(No.0100#2)、NCR(No.0100#3)の設定に従う
 └ 1:“LF”に設定する

注意

  1. 通常は 0を設定してください
    Windowsのエクスプローラなど特定のFTPクライアントからテキストファイルを取得する際、正しく取得できない場合があります
    このようなFTPクライアントを使用する場合は1に設定してください
  2. パラメータを1として取得したファイルはTVチェック用の空白が追加されないため、TVチェックが有効なCNCに入力できないことがあります
0906#7 FSP
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

データサーバ機能がFTPサーバとして動作する場合、NCプログラムをデータサーバのメモリカードに登録する際に優先する名称は
 ├ 0:ファイル名
 └ 1:NCプログラム中のプログラム名

注意

パソコン側の操作によってパソコン側のファイルをデータサーバのメモリカードへテキストファイルで登録する場合にのみ有効になります
1に設定した場合、パソコン側でファイル名を変更して登録するように指示を行ってもNCプログラム中のプログラム名で登録されます

パラメータNo.0907

パラメータNo.#7#6#5#4#3#2#1#0
0907TIP
0907#3 TIP
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

C言語エグゼキュータによるTCP/IP通信機能を
 ├ 0:つかわない
 └ 1:利用する

注意

このパラメータを変更した際は電源の遮断が必要です

パラメータNo.0908

パラメータNo.#7#6#5#4#3#2#1#0
0908ISO
0908#0 ISO
  • 入力区分
    └ セッティング入力
  • データ形式
    └ ビット形

入出力機器としてデータサーバが選択されている場合、データ入出力のコードは
 ├ 0:ASCIIコード
 └ 1:ISOコード

注意

このパラメータを変更した際は電源の遮断が必要です

パラメータNo.0909

パラメータNo.#7#6#5#4#3#2#1#0
0909HDS
0909#0 HDS
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
    └ ビット形

データサーバホストファイル一覧画面におけるファイルサーチの高速化を
 ├ 0:しない
 └ 1:する

注意

  1. このパラメータを変更した際は電源の遮断が必要です
  2. 本パラメータはファナック推奨設定パラメータ(固定タイプ)です
    詳細につきましては、結合説明書(機能編)(B-64603JA-1)の付録「ファナック推奨設定パラメータ」を参照してください

パラメータNo.0921、0922、0923

パラメータNo.詳細
0921ホストコンピュータ1の接続先OS
0922ホストコンピュータ2の接続先OS
0923ホストコンピュータ3の接続先OS
0921 、0922、0923
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
     ワード形
  • データ範囲
    └ 0 ~
    2

データサーバ機能およびFTPファイル転送機能で接続するホストコンピュータのOSを指定します

設定値内容
0Windows95/98/Me/2000/XP/Vista/7
1UNIX、VMS
2Linux
設定値と対応OS

注意

使用する FTPサーバのソフトウェアによっては、OSに依存しないこともあります
なので上記の設定でファイル一覧表示ができないこともあります

パラメータNo.0924

パラメータNo.詳細
0924FOCAS2/Ethernetの待ち時間設定
0924
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
     ワード形
  • データ単位
    └ ミリ秒
  • データ範囲
    └ 0 ~
    32767

FOCAS2/Ethernet機能とデータサーバ機能を同時に使用した場合のFOCAS2/Ethernet機能の待ち時間をミリ秒単位で設定します
0を設定した場合には、1ミリ秒として動作します

パラメータNo.0929

パラメータNo.詳細
0929FTPサーバ動作時のファイル属性指定
0929
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
     ワード形
  • データ範囲
    └ 0 ~
    2

FTPサーバとして動作している時、FTPのTYPEコマンドのファイル属性指定を優先するかどうかを設定します

設定値内容
0FTPクライアントからのTYPEコマンドの指定を優先
1テキストファイル固定
2バイナリファイル固定
設定値とFTPコマンドのファイル属性

パラメータNo.0930

パラメータNo.詳細
0930データサーバのメモリカードに登録可能な最大ファイル数および登録可能な1ファイルあたりの最大サイズ
0930
  • 入力区分
    └ パラメータ入力
  • データ形式
     ワード形
  • データ範囲
    └ 0、10 ~ 15
設定値最大ファイル数1ファイルあたりの最大サイズ
02047512MB
115112048MB
1110231024MB
122047512MB
134095256MB
148191128MB
151638365MB
メモリカードへ保存できる最大ファイル数と1ファイルあたりの最大サイズ

注意

  1. 設定後にメモリカードのフォーマットを行うと、最大ファイル数および1ファイル当りの最大サイズが変更されます
  2. フォルダも1ファイルとしてカウントされます

参考資料

FANUC Series 0i-MODEL F パラメータ説明書 B-64610JA/01

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