本稿は、三菱電機製 インバーターA800シリーズのパネルに表示される”エラーコード一覧”です。
エラーコードから原因と処置方法がわかります。
パラメータ変更が必要な不具合もあります。
不具合処置の際はパラメータ一覧もあわせてご覧ください。
目次
インバータエラーコード一覧
エラーメッセージ
操作パネル表示 | 名称 |
---|---|
操作パネルロック | |
パスワード設定中 | |
パラメータ書込みエラー | |
コピー操作エラー | |
エラー |
警報
操作パネル表示 | 名称 |
---|---|
ストール防止(過電流) | |
ストール防止(過電圧) | |
回生ブレーキアラーム | |
電子サーマルトリップ | |
PU停止 | |
スピードリミット表示 | |
パラメータコピー | |
セーフティ停止中 | |
メンテナンスタイマ1~3 | |
USBホスト異常 | |
原点セットミス警報 | |
原点復帰未完警報 | |
原点復帰パラメータ設定警報 |
軽故障
操作パネル表示 | 名称 |
---|---|
ファン故障 | |
内気循環用ファン故障 |
重故障
操作パネル表示 | 名称 | データコード |
---|---|---|
加速中過電流遮断 | 16(H10) | |
定速中過電流遮断 | 17(H11) | |
減速 / 停止中過電流遮断 | 18(H12) | |
加速中回生過電圧遮断 | 32(H20) | |
定速中回生過電圧遮断 | 33(H21) | |
減速 / 停止中回生過電圧遮断 | 34(H20) | |
インバータ過負荷遮断 (電子サーマル) |
48(H30) | |
モータ過負荷遮断 (電子サーマル) |
49(H31) | |
フィン加熱 | 64(H40) | |
瞬時停電 | 80(H50) | |
不足電圧 | 81(H51) | |
入力欠相 | 82(H52) | |
ストール防止による停止 | 96(H60) | |
脱調検出 | 97(H61) | |
ブレーキトランジスタ異常検出 | 112(H70) | |
出力側地絡過電流 | 128(H80) | |
出力欠相 | 129(H81) | |
外部サーマル動作 | 144(H90) | |
PTCサーミスタ動作 | 145(H91) | |
オプション異常 | 160(HA0) | |
通信オプション異常 | 161(HA1) | |
162(HA2) | ||
163(HA3) | ||
シーケンス機能ユーザ定義異常 | 164(HA4) | |
165(HA5) | ||
166(HA6) | ||
167(HA7) | ||
168(HA8) | ||
パラメータ記憶素子異常 (制御基板) |
176(HB0) | |
PU抜け | 177(HB1) | |
リトライ回数オーバー | 178(HB2) | |
パラメータ記憶素子異常 (主回路基板) |
179(HB3) | |
CPU異常 | 192(HC0) | |
245(HF5) | ||
246(HF6) | ||
247(HF7) | ||
操作パネル用電源短絡/ RS-485端子用電源短絡 |
193(HC1) | |
DC24V電源異常 | 194(HC2) | |
出力電流検出値異常 | 196(HC4) | |
突入電流抑制回路異常 | 197(HC5) | |
通信異常(本体) | 198(HC6) | |
アナログ入力異常 | 199(HC7) |
データコード200以降
操作パネル表示 | 名称 | データコード |
---|---|---|
USB通信異常 | 200(HC8) | |
セーフティ回路異常 | 201(HC9) | |
内部回路異常 | 202(HCA) | |
253(HFD) | ||
過速度発生 | 208(HD0) | |
速度偏差過大検出 | 209(HD1) | |
断線検出 | 210(HD2) | |
位置誤差大 | 211(HD3) | |
ブレーキシーケンス異常 | 213(HD5) | |
214(HD6) | ||
215(HD7) | ||
216(HD8) | ||
217(HD9) | ||
218(HDA) | ||
219(HDB) | ||
エンコーダフェーズ異常 | 220(HDC) | |
磁極位置不明 | 222(HDE) | |
内部温度異常 | 225(HE1) | |
4mA 入力喪失異常 | 228(HE4) | |
PID プリチャージ異常 | 229(HE5) | |
PID 信号異常 | 230(HE6) | |
オプション異常 | 241(HF1) | |
242(HF2) | ||
243(HF3) | ||
反転減速異常 | 251(HFB) |
エラー詳細&不具合処置方法
操作上でのトラブル
操作上のトラブルをメッセージ表示します。出力電源は遮断されません。
表示 | |
---|---|
名称 | 操作パネルロック |
内容 | 操作ロックモードが設定されています。 以外の操作ができないようになっています。 |
処置 | を 2秒間の長押しで操作ロックを解除できます |
表示 | |
---|---|
名称 | パスワード設定中 |
内容 | パスワード機能が設定されています。 パラメータの表示、設定ができない状態になっています。 |
処置 | Pr.297 パスワード登録 / 解除 にパスワードを入力して、パスワード機能を解除してから操作してください。 |
表示 | |
---|---|
名称 | 書込み禁止エラー |
内容 |
|
チェック |
|
表示 | |
---|---|
名称 | 運転中書込みエラー |
内容 | Pr.77 パラメータ書込選択 = “0” のとき、運転中にパラメータ書込みを行った。 |
チェック |
運転中ではないか |
処置 |
|
表示 | |
---|---|
名称 | 校正エラー |
内容 | アナログ入力のバイアス、ゲインの校正値が接近しすぎている。 |
チェック |
校正パラメータ C3、C4、C6、C7(校正機能)の設定値の確認をしてください。 |
表示 | |
---|---|
名称 | モード指定エラー |
内容 |
|
チェック |
|
処置 |
表示 | |
---|---|
名称 | USB メモリデバイス操作エラー |
内容 |
|
チェック |
|
処置 |
|
表示 | |
---|---|
名称 | パラメータ書込みエラー |
内容 |
|
チェック |
運転中ではないか |
処置 |
|
表示 | |
---|---|
名称 | パラメータ照合エラー |
内容 |
|
チェック |
照合元のインバータと照合先のインバータのパラメータ設定、シーケンスプロジェクトデータを確認してください。 |
処置 |
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表示 | |
---|---|
名称 | 機種エラー |
内容 |
|
チェック |
|
処置 |
|
表示 | |
---|---|
名称 | ファイルエラー |
内容 |
|
処置 |
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表示 | |
---|---|
名称 | ファイル数エラー |
内容 | USB メモリ内にコピーファイルがすでに 001 ~ 099 ある場合に、USB メモリへパラメータをコピーした場合。 |
チェック |
USB メモリ内のコピーファイル数が 99 個に達していないか。 |
処置 | USB メモリ内のコピーファイルを削除してからパラメータコピーをやり直してください。 |
表示 | |
---|---|
名称 | シーケンスプロジェクトファイルなし |
内容 | 指定されたシーケンスプロジェクトファイルが USB メモリ内に存在しない。 |
チェック |
|
処置 | USB メモリ内のデータが破損している可能性があります。 |
警報
保護機能動作時も出力を遮断しません。
表示 | ||
---|---|---|
名称 | ストール防止(過電流) | |
内容 |
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加速中 | インバータの出力電流(リアルセンサレスベクトル制御、ベクトル制御時は出力トルク)がストール防止動作レベル(Pr.22 ストール防止動作レベル 等)を超えると、過負荷電流が減少するまで周波数の上昇を止め、インバータが過電流遮断に至るのを防ぎます。 ストール防止動作レベル未満になると再び上昇させます。 |
|
定速運転中 | インバータの出力電流(リアルセンサレスベクトル制御、ベクトル制御時は出力トルク)がストール防止動作レベル(Pr.22 ストール防止動作レベル 等)を超えると、過負荷電流が減少するまで周波数を下げ、過電流遮断になるのを防ぎます。 ストール防止動作レベル未満になると設定周波数まで戻ります。 |
|
減速中 | インバータの出力電流(リアルセンサレスベクトル制御、ベクトル制御時は出力トルク)がストール防止動作レベル(Pr.22 ストール防止動作レベル 等)を超えると、過負荷電流が減少するまで周波数の下降をやめ、インバータが過電流遮断に至るのを防ぎます。 ストール防止動作レベル未満になると再び下降させます。 |
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チェック |
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|
処置 |
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表示 | ||
---|---|---|
名称 | ストール防止(過電圧) | |
内容 |
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減速中 | モータの回生エネルギーが過大となり、回生エネルギー消費能力を超えると、周波数の下降を止め、過電圧遮断に至るのを防ぎます。 回生エネルギーが減少した時点で、減速を再開します。 |
|
チェック |
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|
処置 | 減速時間が変わる可能性があります。Pr.8 減速時間 で減速時間を長くしてください。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 回生ブレーキプリアラーム(標準構造品のみ) | |
内容 | 回生ブレーキ使用率が、Pr.70 特殊回生ブレーキ使用率 設定値の 85%以上となった場合に表示します。 回生ブレーキ使用率が 100%に達すると、回生過電圧 (E.OV[]) となります。 |
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チェック |
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|
処置 |
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表示 | ||
---|---|---|
名称 | 電子サーマルプリアラーム | |
内容 | 電子サーマルの積算値が、Pr.9 電子サーマル の設定値の 85%以上に達すると表示します。 規定値となると、保護回路が動作し、インバータの出力を停止します。 |
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チェック |
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|
処置 |
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表示 | ||
---|---|---|
名称 | PU 停止 | |
内容 |
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チェック |
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|
処置 |
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表示 | ||
---|---|---|
名称 | スピードリミット表示(速度制限中出力) | |
内容 | トルク制御時に速度制限レベルを超えると出力します。 | |
チェック |
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|
処置 |
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表示 | ||
---|---|---|
名称 | パラメータコピー | |
内容 | FR-A820-55K(03160) 以下、 FR-A840-55K(01800) 以下と FR-A820-75K(03800) 以上、 FR-A840-75K(02160) 以上の容量間でパラメータコピーした場合に表示します。 |
|
チェック |
Pr.9、Pr.30、Pr.51、Pr.56、Pr.57、Pr.61、Pr.70、Pr.72、Pr.80、Pr.82、Pr.90 ~ Pr.94、Pr.453、Pr.455、Pr.458 ~ Pr.462、Pr.557、Pr.859、Pr.860、Pr.893 の再設定が必要になります。 | |
処置 | Pr.989 パラメータコピー警報解除 を初期値に設定してください。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | メンテナンスタイマ 1 ~ 3 | |
内容 | インバータの累積通電時間がパラメータに設定した時間以上経過したときに表示します。 MT を表示するまでの時間は Pr.504 メンテナンスタイマ 1 警報出力設定時間 (MT1)、Pr.687 メンテナンスタイマ 2 警報出力設定時間 (MT2)、Pr.689 メンテナンスタイマ 3 警報出力設定時間 (MT3) で設定します。 Pr.504、Pr.687、Pr.689の設定が初期値(9999)の場合、この表示は発生しません。 |
|
チェック |
メンテナンスタイマの設定時間を経過しています。 | |
処置 | メンテナンスタイマ設定の目的にあわせた対処をする。 Pr.503 メンテナンスタイマ 1、Pr.686 メンテナンスタイマ 2、Pr.688 メンテナンスタイマ 3 に “0” を書き込むと表示を消すことができます。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | USB ホスト異常 | |
内容 | USB A コネクタに過大な電流が流れた場合に表示します。 | |
チェック |
USB A コネクタに USB メモリ以外の USB 機器を取り付けていないか。 | |
処置 |
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軽故障
保護機能動作時に出力を遮断しません。また、パラメータ設定にて軽故障信号を出力することもできます。
(Pr.190 ~ Pr.196(出力端子機能選択)にて “98” を設定してください。)
表示 | ||
---|---|---|
名称 | ファン故障 | |
内容 | 冷却ファンを内蔵しているインバータの場合、冷却ファンが故障停止したり、回転数が落ちたとき、Pr.244 冷却ファン動作選択 の設定と異なる動作をしたとき、操作パネルに FN を表示します。 | |
チェック |
冷却ファンに異常はないか。 | |
処置 | ファンの故障が考えられます。お買上店または当社営業所までご連絡ください。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 内気循環用ファン故障(IP55 対応品のみ) | |
内容 | 内気循環用ファンが故障停止したり、回転数が落ちたとき、操作パネルに FN2 を表示します。 | |
チェック |
内気循環用ファンに異常はないか。 | |
処置 | ファンの故障が考えられます。お買上店または当社営業所までご連絡ください。 |
重故障
保護機能動作にてインバータを出力遮断し、異常出力します。
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 加速中過電流遮断 | |
内容 | 加速運転中に、インバータ出力電流が定格電流の約 235%*1 以上になったとき、保護回路が動作し、インバータの出力を停止します。 | |
チェック |
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|
処置 |
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*1 *2 *3 定格により異なります。定格は Pr.570 多重定格選択 で変更できます。
- SLD 定格時:148%
- LD 定格時:170%
- ND 定格時(初期設定):235%
- HD 定格時:280%
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 加速中回生過電圧遮断 | |
内容 | 回生エネルギーにより、インバータ内部の主回路直流電圧が規定値以上となると、保護回路が動作して、インバータの出力を停止します。 電源系統に発生したサージ電圧により動作する場合もあります。 |
|
チェック |
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|
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 定速中回生過電圧遮断 | |
内容 | 回生エネルギーにより、インバータ内部の主回路直流電圧が規定値以上となると、保護回路が動作して、インバータの出力を停止します。 電源系統に発生したサージ電圧により動作する場合もあります。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 減速 / 停止中回生過電圧遮断 | |
内容 | 回生エネルギーにより、インバータ内部の主回路直流電圧が規定値以上となると、保護回路が動作して、インバータの出力を停止します。 電源系統に発生したサージ電圧により動作する場合もあります。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
|
*4 インバータをリセットすると、電子サーマルの内部熱積算データは初期化されます。
*5 インバータをリセットすると、電子サーマルの内部熱積算データは初期化されます。
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 瞬時停電(標準構造品、IP55 対応品のみ) | |
内容 | 15ms(IP55対応品は10ms)をこえる停電(インバータ入力遮断も同じ)が生じた場合に、制御回路誤動作防止のため、瞬時停電保護機能が動作し、インバータ出力を停止します。 100ms 以上停電が続くと異常警報出力は動作せず、復電したとき始動信号が ON であるとインバータは再始動します。 (15ms 以内の瞬停であればインバータは動作を続けます。) また、運転状態 ( 負荷の大きさ、加減速時間設定など ) によっては、復電時に過電流保護などが動作することがあります。 瞬時停電保護が動作すると、IPF 信号を出力します。 |
|
チェック |
瞬停発生の原因調査 | |
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 入力欠相(標準構造品、IP55 対応品のみ) | |
内容 | Pr.872 入力欠相保護選択 にて機能有効設定 (=1) として、3 相電源入力のうち 1 相が欠相するとインバータの出力を停止します。 Pr.872 の設定が初期値 (Pr.872 =“0”) の場合、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
3 相電源入力用ケーブルに断線がないか。 | |
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | ストール防止による停止 | |
内容 |
ストール防止動作により、出力周波数が 0.5Hz の値まで降下し、3秒経過した場合、アラーム (E.OLT) を表示し、インバータの出力を停止します。 |
|
速度制御している場合に、トルク制限動作により、Pr.865 低速度検出 (初期値は 1.5Hz)設定値まで周波数が降下し、かつ出力トルクが Pr.874 OLT レベル設定 (初期値は 150%)設定値を超えた状態が 3秒経過した場合、アラーム (E.OLT) を表示し、インバータの出力を停止します。 |
||
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 |
PM |
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---|---|---|
名称 | 脱調検出 | |
内容 | モータが脱調した場合にインバータの出力を停止します。 (PM センサレスベクトル制御時のみ機能します。) |
|
チェック |
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|
処置 |
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表示 | ||
---|---|---|
名称 | ブレーキトランジスタ異常検出 | |
内容 |
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|
チェック |
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|
処置 | インバータを交換してください。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 出力側地絡過電流 | |
内容 | インバータの出力側(負荷側)で地絡が生じ、地絡過電流が流れるとインバータの出力を停止します。 | |
チェック |
モータ、接続線に地絡はないか。 | |
処置 | 地絡箇所を復旧する。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 外部サーマル動作 | |
内容 | 外部に設けたモータ過熱保護用サーマルリレーまたはモータ埋込み形温度リレーなどが動作(接点開)したとき、インバータの出力を停止します。 Pr.178 ~ Pr.189(入力端子機能選択)のいずれかに、設定値 “7”(OH 信号)を設定した場合に機能します。 初期状態(OH 信号割りつけなし)ではこの保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
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表示 | ||
---|---|---|
名称 | PTC サーミスタ動作 | |
内容 | 端子 2-10 間に接続された PTC サーミスタの抵抗値が Pr.561 PTC サーミスタ保護レベル以上となり、Pr.1016 PTC サーミスタ保護検出時間以上経過した場合、インバータの出力を停止します。 Pr.561 の設定が初期値 (Pr.561 = “9999”) の場合、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 | 負荷を軽くする。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | オプション異常 | |
内容 |
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|
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | シーケンス機能ユーザ定義異常 | |
内容 | シーケンス機能の特殊レジスタ SD1214 に “16 ~ 20” を設定することで保護機能を動作させることができます。 保護機能を動作させると、インバータは出力を停止します。 シーケンス機能有効時に機能します。 初期値 (Pr.414 =“0”) の場合、この保護機能は機能しません。 シーケンスプログラムにより任意の文字列を FR-LU08 や FR-PU07 に表示させることができます。 |
|
チェック |
特殊レジスタ SD1214 に “16 ~ 20” を設定していないか。 | |
処置 | 特殊レジスタ SD1214 に “16 ~ 20” 以外の値を設定する。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | PU 抜け | |
内容 |
|
|
チェック |
|
|
処置 | 操作パネルまたはパラメータユニットの取付けを確実に行う。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | リトライ回数オーバー | |
内容 | Pr.67 アラーム発生時リトライ回数 で設定したリトライ回数以内に正常に運転再開できなかった場合、インバータの出力を停止します。 Pr.67 を設定した場合に機能します。初期値 (Pr.67 =“0”) の場合、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
異常発生原因の調査 | |
処置 | この保護機能の 1 つ前の保護機能が動作した原因の処置を行う。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | パラメータ記憶素子異常(主回路基板) | |
内容 | 記憶しているパラメータに異常が発生した場合、インバータの出力を停止します。 (EEPROM の故障) |
|
処置 | お買上店または三菱電機営業所までご連絡ください。 |
表示 |
||
---|---|---|
名称 | CPU 異常 | |
内容 | 内蔵 CPU の通信異常が発生した場合、インバータの出力を停止します。 | |
チェック |
インバータの周囲に過大ノイズを発生している機器などはないか。 | |
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 出力電流検出値異常 | |
内容 | 出力電流が Pr.150 出力電流検出レベル の設定値を超えた場合、インバータの出力を停止します。 Pr.167 出力電流検出動作選択 を “ 1 ” に設定した場合に機能します。初期値(Pr.167 = “0”)の場合、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
Pr.150 、Pr.151 出力電流検出信号遅延時間、Pr.166 出力電流検出信号保持時間、Pr.167 の設定値を確認。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 通信異常(本体) | |
内容 | RS-485 端子からの RS-485 通信で Pr.335 RS-485 通信リトライ回数 ≠ “9999” のときリトライ許容回数以上連続して通信エラーが発生するとインバータの出力を停止します。 Pr.336 RS-485 通信チェック時間間隔 に設定された時間通信が途切れた場合もインバータの出力を停止します。 |
|
チェック |
RS-485 端子の配線を確認する。 | |
処置 | RS-485 端子の配線を確実に行う。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | アナログ入力異常 | |
内容 | Pr.73 アナログ入力選択、Pr.267 端子 4 入力選択 で端子 2 または端子 4 を電流入力の設定にして、30mA以上の電流入力した場合、または 7.5V 以上の電圧入力をした場合に、インバータの出力を停止します。 | |
チェック |
Pr.73 、Pr.267 および電圧 / 電流入力切換スイッチの設定値を確認してください。 | |
処置 | 30mA 未満の電流を与えるか、Pr.73 、Pr.267 および電圧 / 電流入力切換スイッチの設定を電圧入力に設定して、電圧入力してください。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | USB 通信異常 | |
内容 | Pr.548 USB 交信チェック時間間隔 に設定された時間だけ通信が途切れた場合に、インバータの出力を停止します。 | |
チェック |
USB 通信ケーブルが確実に接続しているか。 | |
処置 |
表示 |
||
---|---|---|
名称 | 内部回路異常 | |
内容 | 内部回路異常時にインバータの出力を停止します。 | |
処置 | お買上店または三菱電機営業所までご連絡ください。 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 過速度発生 | |
内容 | PLG フィードバック制御、リアルセンサレスベクトル制御、ベクトル制御、PM センサレスベクトル制御時にモータ速度が Pr.374 過速度検出レベル を越えた場合にインバータの出力を停止します。 初期状態では、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 |
ベクトル |
|
---|---|---|
名称 | 速度偏差過大検出 | |
内容 |
|
|
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 断線検出 | |
内容 | オリエント制御、PLG フィードバック制御、ベクトル制御時に、PLG 信号が遮断すると、インバータの出力を停止します。 初期状態では、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 |
ベクトル |
|
---|---|---|
名称 | 位置誤差大 | |
内容 | 位置制御時に位置指令と位置のフィードバックの差が Pr.427 誤差過大レベル を越えた場合、インバータの出力を停止します。 初期状態では、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | ブレーキシーケンス異常 | |
内容 | ブレーキシーケンス機能 (Pr.278 ~ Pr.285) 使用時に、シーケンスエラーとなった場合、インバータの出力を停止します。 初期状態(ブレーキシーケンス機能無効)では、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
異常発生原因の調査 | |
処置 | 設定パラメータの確認と配線を正しく行う。 |
表示 |
ベクトル |
|
---|---|---|
名称 | エンコーダフェーズ異常 | |
内容 | オフラインオートチューニング時にインバータの回転指令と PLG から検出したモータ実回転方向が異なる場合、インバータの出力を停止します。 初期状態では、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 |
ベクトル |
|
---|---|---|
名称 | 磁極位置不明 | |
内容 | オフラインオートチューニング時にインバータの回転指令と PLG から検出したモータ実回転方向が異なる場合、インバータの出力を停止します。 初期状態では、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 内部温度異常(IP55 対応品のみ) | |
内容 | インバータ内部の温度が規定値以上に達すると、インバータの出力を停止します。 | |
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | 4mA 入力喪失異常 | |
内容 | アナログ電流入力が 2mA 以下の状態が Pr.778 4mA 入力チェック検出フィルタ に設定した時間継続した場合に、インバータの出力を停止します。 Pr.573 4mA 入力チェック選択 = “2 または 3” のときに機能します。 初期状態ではこの保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
|
表示 | ||
---|---|---|
名称 | PID プリチャージ異常 | |
内容 | プリチャージ時間が Pr.764 プリチャージ制限時間 を超えた場合やプリチャージ時に測定値が Pr.763 プリチャージ上限検出レベル を超えた場合に、インバータの出力を停止します。 Pr.764 、Pr.763 を設定した場合に機能します。 初期状態では、この保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
表示 | ||
---|---|---|
名称 | PID 信号異常 | |
内容 | PID 制御中に、測定値がパラメータで設定した上限または下限を超えた場合や、偏差の絶対値がパラメータで設定した検出値を超えると、インバータの出力を停止します。 Pr.131 PID 上限リミット、Pr.132 PID 下限リミット、Pr.553 PID 偏差リミット、Pr.554 PID 信号動作選択 で機能を設定します。 初期状態ではこの保護機能は機能しません。 |
|
チェック |
|
|
処置 |
|
コメント
コメント一覧 (2件)
冷却ファンが故障したみたいです。
エラーコード→fn
どのように対処したらいいでしょうか?
吉山様
三菱電機からファンを取り寄せて交換してください。