- 中古の設備を導入した際に、海外向け仕様に設定されていた。
- 海外工場への出張等で現地言語がわからず操作ができない。
作業をするときは一時的に日本語に戻したいですよね。
FANUCの場合、次の2つの方法から日本語に設定できます。
日本語に戻す方法
- ダイナミック言語切換え画面から日本語を選択する
- パラメータNo.3281を”1”にすると日本語に切り替わる
ここでは「ダイナミック言語切り替え」と「パラメータによる言語切り替え」の方法を解説します。
目次
言語の切り替え方法
言語設定から変更する(ダイナミック言語切り替え)
通常はオフセットセッティング画面に言語設定が準備されています。
設定したい言語を選択すると言語変更処理が実行され、直後に言語が切り替わります。
言語設定ボタンが表示されない場合は、言語設定表示を有効にする必要があるので、言語設定表示を有効にする方法を参照してください。
パラメータから変更する
パラメータからも言語設定を変更することができます。
パラメータ書き込み設定を有効にする
オフセットセッティング画面より、[セッティング]を選択します。
「パラメータ書き込み」にカーソルを合わせて、[オン:1]を選択することで”1”に変更することができます。
設定変更後、アラーム”SW0100 パラメータ書き込み可能です”が発生しますが無視して構いません。
表示言語のパラメータを日本語に設定する
パラメータNo.3281が表示言語の設定です。
日本語に設定したい場合は、パラメータNo.3281の設定値を”1”に設定してください。
その他の言語に設定したい場合は、次のパラメータ詳細説明欄を参照ください。
パラメータNo.3281 [表示言語]
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト形
[データ範囲]0~21
[機能]
表示言語を選択します。
設定値と表示言語の関係は次の表のとおりです。
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]バイト形
[データ範囲]0~21
[機能]
表示言語を選択します。
設定値と表示言語の関係は次の表のとおりです。
設定値 | 表示言語 | Language |
---|---|---|
0 | 英語 | English |
1 | 日本語 | Japanese |
2 | ドイツ語 | Deutsch |
3 | フランス語 | Français |
4 | 中国語(繁体字) | Traditional Chinese |
5 | イタリア語 | Italiano |
6 | 韓国語 | Korean |
7 | スペイン語 | Español |
8 | オランダ語 | Nederlands |
9 | デンマーク語 | Dansk |
10 | ポルトガル語 | Português |
11 | ポーランド語 | Język polski |
12 | ハンガリー語 | Magyar nyelv |
13 | スウェーデン語 | Svenska |
14 | チェコ語 | Čeština |
15 | 中国語(簡体字) | Simplified Chinese |
16 | ロシア語 | Pусский язык |
17 | トルコ語 | Türkçe |
18 | ブルガリア語 | български език |
19 | ルーマニア語 | Limba română |
20 | スロバキア語 | Slovenčina |
21 | フィンランド語 | Suomi |
CNC電源を再投入する
パラメータNo.3281を変更した後に、CNCを再起動してください。
再起動後、表示言語が変更されていることを確認してください。
言語設定(ダイナミック切換え)を有効にする方法
パラメータNo.3280#0 <NLC>を”0”に設定する
パラメータNo.3280#0<NLC>が”1”の場合、言語設定の画面が非表示となります。
言語設定(ダイナミック切換え)画面を有効にするには、パラメータNo.3280#0<NLC>を”0”に変更してください。
パラメータ変更後、言語設定画面が使用できるようになります。
パラメータNo.3280#0 <NLC>
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット形
[機能]
表示言語のダイナミックな切換えは
0:有効
1:無効
[入力区分]パラメータ入力
[データ形式]ビット形
[機能]
表示言語のダイナミックな切換えは
0:有効
1:無効
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