三菱電機製 MELSERVO MR-J3シリーズサーボアンプのアラーム一覧です。
MR-J3のサービスとメンテナンス
2026年5月まで修理の依頼が可能。
サーボアンプやサーボモータの交換が必要なら三菱電機サービスセンターへ修理を依頼してください。
サーボアンプ | MR-J3シリーズ |
サーボモータ | HF-**、HC-**、LM-** シリーズ全容量 |
生産中止時期 | 2019年5月 |
修理・部品供給期間 | 2026年5月末日まで |
MR-J3サーボアンプアラーム表示の確認方法
サーボアンプ本体上部にある3桁の7セグメント表示器にアラーム番号が表示されます。
アラーム一覧
AAまたはAb:SSCNETⅢ通信の光伝送中断
アラーム内容
制御回路電源が遮断によりSSCNETⅢ通信の光伝送が中断した。
後軸のサーボアンプは表示部に“AA”または“Ab”を表示してベース遮断になり、ダイナミックブレーキが作動して停止する。
原因1:サーボシステムコントローラの電源がON/OFFした
サーボシステムコントローラの電源を確認する。
サーボシステムコントローラの電源を見直す
原因2:SSCNETⅢケーブルが断線した
特定軸以降で“AA”表示が発生しているか確認する
“AA”表示のサーボアンプよりサーボシステムコントローラ側に接続されているSSCNETⅢケーブルを交換する
原因3:サーボアンプの電源がOFFになった
特定軸以降で“AA”表示が発生しているか確認する。
“AA”表示のサーボアンプよりサーボシステムコントローラ側に接続された、直前のサーボアンプの電源を見直す
原因4:軸番号設定の誤り
同じ軸番号に設定されているサーボアンプが複数ないか確認する
軸選択ロータリースイッチ(SW1)の軸番号を見直す
原因5:サーボシステムコントローラの設定とサーボアンプの軸番号が一致していない
サーボシステムコントローラの設定とサーボアンプの軸番号を確認する
サーボシステムコントローラの設定とサーボアンプの軸番号を正しく設定する
原因6:サーボシステムコントローラのパラメータでサーボモータ容量が設定されていない
サーボモータ形名とサーボシステムコントローラで設定したサーボモータ容量を確認する
サーボモータ容量の設定を見直す
原因7:通信周期があっていない
使用軸数とサーボシステムコントローラの通信周期を確認する
- 使用軸数8軸以下:0.444ms
- 使用軸数16軸以下:0.888ms
サーボシステムコントローラ側で通信周期を確認し、正しく設定する
A10:電圧不足
アラーム内容
電源電圧が低下した
原因1:電源電圧が低い
電源電圧が次の電圧以上であるか
- 200V級:AC160V
- 100V級:AC83V
- 400V級:AC280V
指定の電圧より低い場合は電源を交換する
原因2:電源容量不足で電源電圧が降下した
母線電圧が次の電圧以上であるか
- 200V級:DC200V
- 100V級:DC158V
- 400V級:DC380V
電圧より低い場合は 電源を交換する
原因3:母線電圧が指定以下に降下した
母線電圧が次の電圧以上であるか
- 200V級:DC200V
- 100V級:DC158V
- 400V級:DC380V
指定電圧より低い場合は電源を交換する
原因4:制御回路電源に60ms以上の瞬時停電がある
電源を交換する
原因5:サーボアンプ内の部品が故障
- 制御回路電源以外のすべてのケーブルを外して電源を入れるとこのアラームが発生するか
- 母線電圧が次の電圧以上であることを確認する
- 200V級:DC200V
- 100V級:DC158V
- 400V級:DC380V
アラームが消えなかったり電圧より低い場合はサーボアンプを交換する
原因6:電源電圧のひずみ
電源インピーダンスが高い場合電源回生時の電流により電源電圧がひずみ不足電圧と認識した
- パラメータNo.PC20を”0001”に設定する
- 電源をみなおす
A12:メモリ異常1(RAM)
アラーム内容
RAMメモリ異常
原因1:サーボアンプ内部品の故障
制御回路電源以外のすべてのケーブルを外して電源をオンにしてもこのアラームが発生するか
アラームが消えない場合サーボアンプを交換する
A13:クロック異常
アラーム内容1
プリント基板の異常
原因1:サーボアンプ内部品の故障
制御回路電源以外のすべてのケーブルを外して電源をオンにしてもこのアラームが発生するか
サーボアンプを交換してください
アラーム内容2
サーボシステムコントローラから送信されるクロック異常
原因2:サーボシステムコントローラの故障
マルチCPUシステムでサーボシステムコントローラを使用している場合にこのアラームが発生するか
サーボアンプシステムコントローラを交換する
A15:メモリ異常2(EEP-ROM)
アラーム内容
EEP-ROM異常
原因1:サーボアンプ内の部品故障
制御回路電源以外のすべてのケーブルを外して電源をオンにしてもこのアラームが発生するか
サーボアンプを交換してください
原因2:EEP-ROMの書き込み回数が10万回を超えた
サーボアンプを交換してください
A16:検出器異常1(電源投入時)
アラーム内容
検出器とサーボアンプの通信に異常があった
原因1:検出器コネクタ(CN2)がサーボアンプから外れている
正しく接続する
原因2:パラメータ設定で検出器ケーブルの種類(2線式もしくは4線式)を間違えた
パラメータNo.PC04の4桁目を正しく設定する
原因3:検出器ケーブル不良(断線またはショート)
ケーブルを修理または交換する
原因4:検出器故障
サーボモータを交換する
原因5:MR-J3シリーズ未対応のサーボモータを接続した
サーボアンプとサーボモータの組み合わせを確認する
原因6:外来ノイズによる通信異常
- 検出器ケーブルと動力ケーブルの併走を確認する
- 周囲の電磁バルブや電磁接触器、リレーなどのノイズを受ける環境ではないか確認する
- サーボアンプとサーボモータのアース接地を確認する
- 周囲に静電気を発生させる要因はないか確認する
- 検出器ケーブルのシールド処理を確認する
ケーブルの修理または交換をしてください
A17:基盤異常
アラーム内容
CPU・部品の異常
原因1:サーボアンプ内部品の故障
制御回路電源以外のすべてのケーブルを外して電源をONにしてもこのアラームが発生するか
サーボアンプを交換する
A19:メモリ異常3(Flash-ROM)
アラーム内容
ROMメモリ異常
原因1:サーボアンプ内部品の故障
制御回路電源以外のすべてのケーブルを外して電源をONにしてもこのアラームが発生するか
サーボアンプを交換してください
A1A:モータ組合せ異常
アラーム内容
サーボアンプとサーボモータの組合せが間違っている
原因1:サーボアンプとサーボモータの組合せを間違って接続した
サーボアンプとサーボモータの組合せを確認する
A20:検出器異常2(ランタイム中)
アラーム内容
検出器とサーボアンプの通信に異常があった
原因1:検出器ケーブルが外れている
検出器ケーブルの接続を確認する
サーボアンプコネクタ(CN2)とサーボモータ検出器コネクタを正しく接続する
原因2:検出器ケーブル不良
検出器ケーブルの断線またはショートを確認する
ケーブルを修理または交換する
原因3:発振などによる加速度過大を検出した
サーボサーボの振動や異音などが発生していないか確する
- 位置制御ゲインを下げる
- オートチューニングの応答性設定を下げる
原因4:検出器の故障
サーボモータを交換する
原因5:外来ノイズによる通信異常
- 検出器ケーブルと動力ケーブルの併走していないか
- 周囲の電磁バルブや電磁接触器、リレーなどからノイズを受けていないか
- サーボアンプとサーボモータのアース接地が適切か
- 静電気を発生させる要因がないか
- 検出器ケーブルのシールド処理は適切か
アース接地やノイズ対策を実施する
A21:検出器異常3(ランタイム中)
アラーム内容
検出器に異常があった
原因1:検出器の検出回路部の異常
サーボモータを交換する
A24:主回路異常
アラーム内容1
絶対位置データを消失した
原因1:検出器内の電圧低下(またはバッテリ外れ)
アラームが発生している状態で2~3分放置し、電源を遮断後に再投入したのち原点セットを実行する
原因2:バッテリ電圧低下
バッテリを交換して原点セットを実行する
原因3:バッテリコネクタの接触不良または本体不良
バッテリを交換して原点セットを実行する
原因4:検出器ケーブル不良
バッテリを交換して原点セットを実行する
原因5:検出器故障
サーボモータを交換する
アラーム内容2
絶対位置検出システムで初めて電源を投入した
原因6:原点セット忘れ
アラームが発生している状態で2~3分放置し、電源を遮断後に再投入したのち原点セットを実行する
A30:回生異常
アラーム内容1
内蔵回生抵抗器または回生オプションの許容回生電力をこえた
原因1:パラメータNo.PA02の設定ミス
パラメータNo.PA02を正しく設定する
原因2:高頻度または連続回生運転により許容回生電力を超えた
サーボアンプ調整ソフトウェアMR-Configuraterで回生負荷率を調べる
- 位置決め頻度を減らす
- 許容回生電力の大きい回生オプションに変更する
- 負荷を小さくする
原因3:母線電圧が異常
母線電圧が次の異常電圧か確認する
- 200V級および100V級:DC400V以上
- 400V級:DC800V以上
電源をみなおす
原因4:回生抵抗のつなぎ忘れ
回生抵抗を正しく接続する
原因5:回生抵抗不良
サーボアンプまたは回生抵抗オプションを交換する
アラーム内容2
回生トランジスタ異常
原因6:サーボアンプ故障(回生トランジスタ故障)
- 回生オプションが異常過熱していないか
- 回生抵抗を取り外してもこのアラームが発生するか
サーボアンプを交換する
原因7:サーボアンプ故障(回生回路故障)
サーボアンプを交換する
A31:過速度
アラーム内容
回転速度が瞬時許容回転速度を超えた
原因1:加減速時定数が小さすぎる
加減速時定数を大きくする
原因2:サーボ系が不安定
- サーボゲインを適正値に設定してください
- サーボゲインでアラームが解除できないときは次のように設定する
- 負荷慣性モーメント比を小さくする
- 加減速時定数を見直す
原因3:電子ギア比が大きい
正しく設定する
原因4:検出器故障
サーボモータを交換する
A32:過電流
アラーム内容
サーボアンプの許容電流を超えた
原因1:サーボモータ動力ケーブルの地絡または短絡
サーボモータ側の端子U・V・Wを外した状態で電源をオンしてもアラームが発生するか
ケーブルを修理する
原因2:外付けダイナミックブレーキ故障
ダイナミックブレーキ側の端子U・V・Wを外した状態で 電源をオンしてもアラームが発生するか
- パラメータとダイナミックブレーキシーケンスを確認する
- 外付けダイナミックブレーキを交換する
原因3:サーボアンプ故障
サーボモータ側の端子U・V・Wを外した状態で電源をオンしてもアラームが発生するか
サーボアンプを交換する
原因4:サーボモータ故障
サーボアンプ側のサーボモータ動力線U・V・Wを外した状態で電源をオンしてもアラームが発生するか
サーボモータを交換する
原因5:外来ノイズによる過電流検出回路の誤作動
- 周囲の電磁バルブや電磁接触器、リレーなどのノイズ源がないか
- サーボアンプとサーボモータのアース接地は適切か
アース接地やノイズ対策を実施する
原因6:検出器の故障
サーボモータを交換する
A33:過電圧
アラーム内容
母線電圧が次の電圧以上になった
- 200V級:DC400V
- 100V級:DC400V
- 400V級:DC800V
原因1:回生オプション未使用
回生オプションを使用する
原因2:パラメータで回生オプション未使用に設定した
パラメータNo.PA02を”□□00”(回生抵抗を使用しない)以外に変更する
原因3:回生オプションのリード線断線または外れている
- リード線を交換する
- リード線を正しく接続する
原因4:回生オプションの断線
- 内蔵回生抵抗の場合サーボアンプを交換する
- 回生オプションの場合回生オプションを交換する
原因5:回生抵抗の容量不足
回生抵抗を追加もしくは容量を大きくする
原因6:FR-BU2ブレーキユニットのBUEとSD間の短絡が外れた
BUEとSD間を短絡片で短絡してください
原因7:主回路電源のインピーダンス大きく動力線漏れ電流も大きい
回生オプション未搭載の場合に回生オプションを使用する
原因8:サーボモータ動力線が地絡
配線を修正する
原因9:電源電圧が高い
電源をみなおす
原因10:サーボアンプ故障(回生トランジスタの故障)
サーボアンプを交換する
A34:受信異常1
アラーム内容
3.5ms間の連続的なSSCNETⅢ通信異常
原因1:SSCNETⅢケーブル外れ
サーボアンプの制御回路電源をオフにして接続しなおす
原因2:SSCNETⅢケーブル先端の汚れ
ケーブル先端の汚れを清掃する
原因3:SSCNETⅢケーブルの折損または切断
ケーブルを交換する
原因4:サーボアンプにノイズ混入
ノイズ対策を実施する
原因5:SSCNETⅢケーブルの損傷
ケーブルを交換する
※ケーブルの取り扱いに注意してください
原因6:SSCNETⅢケーブルの光学特性が劣化
ビニルテープや移行性のある可そ剤の入った電線被覆を取り除きケーブルを交換してください
原因7:SSCNETⅢ回路上の他サーボアンプが故障した
アラームが発生したサーボアンプよりコントローラ側に接続されたすぐ隣のサーボアンプを交換する
A35:指令周波数異常
アラーム内容
入力した指令周波数が高い
原因1:最大回転速度異常を指令した
サーボモータの最大回転速度以下になるようプログラムを修正する
原因2:サーボシステムコントローラの異常
サーボシステムコントローラを交換する
原因3:サーボアンプへのノイズ混入
入出力信号のノイズ対策を実施する
原因4:サーボシステムコントローラへのノイズ混入
サーボシステムコントローラ側のノイズ対策を実施する
A36:受信異常2
アラーム内容
70ms間の連続的なSSCNETⅢ通信異常
原因1:SSCNETⅢケーブル外れ
サーボアンプの制御回路電源をオフにして接続しなおす
原因2:SSCNETⅢケーブル先端の汚れ
ケーブルの汚れを清掃する
原因3:SSCNETⅢケーブルの折損または切断
ケーブルを交換する
原因4:サーボアンプにノイズ混入
ノイズ対策を実施する
原因5:SSCNETⅢケーブルの損傷
ケーブルを交換する
※ケーブルの取り扱いに注意してください
原因6:SSCNETⅢケーブルの光学特性が劣化
ビニルテープや移行性のある可そ剤の入った電線被覆を取り除きケーブルを交換する
A37:パラメータ異常
アラーム内容
パラメータ設定が不正
原因1:サーボシステムコントローラにより設定範囲外のパラメータが設定された
パラメータの値を設定範囲内に修正する
原因2:回生オプション設定パラメータ不良
正しいサーボアンプと回生オプションの組合せを確認してパラメータNo.PA02を修正する
原因3:EEP-ROMの書き込み回数が10万回を超えた
サーボアンプを交換する
原因4:サーボアンプ故障によりパラメータ設定が変更された
サーボアンプを交換する
A3D:ドライバ間通信用パラメータ異常
アラーム内容
ドライバ間通信用パラメータの設定不良
原因1:マスタアンプのパラメータ設定でドライバ間通信の送信データ選択設定の不良
アラームが発生したスレーブアンプのマスタにあたるサーボアンプのパラメータNo.PD16、PD17を修正する
A45:主回路素子過熱
アラーム内容
主回路の異常過熱
原因1:周囲温度が55℃を超えている
周囲温度が0℃~55℃になるよう環境をみなおす
原因2:密着取り付けに関する仕様を無視した
仕様の範囲内で取り付ける
原因3:過負荷の状態で電源を繰り返しオン/オフした
運転方法をみなおす
原因4:冷却ファンの目詰まり
冷却ファンや冷却フィンを清掃する
原因5:サーボアンプ異常(電源投入直後にアラーム発生)
サーボアンプを交換する
A46:サーボモータ過熱
アラーム内容
サーボモータの温度が上昇しサーマルセンサが働いた
原因1:周囲温度が40℃を超えている
周囲温度が0℃~40℃になるよう周囲環境をみなおす
原因2:過負荷状態になっている
- 負荷を小さくする
- 運転パターンをみなおす
- 出力の大きいサーボモータへ交換する
原因3:検出器のサーマルセンサが故障した
サーボモータを交換する
A47:冷却ファン異常
アラーム内容
冷却ファンが停止または回転速度がアラームレベル以下になった
原因1:冷却ファンの寿命
冷却ファンを交換する
原因2:冷却ファンに異物が挟まった
ファンの異物を除去する
原因3:サーボアンプの故障
サーボアンプを交換する
A50:過負荷1
アラーム内容
サーボアンプの過負荷保護特性を超えた
原因1:サーボアンプの連続出力を超えた
- 負荷を小さくする
- 運転パターンを見直す
- 電磁ブレーキの開放を確認する
- 機械の摩擦を確認する
- 出力の大きいサーボアンプ、モータに変更する
原因2:アラームA51を解除後に過負荷運転を繰り返した
- 負荷を小さくする
- 運転パターンを見直す
- 出力の大きいサーボアンプ、モータに変更する
原因3:サーボ系が不安定で共振やハンチングしている
- 加減速を繰り返してオートチューニングを実施する
- オートチューニングの応答性設定を変更する
- マニュアル操作でゲインを調整する
- サーボモータ軸とカップリングの緩みを確認する
原因4:検出器の故障
サーボオフ状態でサーボモータ軸を回転させ帰還パルス累積が軸の回転角に比例して変化するか
帰還パルス累積が変化しないまたは数値が飛ぶ場合サーボアンプを交換する
A51:過負荷2
アラーム内容
機械を衝突させたりして最大出力電流が数秒連続で流れた
原因1:サーボアンプ故障
サーボモータを取り外して別のシステムを使い試運転したときアラームが発生しないか
サーボアンプを交換する
原因2: サーボ系が不安定で共振やハンチングしている
- 加減速を繰り返してオートチューニングを実施する
- オートチューニングの応答性設定を変更する
- マニュアル操作でゲインを調整する
- サーボモータ軸とカップリングの緩みを確認する
原因3:機械に衝突した
- 運転パターンをみなおす
- 衝突防止用のリミットスイッチを設置する
- 電磁ブレーキの開放を確認する
原因4:サーボモータの接続ミス
正しく接続しなおす
原因5:検出器故障
サーボオフ状態でサーボモータ軸を回転させ帰還パルス累積が軸の回転角に比例して変化するか
帰還パルス累積が変化しないまたは数値が飛ぶ場合サーボアンプを交換する
原因6:動力ケーブル断線
ケーブルを修理する
原因7:サーボモータ故障
サーボモータを交換する
A52:誤差過大
アラーム内容
モデル位置と実際サーボモータ位置の偏差量が3回転を超えた
原因1:加減速時定数が小さい
加減速時定数を大きくする
原因2:トルク制限値が小さい
サーボシステムコントローラの設定でトルク制限値をあげる
原因3:電源電圧降下によるトルク不足
- 電源設備容量をみなおす
- 出力の大きいサーボモータへ交換する
原因4:位置制御ゲインの値が小さい
パラメータNo.PB08の設定値を大きくし適正に動くよう調整する
原因5:外力によりサーボモータが回転させられた
- トルクを制限してる場合は制限値を大きくする
- 負荷を小さくする
- 出力の大きいサーボモータへ交換する
原因6:機械に衝突した
- 運転パターンをみなおす
- 衝突防止用のリミットスイッチを設置する
原因7:検出器故障
サーボモータを交換する
原因8:サーボモータの接続またはU,V,W相間違い
正しく接続する
原因9:動力ケーブル断線
ケーブルを修理する
原因10:トルク制限を”0”で指定した
トルク制限を適正値に設定する
A82:マスタ/スレーブ運転異常1
アラーム内容
- コントローラとドライバ間の通信異常。
- ドライバ間通信のデータ異常検出
- スレーブアンプがサーボ御中にアラーム検知
原因1:SSCNETⅢケーブルが外れた
サーボアンプの制御回路電源をオフにして接続しなおす
原因2:SSCNETⅢケーブル先端が汚れている
先端の汚れを拭き取る
原因3:SSCNETⅢケーブルの折損または切断
ケーブルを交換する
原因4:サーボアンプにノイズ混入
ノイズ対策を実施する
原因5:SSCNETⅢケーブルのあつかい不備による損傷
ケーブルを交換する
原因6:SSCNETⅢケーブルに可そ剤が付着し光学特性が劣化
ビニルテープや移行性のある可そ剤を含む被覆を取り除きケーブルを交換する
A8A:USBシリアル通信タイムアウト
アラーム内容
USB通信が途絶えた
原因1:USBケーブル断線
USBケーブルを交換する
A8E:USB通信異常
アラーム内容
サーボアンプとパソコン間にUSB通信不良が発生した
原因1:USBケーブル不良
USBケーブルの断線またはショートを修理するかUSBケーブルを交換する
原因2:パソコン側の通信設定不良
パソコン側の通信設定をみなおす
888:ウォッチドグ
アラーム内容
CPU・部品の異常
原因1:サーボアンプ内部部品の故障
制御回路電源以外のすべてのケーブルをはずして電源をオンにしてもアラームが発生するか
サーボアンプを交換する
原因2:外来ノイズによるCPU誤作動
- 周囲の電磁バルブや電磁接触器、リレーなどからノイズを受けないように対策する
- サーボアンプのアース接地を確認する
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