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【2024年】PLC技術者が不足している現状と転職需要について

2024年においても、未だにPLC技術者の供給不足は深刻です。

  • マイナーな職種
  • 脱落者が多い
  • 製造業がブラック

という理由から、供給が少ないのにも関わらず、人材も育たないといった状況になっています。

そのためどの企業も制御設計エンジニアの獲得に苦労しており、PLC技術者の需要は未だ健在です。

そんなPLC技術者の求人事情はというと、

調査求人件数1133件
求人の平均年収555.6万円
求人の平均年間休日120.1日
2024年1月5日時点集計

というように年収も休日数も平均以上で、転職でチャンスを掴める確率の高い状況となっています。

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目次

なぜPLC技術者は不足しているのか

PLC技術者が不足している理由について、個人的な見解では以下の3つが考えられます。

  • マイナーな職種なので新規参加者が少ない
  • 向き不向きのある仕事なので脱落する人も多い
  • 製造業ゆえのブラックな体質に疲弊する人がいる

理由①:マイナーな職種なので新規参加者が少ない

PLCのことについて、学生時代から知っていた人はほとんどいないと思います。

あなたも社会人になり製造業に携わるようになってから、その存在を知ったのではないでしょうか。

PLC技術者はマイナーな職種なんですよね。

私も社会人になるまで、PLCという言葉すら聞いたことはありませんでした。

製造業の技術者といえば、機械設計、生産技術や設備保全ぐらいしか知らなかったので…。

そんな理由もあって、制御設計は新卒でスタートする人口より、中途スタートのほうが多いんですよね。

それでも新規参加者が少ないので、需要に対して供給が追いつかない状況が続いています。

理由②:向き不向きのある仕事なので脱落する人も多い

PLC技術者はラダー言語やST言語を扱うプログラマーです。

プログラミングって結構向き不向きが分かれるんですよね。

  • 数学的思考
  • 情報工学の知識
  • 自分で調べる能力

少なくとも、これらの要件を満たしていないとPLCプログラマーとして務まりません。

特に、わからないことを自分で調べて業務を遂行できる能力がない人は向いていないと断言できます。

PLCプログラミングで脱落する人の原因のほとんどがコレです。

最初の1~2年は先輩が手取り足取り教えてくれるかもしれません。

3年も経てば、難易度の高い仕事を割り振られるようになり、ひとりで案件を進めていくことが求められます。

自分で調べられない人は仕事が進まず、無能のレッテルを貼られ、制御設計が嫌になって脱落するのです。

このようにプログラミングの向き不向きが、PLC技術者の供給が増えない原因のひとつとなっています。

理由③:製造業ゆえのブラックな体質に疲弊する人がいる

製造業は、昭和体質の企業が多く、気合だの努力で問題を解決したがる風潮が強く残っています。

未だにサビ残や低賃金労働を求め、経営の失敗を従業員に受けさせる会社があるのも事実です。

価値に見合った報酬を渡さない会社の存在が、PLC技術者の人材不足を招いています。

まともな企業で働くPLC技術者なら、年収540万円以上を貰っている人がほとんど。

入社して2~3年の若手ならともかく、5年10年と働いてそれ以下なら、今いる会社はブラック企業だと言えます。

制御設計は向き不向きもあり、成長には時間がかかる難易度の高い仕事です。

それにもかかわらず低賃金で働かされたことで、嫌になって辞めてしまうという人が後を経ちません。

ブラック企業のせいで、貴重なPLC技術者が辞めてしまい、人材が不足している状況を招いています。

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求人数から見るPLC技術者の転職需要

2024年1月5日現在、大手転職エージェント5社のPLC技術者求人数は約7,300件にも上ります。

たった5社の転職エージェントで7,500件ですから、業界の規模に対してかなり多い求人数と言えるでしょう。

それでいて平均年収が550万円以上もあるので、供給が足りていないことも明らかです。

そのため、2024年1月時点においてPLC技術者の需要は旺盛。転職のチャンスが来ているとも言い換えられます。

大手転職エージェント5社について

当サイトが扱う大手転職エージェント5社は以下のとおりです。

  • メイテックネクスト
  • マイナビメーカーエージェント
  • doda
  • リクルートエージェント
  • ヒューレックス

⇒大手転職エージェント5社の求人データはこちら

PLC技術者は人気こそないが稼げるし長く続けられる仕事です

PLC技術者は常に不足しています。

2023年も人手不足で求人数が多かったですが、2024年になっても衰えることを知りません。

またインフレの影響もあって2023年の540万円から10万円も平均年収がアップしています。

PLC技術者は人気こそ無いものの、隠れた優良求人が多く存在する業界です。

さらに新規参入者が少なく、脱落者も多いため、継続できれば永く稼ぎ続けられます。

ただし、大事なのはどの会社に所属するかも大事な要素です。

搾取で成り立っているブラック企業にいたら、スキルも身につかないし、お金も稼げません。

せっかく需要がありライバルの少ない仕事をしているのだから、うまく利用しないと損です。

今の会社からの待遇に納得できないなら、今が転職のチャンスかもしれませんね。

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