1月~3月は4月採用に向けた求人が多く転職しやすいタイミングです

【転職】制御盤屋の年収は?調べたら給料が安いのは事実だった

制御盤屋求人の給料が安い理由を転職エージェントの求人から統計を取ってみた

制御盤の組み立てや配線といった重要な作業を担う制御盤屋さん。「盤屋の給料は安い」と言われていますが、実際にはどうでしょうか?

転職エージェントが取り扱う制御盤屋求人の年収を集計したところ、平均は428.67万円でした。民間企業の平均年収450万円に対して22万円も低いため、盤屋の給料が安いと言われるのも間違いではないようです。

しかしこの結果は業界全体の値であり、経験や資格、スキルがあれば平均を超える求人も存在します。まずはこのページを通じて、業界の年収レンジを把握してみましょう。

業界の平均年収レンジを知ることで、自身の年収が適切かどうかや、転職後の年収イメージがつかみやすくなります。

電気制御設計に関連する年収はシーケンス制御の年収をご覧ください。

目次

求人データの集計方法と分類について

本記事で集計に利用した求人データの内容と分類方法について説明します。

求人データの選定方法

以下の募集要項からいずれかを含む求人を、制御設計エンジニア向けとしてカウントしました。

【制御盤屋求人としてカウントする募集要項】

  • 機械配線
  • 制御盤製造
  • 電気配線作業
  • 配線業務
  • 電気制御工事
  • 配線
  • 配線組込

調査した求人の数は合計135社(経験者向け74社、未経験者向け61社)です。

求人データの分類方法

集めた求人の情報を次のとおりに割り振って、データを集計しています。

【求人データの分類】

  • 制御盤屋業界の求人全体
  • 機械配線・制御盤組立の経験者のみ応募可の求人
  • 未経験者歓迎の求人

年収データは最高提示年収、最低提示年収、平均提示年収の3つに分類しました。

【年収データの分類】

  • 最高提示年収→『想定年収の最大値』
  • 最低提示年収→『想定年収の最小値』
  • 平均提示年収→『最高値と最低値を足して2で割った平均値』
各項目の計算方法

【例】想定年収が300~700万円の求人なら…

  • 最高提示年収→700万円
  • 最低提示年収→300万円
  • 平均提示年収→500万円

制御盤屋業界の年収をざっくりと知りたい場合は、平均提示年収の項目だけを確認すれば問題ありません。最低提示年収や最高提示年収のデータは、転職を検討する際の参考資料としてお役立てください。

求人データの収集元

下記の転職エージェントに掲載されている求人をもとに、求人データの収集をおこないました。実際に掲載されている求人が気になる人は、下記のリンクから公式ページにジャンプできます。

民間企業の平均年収データの収集元

国税庁が調査した、令和3年分民間給与実態統計調査の調査結果報告書から抜粋しています。

制御盤屋求人全体の年収データ

制御盤屋を募集している求人全体の年収は以下のとおりです。

平均提示年収428.67万円
平均最低提示年収342.26万円
平均最高提示年収515.07万円
最低提示年収213万円
最高提示年収900万円

この統計データから、制御盤屋の平均年収は428万円程度であることがわかります。民間企業の平均給与450万円と比べて、22万円も低い結果となりました。

この結果からも制御盤屋の給料が低いといわれているのは、間違いではなさそうです。

【全体】平均提示年収の分布【450万円~499万円が最多】

制御盤屋業界全体の平均年収分布【盤屋の給料が安い理由】
年収レンジ割合(会社数)
250万円から299万円1%(2社)
300万円から349万円9%(12社)
350万円から399万円21%(29社)
400万円から449万円24%(33社)
450万円から499万円25%(34社)
500万円から549万円12%(16社)
550万円から599万円3%(4社)
600万円から699万円4%(5社)
【2023年2月時点】制御盤屋求人全体の平均年収分布一覧

制御盤屋求人の平均年収428万円に対して、最も多い提示年収の求人は450万円から499万円でした。

平均年収を大きく上回っているにも関わらず、450万円以下の求人が全体の半分以上を占めている点に注目。実際に求人探しをすると、450万円以下の求人をよく見かけることになりそうです。

【全体】最高提示年収の分布【600万円~699万円が最多】

制御盤屋業界全体の最高年収分布【盤屋の給料が安い理由】
年収レンジ割合(会社数)
300万円から349万円3%(4社)
350万円から399万円9%(12社)
400万円から449万円16%(22社)
450万円から499万円11%(15社)
500万円から549万円20%(27社)
550万円から599万円12%(16社)
600万円から699万円21%(29社)
700万円から799万円3%(4社)
800万円から899万円4%(5社)
900万円から999万円1%(1社)
【2023年2月時点】制御盤屋求人全体の最高年収分布一覧

提示年収の最高値だけを集めた結果、600万円から699万円の案件が最多でした。700万円以上から求人案件が減少するため、制御盤屋の最高年収は600万円あたりと考えても良いでしょう。

しかし599万円以下の求人が、年収レンジの70%を占めている点にも注意しないといけません。実際に転職活動を始めると、最高年収が599万円以下の求人ばかり目につくことになるでしょう。

【全体】最低提示年収の分布【300万円~349万円が最多】

制御盤屋業界全体の最低年収分布【盤屋の給料が安い理由】
年収レンジ割合(会社数)
200万円から249万円4%(5社)
250万円から299万円6%(8社)
300万円から349万円40%(54社)
350万円から399万円27%(36社)
400万円から449万円19%(26社)
450万円から499万円3%(5社)
500万円から549万円1%(1社)
【2023年2月時点】制御盤屋求人全体の最低年収分布一覧

提示年収の最低値だけを集めると、300万円から349万円の年収レンジが最も多くなりました。民間企業の平均年収を100万円以上も下回っています。新卒社員の給料と同じくらい、というとわかりやすいでしょうか。

さらに特筆すべきは求人の96%が年収450万円以下である点です。民間企業の平均年収を下回る求人がほとんどで、制御盤屋に対する給与事情は厳しいといわざるを得ません。

【経験者向け転職】制御盤屋求人の年収データ

制御盤屋を募集している求人全体の年収は以下のとおりです。

平均提示年収445.51万円
平均最低提示年収353.77万円
平均最高提示年収537.26万円
最低提示年収240万円
最高提示年収900万円

この統計データから、盤屋経験者を募集する求人における平均年収は445万円程度であることがわかります。民間企業の平均給与450万円と比べて、5万円ほど低い結果となりました。

この程度の差であれば、経験者なら450万円くらいの求人が一般的と考えていただいて結構です。

【経験者転職】平均提示年収の分布【450万円~499万円が最多】

制御盤屋経験者向け求人の平均年収分布【盤屋の給料が安い理由】
年収レンジ割合(会社数)
300万円から349万円4%(3社)
350万円から399万円15%(11社)
400万円から449万円26%(19社)
450万円から499万円34%(25社)
500万円から549万円16%(12社)
600万円から699万円1%(1社)
700万円から799万円4%(3社)
【2023年2月時点】(経験者転職)制御盤屋求人の平均年収分布一覧

盤屋経験者の募集求人における平均提示年収は、450万円から499万円が最も多くなりました。民間企業の平均年収と同じくらいか少し多いくらいの給与ポジションになれそうです。

500万円以上を目指す場合は、海外工場での勤務や電気工事士、電気主任技術者の資格が必要になってきます。

【経験者転職】最高提示年収の分布【500万円~549万円と600万円~699万円が最多】

制御盤屋経験者向け求人の最高年収分布【盤屋の給料が安い理由】
年収レンジ割合(会社数)
300万円から349万円3%(2社)
350万円から399万円2%(1社)
400万円から449万円11%(8社)
450万円から499万円12%(9社)
500万円から549万円24%(18社)
550万円から599万円16%(12社)
600万円から699万円24%(18社)
700万円から799万円6%(4社)
800万円から899万円1%(1社)
900万円から999万円1%(1社)
【2023年2月時点】(経験者転職)制御盤屋求人の最高年収分布一覧

経験者募集の求人における年収の最高値を集計した結果、500万円から549万円600万円から699万円の求人が最多でした。全体を見ても民間企業の平均年収450万円を超える割合が多く、高い給与水準だといえます。

海外勤務を許容できる人や、電気関係の資格を持っている人であれば、実現可能な年収レンジでしょう。

【経験者転職】最低提示年収の分布【300万円~349万円が最多】

制御盤屋経験者向け求人の最低年収分布【盤屋の給料が安い理由】
年収レンジ割合(会社数)
200万円から249万円3%(2社)
250万円から299万円3%(2社)
300万円から349万円37%(27社)
350万円から399万円24%(18社)
400万円から449万円28%(21社)
450万円から499万円5%(4社)
【2023年2月時点】(経験者転職)制御盤屋求人の最低年収分布一覧

経験者募集求人の最低提示年収だけを集計した場合、300万円から349万円の年収レンジが最多です。

特筆すべき点は、全体の95%が民間企業の平均年収450万円を下回っていること。300万円台が半数以上を占めており、下手をすると200万円台の求人すら存在しています。

経験年数が浅かったり、特筆すべきスキルをアピールできない場合は、最低年収を提示されやすくなります。そのため年収アップを目的に転職を考えている人は、考え直したほうが良いでしょう。

【未経験からの転職】制御盤屋求人の年収データ

未経験者歓迎をうたう求人全体の年収は以下のとおりです。

平均提示年収408.23万円
平均最低提示年収328.30万円
平均最高提示年収488.16万円
最低提示年収213万円
最高提示年収800万円
未経験者向けの制御盤屋求人における年収データ

未経験から制御盤屋にチャレンジする場合、年収は408万円程度であることを覚えておくと良いでしょう。民間企業の平均給与450万円と比べて42万円ほど低いですが、未経験を考慮すれば妥当な給与だと思います。

【未経験からの転職】平均提示年収の分布【350万円~399万円が最多】

制御盤屋未経験歓迎求人の平均年収分布【盤屋の給料が安い理由】
年収レンジ割合(会社数)
250万円から299万円3%(2社)
300万円から349万円15%(9社)
350万円から399万円29%(18社)
400万円から449万円23%(14社)
450万円から499万円15%(9社)
500万円から549万円7%(4社)
550万円から599万円5%(3社)
600万円から699万円3%(2社)
【2023年2月時点】(未経験者歓迎)制御盤屋求人の平均年収分布一覧

未経験者向け求人の平均年収は、350万円から399万円が最多でした。民間企業の平均年収450万円と比較して、かなり低いといわざるを得ないでしょう。

制御盤業界自体の平均年収が低いため、未経験からのスタートだとより顕著に下がります。

【未経験からの転職】最高提示年収の分布【400万円~449万円が最多】

制御盤屋未経験歓迎求人の最高年収分布【盤屋の給料が安い理由】
年収レンジ割合(会社数)
300万円から349万円3%(2社)
350万円から399万円18%(11社)
400万円から449万円23%(14社)
450万円から499万円10%(6社)
500万円から549万円15%(9社)
550万円から599万円6%(4社)
600万円から699万円18%(11社)
800万円から899万円7%(4社)
【2023年2月時点】(未経験者歓迎)制御盤屋求人の最高年収分布一覧

未経験者歓迎の求人では、400万円から499万円が最高提示年収の多数を占めていました。

もうひとつ注目するべきは、半分以上の求人で民間企業の平均年収450万円を超えている点です。給料が安い制御盤屋であっても、資格必須や海外勤務(出張)の求人を選べば、平均年収を越えられるチャンスがあります。

【未経験からの転職】最低提示年収の分布【300万円~349万円が最多】

制御盤屋未経験歓迎求人の最低年収分布【盤屋の給料が安い理由】
年収レンジ割合(会社数)
200万円から249万円5%(3社)
250万円から299万円10%(6社)
300万円から349万円44%(27社)
350万円から399万円29%(18社)
400万円から449万円8%(5社)
450万円から499万円2%(1社)
500万円から549万円2%(1社)
【2023年2月時点】(未経験者歓迎)制御盤屋求人の最低年収分布一覧

未経験者向けの求人で最低提示年収だけを集計した結果、300万円から349万円が全体の50%近くを占めました。

全体を見ると、民間企業の平均年収450万円を下回る求人はなんと96%。厳しい現実が見て取れますね。資格がなく国内の工場で働くことを前提とする場合は、給料に対して目をつぶる覚悟が必要でしょう。

制御盤屋の仕事を探すなら給料が安い点を覚悟する

2023年2月現在の求人を集計した結果、制御盤屋の給料が安いといわれるうわさは事実でした。

業界全体の平均提示年収428.26万円
経験者向け求人の平均提示年収445.51万円
未経験者OK求人の平均提示年収408.23万円
制御盤屋向け求人の平均年収集計結果

民間企業の平均年収450万円に対して、経験者向けの求人であっても平均値は下回っています。それでもいずれの平均値も400万円は超えているため、ひどく安い求人ばかりというわけではありません。

しかし集計の結果を見る限り、制御盤屋で高い給料をもらうのはかなり大変だといえます。

制御盤屋の経験を活かして年収アップするにはラダー回路を扱う制御設計への転職が近道

仕事をするなら平均以上の給料をもらいたい、と思うのが人情ですよね。もし制御盤屋へのこだわりがなければ、電気制御設計への転職も検討してみてください。

電気制御設計の平均年収は540.12万円であり、未経験からでも484.93万円なので平均以上の給料が期待できます。

参考リンク シーケンス制御設計エンジニアの年収調査結果

制御盤屋の経験がある人なら、図面が読めたり配線ができる点は設計への転職においても強みとなります。配線ができる電気制御設計エンジニアは特に重宝され、転職後も努力次第ではさらなる高待遇を受けられます。

少しでも電気制御設計に興味があれば、検討候補として取り入れてみるのも一考です。

電気制御設計を選択肢に入れるなら「メイテックネクスト」に相談しよう

「設計なんて自分にできるのだろうか」と悩む人も多いと思います。そんな疑問を払拭するなら、メイテックネクストの面談サービスを利用してみてください。

電気制御業界に精通したアドバイザーより、アドバイスだけではなく応募できる求人も紹介してもらえます。利用≠転職なので、アドバイスを受けるだけでも問題ありません。利用料金も不要です。

こういった無料の便利なサービスを使いこなして、自身の転職活動に役立ててください。

制御盤屋の求人もあるので、盤屋への転職を検討している人も利用できます。

毎年、1月と10月は転職する人が多くなります。高年収の求人を見つけるためには、事前準備が重要です。まずは登録だけでもしておき、チャンスがきたら活動をスタートしましょう。

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