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制御設計エンジニア向け面接で聞かれる質問集

制御設計エンジニアの面接対策では、一般的な質問への対応だけでは準備不足です。

面接では必ず制御設計職にまつわる業界人しか知らない質問をされます。

なので普通の転職サイトで解説している面接の質問集はほぼ当てになりません。

彼らは実際にエンジニアの採用で面接をしたこともなければ、実際に面接を受けた側でもないからです。

しかも会社ごとに必要なスキルや業務形態も違うため、テンプレ通りにはいきません。

なので本気で面接対策をするなら、

  • 制御設計の採用経験がある人に教えてもらう
  • 転職エージェントを通じて会社に応じた面接対策をしてもらう

の2つが必要です。

山本は制御設計エンジニアの採用経験が3年あるので、面接の質問について解説できます。

制御設計エンジニアの採用なら、どの会社も似たような質問になると思うので参考になるはずです。

面接で聞かれる質問は随時更新していきます。

質問集で勉強したら転職エージェントで模擬面接を受けましょう

どんな質問が来るかわかっていても、いざ面接の場でうまく話せないのは当然です。

知識だけがあっても、受け答えを練習しておかないと本番で実力を100%発揮できません。

過去に私も利用したことがあるメイテックネクストでは、制御設計経験のある転職アドバイザーが手取り足取り面接対策をサポートしてくれます。

模擬面接にも対応しているので、完璧に受け答えができるまで練習可能。

↓のページでメイテックネクストの詳細を解説しているので、面接で失敗したくない方はぜひご覧ください。

目次

面接はいかに面接官の言ってほしいことを言えるかというやり取りの場

面接での質問には大きく分けて次の2種類が存在します。

  • 自由に答えても良い質問
  • 答えが決まっている質問

①の自由に答えても良い質問に対しては、自分の意見を自由に述べても大丈夫です。

基本的に加点するための質問なので、自己アピールを積極的にしましょう。

問題は②の答えが決まっている質問です。

間違った回答をしてしまうと、その時点で不採用となる質問が面接には存在します。

例えば、

「転勤があるかもしれません。大丈夫ですか?」

と聞かれたとき、会社側の求める答えは決まっています。

転勤に対応できる人がほしいから、面接でわざわざ転勤できるかを聞いているのです。

なので内定がほしいなら、本心でなくとも転勤可能と答えないといけません。

つまり面接とは、いかに会社の求める答えを返せるかというやり取りの場なのです。

会社が求める答えを正しく返せば、高確率で内定が出ます。

経歴詐欺となるような嘘はダメですが、内定を取るために自分の希望くらいは曲げましょう。

なんでもかんでも正直に答えて内定がもらえるほど甘くはないです。

本気で年収アップの転職を望むなら、多少の嘘や妥協は必要だということは胸に刻んでおいてください。

内定をもらわないと転職活動は終わりません。まずは内定獲得が第一。承諾するかは後で考えればよいのです。

実際に面接で聞いた質問集

目次

なぜ転職活動を始めたのですか?

転職理由を聞くことで、弊社の求める人材像とマッチするかどうか

また、弊社の提示できる条件が求職者の希望を満たすかどうかを確認するための質問です。

とはいえ、あまり正直に答えられても困ります。

たとえば、

  • 前職で上司と喧嘩したため
  • 給料が安すぎるため
  • 仕事にやりがいがないため

のように、正直に答えるのはNG。

  • 前職で上司と喧嘩したため
    • 人間関係が原因だとは言わないほうが良い。同じようなことを繰り返すかもしれないと採用側は不安になるため。
  • 給料が安すぎるため
    • 特に年配の面接官や役員に対する印象が悪い。大事だけどあまりお金の話をしないほうが吉。
  • 仕事にやりがいがないため
    • 「弊社の〇〇に興味を持ち、自分のスキルを活かせると思ったからです」というような、前向きな回答をするべき。

転職理由はできる限り前向きな理由を伝えるようにしてください。

多少は嘘をついても良いので、年配者ウケの良い理由を考えましょう。

私はお金が転職理由でも悪いと思いませんが、年配の面接官はお金の話を嫌うため、面接の段階でお金の話をしないほうが良いと思います。

前職では直近1年で具体的にどのような業務に従事していましたか?

前職での業務内容を聞くことで、スキルレベルを計る質問です。

正直に答えれば問題ありません。

ただし、あれもこれもと話すと面接官の興味を失うためメインの話題は1つに絞ってください。

  • 最初に代表的な業務を羅列する
    • 3件ぐらい挙げれば十分
  • その中の代表的な業務について詳しく説明する
    • 2~3分ぐらいで概要と苦労した点、学べた点について話しましょう。

2~3分で回答できるよう、直近1年でやった業務の要点をまとめておくと良いでしょう。

スキルレベルの測定以外にも、報連相で大事な要点をまとめる能力を見ています。だからこそ、転職エージェントを使って面接の練習をしておきましょう。

弊社はリモートワークを採用していますが、週何日のリモートワークを希望しますか?

表向きはリモートワークの希望を聞く質問ですが、裏の意味があります。

ここで「フルリモートを希望します」といえば、即見送り確定です。

「週◯日はリモートで働きたいです」というのもダメ。

やはり出社できる人材を採用したいという風潮は変わりません。

いくらリモートを福利厚生として推している会社でも、リモートワーク目的の人材はいらないからです。

なので、この質問が来たら

「基本は出社で問題ありません。リモートワークが必要なら対応できます。」

と答えるのが無難でしょう。

実際のリモートワーク頻度は、入社してから相談して決めれば良いです。

入社も確定していない面接の段階でウケの悪い回答は避けましょう。

リモートは楽ですが、それを志望理由として推すのは辞めましょう。本当に印象が悪くなります。

扱った経験のあるPLCを教えてください。

経験のあるPLCの種類から、制御設計スキルを算定するための質問です。

三菱PLCがメインなら、MELSERVOやGOTも使えるかできるか聞いたりします。

FANUCも扱えるなら、NCプログラムやサーボの調整、FANUC PICTUREの経験も聞きます。

他にもオムロンや富士電機、日立、トヨプックなど、経験のあるPLCから話題を伸ばしスキルを算定していきます。

と言った具合に、扱えるPLCがあれば全部答えてもらって結構です。

  • 「一回しか触ったことが無いから…」
  • 「あまり自信がないから…」

と考えて、自身の経験を伝えないのは面接で損します。

シンプルに「〇〇、✕✕、△△の経験があります」と答えればOK。

経験の多少は面接官に聞かれてから答えましょう。

面接は自分を売り込む場です。少しでも経験があるなら、ちゃんと伝えないと損しますよ。

制御設計以外に機械設計やロボット、配線組み立てなどの経験はありますか?

制御設計以外のスキルを算定するための質問です。

扱えるPLCの質問と同様に、1度でも経験があるなら面接官に伝えましょう。

たとえば、

  • 機械設計
  • ロボットティーチング
  • 機械組み立て
  • 制御盤配線

などの経験は、面接では大きなプラス点になります。

ただしよほどの自信がない限り「機械設計ができます」という伝え方はNG。

誤解を与えないためにも「機械設計の経験があります」と伝えたほうが良いでしょう。

間違った印象を与えてしまい、入社後にミスマッチが起きる可能性があるからです。

具体的な経験量については、面接官に聞かれてから答えましょう。

少しでも経験のあることは、しっかりと面接で伝えましょう。自分を売り込む場で、少しでも良く見せようとしないのは損しかありません。

出張の多い仕事ですが、運転や公共交通移動が苦になることはありませんか?

弊社は出張が多いため、出張での移動に耐えられるかを知るための質問です。

人によっては

  • 電車移動が苦手
  • 飛行機は怖くて乗れないあ
  • 運転に自信が無い

といった方も見かけます。

出張の多い会社では、移動に対して苦手意識のない人を採用しないといけません。

どんなにスキルがあっても「移動できないから現場に行けません」となればただの使えない人材です。

この点に関して嘘を言って内定を貰ったとしても、後で揉めることになりかねません。

そのため、正直に話しつつも妥協できる点を伝えれば良いでしょう。

正直に話して落ちたら、もう仕方ないとしか言えません。ですが、嘘をついて後で揉めるよりはよっぽどマシです。

普段のタイピング速度はどのくらいですか?

この質問は、パソコン作業のスピードを見るためにしました。

パソコンをメインで扱う制御設計は、タイピングが遅いと業務効率も落ちるからです。

なので少なくともブラインドタッチはできるレベルは必須。

ご自身のタイピング速度を測ってみたい方は、e-typing腕試しチェックで腕試しができます。

スコアでいえば200点以上はほしいところ。

どうでもいい話ですが、山本のスコアは350~374 Ninja (忍者)です。

タイピングが早いほど仕事ができそうといった印象も与えられるので、練習しておくのが吉でしょう。

パソコンに慣れていない人を採用すると、教えることが増えるので、タイピングを指標にしました。

連休に出勤することの多い仕事ですが、世間との休みが合わない点は大丈夫ですか?

連休でも出勤できるかを問う質問です。

連休が稼ぎ時の会社もあるため、この質問をされたとき「大丈夫」といえなければ不採用確実です。

まぁ嫌ですよね。世間が休みなのに仕事なのは。

とはいえ会社の方針がそうなら、嘘でも「大丈夫」と答えて内定獲得を目指すべきです。

それでも「連休出勤後に振替休日や代替休暇を取れるか」は聞いてみる権利はあります。

実際には連休の出勤が嫌でも、内定を貰わなければ単なる杞憂です。

内定を貰ってから、入社するか判断してくだい。

内定をもらうためには嘘も必要です。実際に入社するかは内定が出てから考えれば良いのではないでしょうか。

弊社が扱う設備についてご存知のものをいくつかあげてください。

この質問は、どれだけ弊社のことを調査してきたかを問う質問です。

弊社の製造する設備のうち、少なくとも1つ以上の商品名を正確に言えなければアウト。

まったく下調べもしていない人なんて、誰も採用したくはないですよね。

だからこそ、面接を受ける企業のホームページは穴が空くほど調べ尽くしてください。

ホームページ上の情報なら何を聞かれても答えられるようにしておくのがベストです。

あわせて転職エージェントでも面接練習もしっかりやっておけば、熱意を問う質問で失敗することはないでしょう。

この質問で弊社への志望度を測っています。多少の記憶違いなら許されますが、全く答えられないなら不採用確実です。

夏は暑さで過酷な環境で仕事をすることもありますが、体力面で不安はありませんか?

具体的なきつい仕事を例にあげて、本人の反応を見るための質問です。

ここでも「問題ありません」といえなければ、採用は難しいでしょう。

きつい仕事はやりたくないってことでしょ?と認識されてしまうからです。

また「体力的に不安はありますが…」「暑さは苦手ですが…」などと言うべきではありません。

本人は謙遜のつもりでも、面接官はそれを本気に受け取るかもしれませんよ。

余計なひとことで「体力はないのかな?」と思われたら、最後までマイナスイメージがつきまといます。

面接官としては「大丈夫です」のひとことがあれば十分です。

自分にマイナスのイメージを付けてしまうような余計なひとことを言わないよう、注意しましょう。

本当に暑い現場で仕事をしたくないなら、内定後に辞退すればいいだけです。

業務に当たって弊社が配慮するべき持病はありますか?

求職者の持病が業務に差し支えが無いかを確認するための質問です。

ここで嘘をつくと後でモメるので、正直に答えてください。

懲罰だけではなくクビになる可能性もあるからです。

採用側の考えとしては、持病によっては業務遂行が難しいと判断することもあります。

薬を使えば健常者と同じといくら主張しても、企業はリスクの高い人材を欲しがりません。

面接官も企業も病気について詳しくなく、下手をすると偏見すら持っている可能性もあります。

理不尽かもしれませんが、持病を受け入れてくれる企業を探したほうが良いかもしれません。

この質問は多くの会社でおこなわれていると思います。嘘をついて入社すると、後で懲戒を受けたり解雇される場合も。

他部署のメンバーと共同で仕事を進めていきますが、人付き合いに苦手意識はありますか?

人間関係の構築が苦手かどうかを問う質問です。

制御設計エンジニアの仕事は設計だけではありません。

他部署との調整や、客先との仕様打ち合わせなど、人と関わることの多い仕事です。

人付き合いが苦手な人は敬遠される傾向にあります。

つまり「人付き合いが得意ではありません」と答えようものなら、採用されるのは難しいでしょう。

内定を獲得したいなら、人付き合いが苦手でも「問題ありません」と回答してください。

制御設計も多くはないものの人付き合いはあります。人付き合いが苦手という人は敬遠されるので、ネガティブなことは言わないほうが良いでしょう。

海外出張もありますが、海外旅行や出張などの経験はありますか?

海外出張に対してどのように考えているのかを問う質問です。

海外渡航経験がなければ、素直に「ない」と答えればOK。

次の質問は「海外には行ってみたいと思いますか?」となります。

ここでは「行きたいです」と答えるのがベター。

下手に「欧州なら…」や「北米なら…」と条件をつけないほうが良いです。

どこに行くかは会社の都合で決まるため、条件を付ける人は使いにくい人材だと思われます。

また海外渡航経験がある人も、どの国への出張であっても「大丈夫です」と答えましょう。

出張へ行くかどうかは入社しないとわからないことですし、行くことになるとも限りません。

素直にウケの良い回答をしておくのが良いでしょう。

アジアや南米、中東などの国へ行きたがる人は少ないです。逆にこういった国でも文句なく行ってくれる人材は重宝されます。

現場入りの日は早朝から出勤し、帰りも遅くなるかもしれませんが問題ありませんか?

早出や残業について、どれくらい許容できるのかを問う質問です。

会社側が期待する回答は、当然「大丈夫」という答えです。

早出や残業がある仕事にもかかわらず、対応できない人材は採用したくないからです。

正直に言って、早出や残業を嫌がる人を採用する会社は少ないと思います。

なので内定がほしいなら「早出、残業どちらも対応できます」と答えるのがベターです。

残業時間の長短はあれど、制御設計という仕事で常に定時上がりは難しいと思います。特に現場作業では自分のコントロールできない要素も多いので、早出・残業は受け入れるしかありません。

入社後、本社(地方)へ半年ほど研修へ行ってもらうのは大丈夫ですか?

弊社の設計思想を学ぶため、中途採用者は本社の設計部門で研修をうけてもらうシステムを採用してます。

入社後半年間は本社勤務となり、引っ越しは必須で所帯持ちであれば単身赴任です。

この質問は絶対に断ったらダメ。確実に不採用となります。

会社のルールであり研修は必須なので、特別扱いをできないからです。

不本意であっても面接の場では「問題ありません」と答えるのがベター。

下手に条件をつけても不採用となるので、いらないことは言わないのが大切です。

絶対に今の住居を離れたくないなら、内定を辞退すればOK。

こういった答えが決まっている質問には、本音ではなく面接官が欲しがる答えを返しましょう。

別パターンだと転勤の話があると思います。それも答えは決まっていて、転勤を承諾しない人は採用されません。

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